育休日誌 2週目

20240527(月) 8日目

寝かしつけをマスターしつつある。抱きながら背中をぽんぽん叩いてもよし、上下に揺らしながら歩いてもよし。「寝てほしい」というこちらの欲求はおくびにも出さず、仏の如き心持ちで気長に繰り返すことが肝要。
泣き方で何を求めているのかも判断できつつある。泣き声を細かく刻んでいる時はお腹が空いている、マジで不快な時はロングブレス、ただ眠い時は目をギュッと瞑りながら大きく泣くなど。目を瞑って泣いている時はまず優しく語りかけて目を開いてもらい、対話拒否の姿勢を崩してもらうところから始めると効果的だ。


20240528(火) 9日目

今朝は浅い眠りが続いていたのか全然寝つかず、ようやく9時頃に就寝。我々も朝食後、昼まで眠って休息。
今日で生後2週間。育休も取得開始から1週間以上経過した。取得前は育休を1週間取得した人の話を聞くと短すぎると思っていたし、その短期間で何が変わるのかとさえ思っていた。当然家庭の事情はさまざまであり、取得できる期間は人それぞれだが、実際取得してみると最初の1週間は恐ろしく長かった。普通に出勤している方が断然楽だ。夜中の授乳で実動時間が長いこと、日中は睡眠不足で空虚な時間が多いこと、祝休日という休息日が皆無なのがキツい。
同時に、仮に自分が1週間しか取得しなかった場合、8日目の子の状況は全く変わっていないし、残された妻の負担が増えるばかりで、やはりそれでは取得期間が短すぎるとも思う。
早く夜中8時間ぶっ通しで寝るようになってくれ〜〜。


20240529(水) 10日目

午前中はほとんど寝てくれず、9時から14時過ぎまでぐずる。妻もお疲れモード。15時頃から助産師訪問があった。ゲップのさせ方や体のケア方法など勉強になる点が多くありがたかったが、妻は、たとえばゲップのさせ方一つとっても、入院中から助産師さんによってノウハウが異なり、常に違う方法を示されるため正解が分からず苦労もあったようだ。ただ今日教えてもらった方法は我々にとって革命的だった。
母乳による育児を推奨される。まあ出るからにはあげた方が良いのはわかるが、出せない立場からすると妻に強要するのは難しい。辛そうだからだ。自分が代わってやれたらと強く思うがどうしようもないので、なんとかそれ以外の面で支えていきたい。
体重は増えすぎかと思うぐらい増えていた。4,060g。


20240530(木) 11日目

夕方3時間級のぐずり。もはや余裕の心持ち。オムツは替え済み、授乳済み、熱など異常なし、など人事を尽くしていればあとは天命が下るのを待つのみ。あやし続けるとしだいに泣き疲れてうとうとしてくるか、そのうち次の授乳時間になるか。妻も慣れてきた様子。
夕ご飯はChatGPTに聞いたレシピで鶏もも肉の照り焼き。美味しかった。
一日中家にいるとどうも水分不足になりがちなので、1時間毎にアラームを鳴らして水を飲むことにした。おしっこが止まりません。


20240531(金) 12日目

沐浴で一切泣かないのは初めて。だが夕方は恒例になりつつある長尺ぐずり。
妻の調べによると「コリック」というらしい。黄昏泣きは聞いたことがあった。2〜3か月頃にピークを迎えるとのことで、まだ先は長い。
昨日、今日は夜中起きるのが苦じゃなかった。だんだん慣れてきているのだろうか。両日とも日中の仮眠をしなかったが夜まで活動できた。今日は少し絵を描き始めた。この調子で生活に適応していきたい。


20240601(土) 13日目

午前中お義母さん来訪。妻が頼んでいた買い物をしてきてくれ、料理をしていってくれたが、何気ない一言が私の逆鱗を掠め、内心穏やかではなくなった。しばらくはまともに話したくないし、今後私からヘルプを出すことはない。
オムツは、病院で貰ったグーン、あらかじめ買ってあったパンパース、買い足したメリーズと変遷し、次はムーニーを買ってきた。だいたいどれも同じような性能だったが、強いていうならメリーズはオムツを替える時にテープが周りに引っ掛かることが多く、手間が多く感じた。パンパースの時はあまり気にならなかった気がする。


20240602(日) 14日目

私の両親と祖母が面会に。3人とも大変なはしゃぎようで、🌞はさながらファンに囲まれたアイドルだった。
ムーニーはこれまでの3製品と比べて一番合っているみたい。着脱も不自由ない。リピートしていくと思う。
夕方ぐずるのは恒例行事となり、妻も私も楽しめるようになった。本人は嫌だろうが、ロングブレスで肺の空気を全部使って泣く様子がたまらなく愛おしい。抱き抱えると人肌を感じて泣き止むのもまた良し。

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