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FAVRICへ行った話

VtuberやVの者たちが、日々話題を作り出しているVR時代。
バーチャルの世界が日常になったとき、今まで当たり前の制約の中で身体にまとっていた服、そしてファッションは、バーチャルの世界で全てが自由になった時、どんなものが生まれるのかな。

 2019年9月29日、幕張メッセにて、 VR時代の本格ファッション&ライブイベント「FAVRIC」が開催されました。
 わたし自身、出身が服飾の専門学校であること、ソーシャルVRサービス「VRChat」の中で、バーチャル世界のフッションショー「Virtual Collection」を開催していたことから、このイベントにはずっと注目していました。
 というわけで、わたしから観たFAVRICについて、今回はお話したいと思います!
 良かった所も改善した方が良いんじゃないかな、という所もお話しますが、あくまで個人的な印象と感想です。

FAVRICに行ってきた

 会場は幕張メッセということで、まず会場に入るとだだっ広い待機ホールでした。
そこでは出演するVTuberが着用する衣装をリアルな服におこしたものの展示や、物販、フラワースタンドやプレゼントボックスがあり、お客さんは7割男性くらいかな。
 人はそれなりにいるとはいえ、ホールが広い分がらっとして寒々としているという印象でした。
(あくまで会場が広くて、ということで、お客さんはそれなりに多く賑わっていました!)

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 ▲千歳ゆうりさんへの愛を感じるフラワースタンド!

 ステージのホールに入場すると、ステージから伸びるランウェイに、間隔をあけて大型のディスプレイが並んでいました。
ステージ側にはさらに大きなスクリーンがあり、わくわくしました!

 開演は30分ほどおして、すでにスタンディングで待機していたので疲れてしまいましたが、はじまった瞬間のお客さんの盛り上がり(やっぱりリアルなイベントはこの盛り上がりがいいですよね!)で一気に吹っ飛びました!

 内容としては、
・ステージ上スクリーンでVtuberのライブが行われる
・途中、ステージ上スクリーンからランウェイスクリーンに移動してランウェイを歩く
・途中MCやコラボがはいる


というのを各VTuberが順番におこなっていく、という進行でした。
なので「ファッションショー」ではなく「ランウェイも歩く、いつもと違う衣装のVTuberライブ」ですね。
「FASHION × VIRTUAL × MUSIC = FAVRIC」がテーマということで、もちろんこの内容に関しては良いと思うのですが、ちょっと服の要素が弱い印象でした。

イベントに関しての感想

 衣装(服)に関して言及しているVTuberは少なく、またランウェイを歩いていても小さくてディテールが分からず、結局服のことはよく分からず終わってしまいました・・・。
公式Twitterで解説もあったのですが、Twitterはあくまで情報収集で、わたしはイベントを観に行っていたので、ううん・・・。
 待機ホールにあったリアルの衣装は、モデリングソフトから作ったものが展示されていたりと、観ていてとても楽しかったです!

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▲KMNZの衣装 後ろのポスターで着用している衣装ですね!
 
 音楽に関してはすごく良かったです!
わたしは普段VRChatで自分もVRのHMDをかぶってイベントを開催していたため、演出が3D(パーティクルとか)なんですよね。
なので大型モニターの2Dの演出が新鮮に感じたし、さすがVTuberというだけあって、盛り上がる曲選びやトークが可愛らしかったです。
とはいえ一部音楽と映像のズレがあったり、グリーンバックがでてしまっていたのは、Vtuberを扱ううえでプレゼンスがとても下がるので頑張ってもらいたい・・・。

