うえおかともこ

NPO法人コドモト 代表 https://www.kodomoto.info / 株)…

うえおかともこ

NPO法人コドモト 代表 https://www.kodomoto.info / 株)HAGURE 代表 / 2児の母 / 元ゲームプランナー / 歴史、社会、心理、教育、子ども、生活から漫画まで / 妄想しすぎて現実世界で粗相の多い人 / 森の端でコーヒー片手にずっと本読みたい

最近の記事

ストレスとは何かーその原因と、結果として起こること

「ストレス」という言葉はあまりにもよく使われているけれど、個別な事象でなく一般的な現象として、ストレスを抱えた人がどのような状態にあるか、またその結果としてどういうことが起こるかが考えられることはあまりないように思う。 私が「ストレスとは何か」ということについて考えることになったきっかけは、母のガンだった。 ガンの原因になることとして、食事や生活習慣などがよくあげられる。 しかし、スポーツインストラクターで運動は仕事でも趣味でもよくしていて、食事も気を使い、「健康オタク」

    • 子どもが入院して感じた医療関係者の方々と日本の医療システムへのありがたみ

      うちの8歳と5歳の娘達は身体が丈夫な方で、ありがたいことにこれまで病院にお世話になることもそれほど多くなかった。けど、先週の金曜に上の娘が盲腸で入院して、私の知らなかった医療現場を見たので、今日はその話を書こうと思う。 前回の記事でも診断の時のことは書いたけれど、改めて振り返ってみると、結構ギリギリのところで、何人かの先生それぞれに良い診断をしてもらえたと思う。 最初に行った近くの小児科では、最初「普通の胃腸炎」という診断が出そうだった。でも、痛みが24時間近く続いていて

      • 二人の子育て中、夫が在宅ワークで本気で助かったと思った一件

        うちの夫は4月から完全に在宅ワークになり、それ以降毎日家にいる。 ごはんも作ってくれるし、私の家事負担は完全に半減されたので、子育て層のリモートワークの大変さを聞くにつれ、私ばっか楽してごめんなさいねという気持ちにならないでもなかったのだけれど、それとは別の点で今日は夫が在宅ワークで本気で助かった…!と思った一件があった。 事の始まりは昨日の夕方、8歳の上の娘がお腹が痛いと言い出した。 少し早めに寝かしたけれど、今朝もまだお腹が痛くて熱もあったので、学校は休んだ。朝と午後イ

        • お金を使えない専業主婦と、お金で時間を買いたいワーママ

          ある時私が 「お金を使うことにいつも躊躇する」 というようなことをポロッとこぼしたら、その言葉に夫がとても衝撃を覚えていた。 夫は、私がそんな風に思っているなんて、考えたこともなかったらしい。 子育て中のママたちでもお金を使えるのはいわゆるワーママか育休中の人。それ以外の人はめちゃくちゃ財布の紐が固いというのは、私の子育て中の仲間内ではいわば常識だった。 だから、夫が私のお金に対する意識にショックを受けてたことに、逆に私も驚いた。 「専業主婦」の金銭感覚 私は日々の食

        ストレスとは何かーその原因と、結果として起こること

          子どもの手がかかるうちに、あえて仲間を集め、子育て情報サイトを始めたわけ

          子育て情報サイト「コドモト」を仲間とともにオープンしたのは、2017年3月。 この企画書を書いた2015年12月、その時うちの子はまだ3歳と1歳の一番手のかかる時期。 「明日子どもとどうやって過ごそう」を考えることが、楽しみではなく、苦痛になり、心身ともに限界が来ていた頃だった。 10分15分の休憩すら満足に取れない毎日の中、体は自由にならなくても、頭の中は自由だと、料理をしている間、洗濯を干している間に企画書の内容を頭の中で考えていた。 朝早く起き、子どもたちが起きて

          子どもの手がかかるうちに、あえて仲間を集め、子育て情報サイトを始めたわけ

          おもてなしされる子どもたち

          「ママ〜、つまんな〜い、何すればいいの〜?」 これは、5歳と8歳の娘がしばしば言うセリフだ。 「やりたいことくらい自分で考えなよ」 と私も夫も言う。 ステイホームで1日家にいる日が続き、退屈は否めない。姉妹で公園に遊びに行かせるも、1時間持つかどうか。すぐに飽きて帰ってきてしまう。 家で二人で盛り上がっていれば良いけれど、どちらかが読書とか一人遊びに熱中して、もう一人が手持ち無沙汰になるというのがうちでのあるあるだ。 自分で遊びたいことを見つけられない子どもに誰がした

          おもてなしされる子どもたち

          働くことと、子どもと共に過ごすこと、その葛藤

          中2の頃、それまで特別運動神経が良いとは思えなかった男子に短距離走で負けた。 私はぶっちぎりとは言えないけれど、まあまあ足の早い方で、それまでその男子なんて全然相手にならないと思っていた。 だから、それはもう、めちゃくちゃ悔しかった。 女っていう性別だけで、男に勝てないものがあるような気がしたからだ。 その瞬間、なぜか私の中で、将来自分は子どもが欲しいけれど、そうすると仕事で男と同等に働けない、負けるみたいなイメージがガーっと湧いてきて、どこにもぶつけようのない悔しさと腹

          働くことと、子どもと共に過ごすこと、その葛藤

          明日、死ぬかもしれない

          コロナでステイホームを続ける中、私は思い出していた。 「明日、死ぬかもしれない」 10代の中頃、そんな妄想に取り憑かれて、毎日謎の何かに怯えながら暮らしていたことを。 「一歩でも外に出たら、交通事故に合うかもしれない。  急に病気になるかもしれない」 これだけ見るとかなり中二病チック。この考えに私が取り憑かれることになったのは、まさに思春期、中3の終わりのことだった。 うちで飼っていた犬の胸に小さな腫瘍が見つかった。愛犬はまだ5歳。成犬だけど、キャッキャはしゃいで落

          明日、死ぬかもしれない