東京を離れて
7~8年住んだ東京から先週神奈川に戻った。
1週間ほど過ごしてみて感じるのは、
スローだ。いい意味で。
東京ってのは田舎者の俺からすると、
何だろう、取りに行く場所というか、多少気は張る。
まあ俺の場合は体調を崩して、復帰の目処も立たなかったので、
「とりあえず環境を変えよう」と思って東京に出たわけだが。
しかし予想外だったのは俺が居た東京の街の人たちは皆優しかった。
削り合いを想像していたが、支え合いがそこにあった。
家族同然の関係も出来た。
良いことも悪いこともあったが、振り返ってみると「楽しかった」
だから立つ鳥あとを濁さず越せた。
最後に食べたのは行きつけの喫茶店のピラフ。
1店は閉じてしまったが、近くに2店あるうちの一つだ。
本当に人に支えられた。
近所を歩けば誰かが声をかけてくれる。
街のお祭りに誘われる、一緒に年を越せる家族がいる。
それは当時落ち込んだ自分には何より嬉しいことだった。
こっちに引っ越してから植物を育て始めた。
これもいつかやりたかったことだ。
小さいことだけど、いつかやりたかったことが最近少しづつ実現している。
それは自然にしているというよりは意識的に実現させている。
おそらく精神的に充実しているのだと思う。
仕事でよく行くので、東京とはまだまだ長い付き合いになるが、
距離感的には少し変わっていくだろう。
最後に最終日の東京の空の写真を載せておく。
とても澄んだ紺碧で東京らしい色をしていた。
HAIIRO DE ROSSI Profile
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