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「ひとはなくもの」そんな小学生の想いに共感。

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「なんでそんなになくの。」
「泣く子はきらい。」
とママに叱られていた当時小学1年生の女の子が、
「ひとはなくもの」と主張したことから作られた紙芝居が本になったという。

そんな新聞記事が目に留まった。
(書籍はこちら)

泣くことは悪いことじゃない。
と、子どもと向き合う日々の中で改めて思っていたタイミングだったのでとても共感した。

この女の子みたいに、
こんな風に自分の気持ちを相手にちゃんと主張できたらいいけど
できなくて、"泣くことはよくない"と思って、
自分の感情に蓋をして生きていってほしくない。


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怒ってる涙も
悔しい涙も
悲しい涙も
嬉しい涙も
もらい泣きも
それ以外のよくわからない涙も
涙が出るなら泣いたらいい。

泣きたい気持ちも
怒ってる気持ちも
言葉にならない気持ちも
どんな気持ちも大事にしたらいいよ。
安心して出していい。

いろんな大人の都合で、
泣かないで、なんて押さえつけたくない。

そう心底思う気持ちと同時に
その全力のエネルギーにはぁとなったり、
もう泣かないで!と直接言ってしまったり、
そんな矛盾は、4年間でたくさんあった。

でもいつのまにか、
息子自身の成長も、
そんな時の私の捉え方や接し方も、
しっくりくるようになってきて。

伝え方や出し方を、
ゆっくり身に付けていけたらいいんだ。
私もその方法をただ伝えられたらいいんだ。

泣き止ませなくちゃとか、
なんでも泣いたらどうにでもなるって思わせちゃうかなとか、
わがままに育ってるのかなとか、
そんなふうに思ってしまうのはこちらの都合。

私だって気持ちの伝え方や出し方の完璧な答えなんて持ち合わせてないことも伝えながら、
一緒に試行錯誤して、彼自身のしっくりくる方法を見つけたらいい。

いつだってありのままを、受け止めたい。
それはずっと、ハハになってから変わらない私の想い。

どんな自分も安心して出せる場所がある、
と感じてもらえたら。

あとはなんとでもなるはず!


最後に。
涙といえば、この前のこと。

私が流産をして
そのことを伝えながら泣いてしまったとき、
ママの前では泣かないと言わんばかりにぐっと我慢して、
でも溢れてくる涙を顔を隠して一生懸命ぬぐっていた息子。

彼のあの涙と表情が忘れられなくて。
私の中のどうしようもならない気持ちが
すごく溶けていった。

そんな素敵な涙を見せてくれてありがとう。
とても救われたんだ。

涙が伝えてくれることも、
癒してくれることも
やっぱりたくさんあるね。

<emi>

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