 映像に関してですが、ここはあえて「映像」という表現を選びます。
VTuberのライブやウォーキング映像は、すべて録画されていて、リアルタイムの演技ではない、というのは分かっていますが、そこは触れずに楽しむのがお作法だと個人的には思っています。
 思っています、が、リアルに会場に足を運び、その瞬間をリアルタイムにファン同士楽しんでいる状態で観るには、あまりにも「録画」すぎて寂しくなりました・・・。
 わたしはVTuberの録画モーションのイベントは、今までニコ生でしか観たことなかったのでそこまで感じなかったのですが、今回リアルタイムのファンの盛り上がりを肌で感じてしまうと、「映像」を観ている感覚が浮き彫りになってしまいました。
これに関しては特に個人差があるとは思いますが・・・。
 さらに、ステージ上に映るランウェイのモデルが、会場にあるランウェイとかけ離れ過ぎていて、「今目の前にあるランウェイを歩いているわけではない」というのを感じてしまいました。
ここはせめて暗い会場にペンライトが光っている演出を織り交ぜて、本当にランウェイを上から映しているような感覚を作り上げてほしかったです。

 でも、良かったところももちろんあって。
MonsterZ MATEのお二人のステージは、ランウェイを歩く際にステージ上のスクリーンに、ランウェイの先から二人を映しているカメラワークになるのですが、二人の位置の前後感やカメラを超えていく演出は、本当にそこにバーチャルのランウェイがあるのを感じられてすごく良かったです。
あと、はじめに出演者全員でランスルー(ランウェイを歩いて帰っていく)するのも最高に格好良かったです!

 最後のアンコールに関しては、すごく微妙でした。
Twitterで公募していた「ルーキー」たちのステージだったのですが、
それぞれの「モデル」を「配置」して踊っているものでした。
個人的な知り合いも出演していたので、楽しみにしていたのですが、「出演者」として扱われていたルーキーたちが「アンコール」って?
アンコールってそもそもそういうものだったっけ?
 さらに、上でも「モデル」を「配置」してと書いていますが、わたしはこのステージに出演者が集まってショーを開催している、というていで観に行っていたのですが、運営の方のツイートに「イベント中にレンダリング」をしてモデルを「配置」していたと書いてあり・・・
あぁ、そっか、わたしのいた幕張メッセには何もなかったんだ。という寂しい気持ちになってしまいました。
もう少し、運営側がこのイベントを愛して大事にしてあげてほしかったです。

 総合してまとめてみると、
【良かったとこ】
・ビジュアル演出(サイトとかポスター最高に格好いい!)
・音楽
・Vtuberさんたちのパフォーマンス
【改善してほしいところ】
・プレゼンス落とさないこと
・映像の演出

というところでしょうか?

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▲LAMさん描き下ろしのビジュアル 数パターンあってどれも素敵!


バーチャルでファッションする

 色々と書きましたが、あの規模で「ファッション」というテーマでやりとげたのは、本当にすごいと思います。
 きっと想像できないくらいの時間と労力があったからこそ実現できたのではないでしょうか?
あのイベントを観ることができたこと、本当に良かったと思います。

 ファッションというと「服」というイメージが強いと思いますが、ファッションとはスタイルのことなので、音楽や映像演出、そもそもバーチャルであること、その全てがファッションだと思っています。
 なので、そもそもイベントの目的は?テーマは?みせるものは?ターゲットは?そのひとつひとつの要素がぶれてしまうと、その「ファッション」もぶれたものになってしまいます・・・。
 そういう意味で、バーチャルでファッションするということを、もう一度考え直すきかっけになりました!
 FAVRICは、どうやら来年も予定しているそうなので、来年さらに進化したイベントになっていることを期待しています!
楽しみですね!

 わたし自身、ソーシャルVRサービス「VRChat」でファッションショー「Virtual Collection」を開催しているのですが、今回のFAVRICはとても刺激になりました!
 次回のnoteでは、「Virtual Collection」とともに、もう一度わたしの中の「バーチャル×ファッション」を考えてみようと思います!

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バーチャル世界とリアル世界を行ったり来たりして、VRを中心にARやMRなどのXR関連の情報を発信しています! Twitterでは #はいえろノート のタグで手書きノートも公開しています! 最近は新卒として、メルカリXRチームにjoinしました!