見出し画像

授乳って大変なんだ。

出産前は、全然知らなかった。

授乳って、とっても大変なんだ。

私の場合、初めは母乳が出にくい上に、赤ちゃんの口に上手に含ませられなかった。

そして痛い。

こんなにも大変なのかと驚いた。

母乳が足りない分は、ミルクを飲ませることが出来るから、赤ちゃんの健康は保たれる。大丈夫。

でも、私は身も心もボロボロだった。上手く授乳をしてあげられないことに、焦り、悩み、泣いていた。

あの頃の自分に伝えたい。初めてなんだから、上手く出来なくて当たり前だよって。

出産〜入院中の約1週間、看護師さんや助産師さんに色々とアドバイスを頂いた。

クッションやタオルで高さを調整したり、抱き方を変えたり、なんとか退院までに少しコツがつかめてきた。

保護クリームを処方してもらい、授乳後に塗って、ラップで保護して何とか痛みに耐えていた。

そして、もう1つ大変なのが、睡眠不足。

赤ちゃんは、寝てもすぐ起きる。抱っこしてないと泣いちゃう。全然寝ない。

わたしも眠れない日が続いた。

睡眠不足は、気合いで乗り切れない。徐々に心にもダメージを与えていく。

だから、無理しないで。

入院中は、可能なら看護士さんに少し頼んで、睡眠時間を確保しよう。

そんなこんなで、あっという間の1週間。

退院。

本当に大丈夫なのだろうか…。不安すぎる。

家では、ミルクを作るのにも時間がかかる。大人が2人いれば、あやす係とミルクを作る係に分担できるけれど、1人のときは…。

泣く子をなだめながら、素早くミルクをつくり、人肌に冷ます。ミルクをあげたら、哺乳瓶を洗ったり、消毒したり…。

やっぱり、大人の手が2人分は欲しい。

退院してから数日後、母乳の出る量が増えてきた。そうなると、今度は乳腺が詰まる。詰まらないように気をつけていても、時々つまっちゃう。

保冷剤をハンカチに包んだもので冷やしたり、湯船につかってマッサージしつつ母乳を絞ったりして、痛みを和らげた。

(乳腺炎になってしまうこともあるので、無理せず早めに病院や助産院へ相談を!)

今は『液体ミルク』も販売されている。私の出産当時はまだ無かったが、震災時にフィンランドから支援物資として贈られたことがきっかけで広まったらしい。

常温で保管できるので、非常時の備えとしても、お出かけにも便利そうだ。

母乳が出なかったり、上手くあげられなかったりと、悩むお母さんは多い。私は母乳が少なめで、ミルクと混合で育てたが、結果とても良かったと思っている。

ミルクをあげる時間は、家族に任せて休憩できる。家族も、赤ちゃんにミルクをあげられて嬉しそう。

だから母乳にこだわりすぎないで。ミルクに頼って良いんだよ。

授乳はイロイロ大変だけど、赤ちゃんと過ごせる楽しい時間。今となっては良い思い出だ。

今もどこかで、寝不足で、孤独な気持ちで、夜中に授乳をしているまママがいると思う。

どうか、無理しすぎないで欲しい。

もし、このノートを読んでいるあなたが、育児中のママの家族なら、優しく話を聞いてあげて欲しい。

子育てって、時に孤独な気持ちになってしまうこともあるものだから。

出産後は、ホルモンバランスの急激な変化から、上手く自分の気持ちをコントロールできないこともある。わたしも些細なことでイライラしやすくなってしまっていた。

授乳って、赤ちゃんのお世話って、大変なんだ。

どうか、無理しすぎないで。

家事は、手抜きしちゃっていいんだよ。🤗

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?