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ロンサム買い物ブルース

遂に1週間以上更新が滞ってしまった。仕事が遅くまで続いて更新どころではなかった日、趣味に没頭していた為に更新できなかった日、ただただ眠くてそのまま日付を跨いでしまった日、エトセトラ。いろいろな日が続いて、更新が遠退くとどういう風に日記を書いていたのかまったく思い出せなくなって(書き方なんてものはまるでないのだけれども)、そうなるとどんどん滞りの沼にハマってしまう。10月に入ってから更新がまったくなかった。今回が10月はじめての更新となる。

10月に入ってから緊急事態宣言が解除された。久しぶりに飲み屋さんへ足を運んだりして、“あの頃”の生活が少しだけ戻った、けど、脳内に緊急事態宣言がおでんの大根のようにしみしみにいい感じに染み込んでしまっていたから、なんか悪いことをしているのではないか、と少し動揺してしまった。十条にある斎藤酒場という飲み屋さんがぼくの幕開け場所となった。2年振りくらいに行ったのかな。そもそも寄る予定はなかったのだが、ぷらぷらとその辺りを歩いていた際に通り掛かったら、あと5分で開店ということを知って、その辺りをうろうろしてもう一度戻っているとオープンしていた。いい飲み屋さんだ。緊急事態宣言明けに行く飲み屋さんとしては、まったく意図していなかったけどベストだったのではないかと思う。

レコードを買ったり、洋服を買ったりと、休日はいろいろと楽しんでいる。ロンサム買い物ブルース。
昨日はユニクロでジャージー素材のコンフォートジャケットというものを購入した。

気軽に羽織れるジャケットというものを持っていなかった。ジャージー素材なので生地が柔らかくて着心地もいい感じだ。ジーパン、チノパン、なんでも合いそうなので使い勝手が良さそうというところもいい。
他にもいろいろと買い物をしていて、この土日は調子に乗り過ぎた。今週は大人しくしていようと思う。

今年最後だということを願って、祈って、冷房をつけている。むしむしとして嫌な感じだ。今年最後だと思いたい。

昨日の日曜日は、東京都現代美術館で開催中の『GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?』を観に行ってきた。開催がはじまってからずっと足を運びたかったが、開催期間ギリギリのところでやっと観に行くことができた。

日曜日だったので並ぶことも覚悟で向かった。しかし人はそれなりにたくさんいたけど混雑して身動きが取れない、ということはまったくなかった。
ぼくは横尾忠則のことはそんなに詳しくはない、というか、情報としてほぼ真っさらな状態に近い。そんな状態で入場したものだから、最初からけっこうちんぷんかんぷんで理解ができなかった。しかし、結構序盤で、この理解するということを諦めて、もう単純に作品を見ていこう、おもしろいものも好みではないものもどちらもたくさんあるだろう、というスタンスに切り替えた。
結果的に、やっぱり行ってよかった。はじめて横尾忠則の作品を生で見て感じることができたのがうれしい。好きな作品はいくつもあった。それと同じくらいにちんぷんかんぷんな作品もたくさんあったけど。
これを読んで、「ハッ!行きたい!行こう!」というところに行き着く人はまるで皆無だけれども、今週の日曜日まで開催されているので、行って損はないと思う。というか、行ってみるべきなのではないかと思う。ぼくははじめてだったけれども、横尾忠則の現時点での集大成に触れた気がした。ぼくみたいなペーペーでも大歓迎だと思うし、単純におもしろいので行ってみてはどうでしょう。木場のあの辺をぷらぷら散歩するのも楽しい。

こういう展示会の醍醐味といえば、グッズ販売だ。ぼくはだいたい図録を買う。
今回の図録は迷いに迷った。

『GENKYO 横尾忠則 II Works』を保護した。そう、セカンドという表記があるように、ファーストも存在している。ファーストはサンプルをパラパラと眺めたけど、これまでの人生を過去のインタビューとか写真とかでまとめたガイドブックだった。勿論作品も掲載されてはいるけど、ガイドブックなのでやはり文字の比率が多い。ぼくが保護したセカンドは、今回の展示約1,000点をまとめた図録。値段も値段なので、10分くらい悩んでセカンドのみを保護した。しかし、やっぱりファーストも買っておくべきだった…と後悔。ガイドブックなので、より詳しく横尾忠則を知る為には買っておいた方がよかったのでは、と思った。ここまできたらファーストの2,500円をケチるべきではなかったな、と思う。
この手の本は、紀伊國屋なんかに行けば簡単に手に入るけど、展示を観に行ったその日の物販で買うことが醍醐味だと思う。好きなバンドのライブの物販にあるTシャツとか、普通にイオンモールなどで売られていたとしても、そのときの気分にもよるけど、たぶん買わないだろう。そんな感じだ。

今週もがんばっていこう。

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