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単語でしか話せない子から2語文を引き出す関わりのコツ

「ようやく単語で話し始めたけど、2語文で話せるようになるにはどんな関わりが必要なのかな?生活の中で取り組める方法を知りたい」

こういった悩みにおこたえします。


この記事の内容

  • 2語文に必要なのは語彙の拡大!

  • 聞いた情報を覚える力も大切

  • 生活の中で2語文を育てるコツ


この記事を書いた人

Twitter(@hagukumichild


お子さんのことばの発達がゆっくりだと心配になりますよね。

ことばの発達の専門家である言語聴覚士に相談したくても、小児専門の言語聴覚士は少なく、なかなか相談・支援を受けられない現状があります。

この記事は、子ども専門の言語聴覚士として働いている僕が、ある保育園で保護者向けに講演した内容をスライドとともに書き起こしています。


記事の中では『2語文が話せるようになるまでの発達』を解説しながら、『生活の中でことばを育むためのコツ』を紹介していきます。

現在、単語で話せるようになったけど、なかぬか2語文につながらない・・・という心配のヒントになると思います。

読んで頂くことで、日々の生活でどのように関わることが大切なのかを理解して頂けるはず。

ちなみに、、、

「読んでみたけど、全然やくに立たないよ。」
という方には、購入後24時間以内であれば返金を受け付けています。

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★ 感想をいただきました! ★

→コメントをありがとうございます!生活の中で活かしてもらえるよう、関わりの具体例を追加しました!!(2021/12/15)

★ ★ ★

それでは、どうぞ!



2語文に大切な2つのポイント

単語でのお話ができるようになった子が、2語文へとつなげていくためには、以下の2つが育つ必要があります。

  • 動詞・形容詞などの語彙

  • 聞いた情報を覚える力


語彙が広がることが重要

単語から文レベルへと発話をつなげていくためには、動詞や形容詞などの語彙が広がる必要があります。

なぜなら、初期に獲得する「ママ」「ブーブ」等の名詞だけでは文を構成することが難しいからです。

例えば、2語文なら「ママ、抱っこ」「おちゃ、飲む」などの『名詞+動詞』の形で表現が始まることが多いですよね。

「おっきい、ブーブ」「ながーい、にょろにょろ」など『形容詞+名詞』のこともあるかと思います。

話し始めた頃は名詞が中心でしたが、文レベルにつなげるには動詞や形容詞といった他の品詞に語彙を広げていくことが重要です。


聞いた情報を覚える力も大切

単語から文レベルへと発話をつなげるためには、聞いた情報を覚える力がつくことが大切です。

言葉は「理解できるようになってから、言えるようになる」という原則があります。

2語文を理解するためには、聞いた2つの単語を覚えなくてはいけません。

例えば、「ゴミ、捨ててね」という2語文なら「ゴミ」と「捨てて」の2要素を記憶できなくては、文の意味を理解できません。

同様に、3語文なら3要素の記憶が必要ということですね。


語彙の拡大

では、子どもたちがどのように語彙を広げていくのかを解説していきます。

語彙は、単語が出始めた後、以下のような順番で広がっていく場合が多いです。

  1. 語彙爆発(ボキャブラリー・スパート)

  2. なになに期(質問期)

  3. 動詞の拡大

  4. 形容詞・感情語の拡大

それぞれを解説していきますね!


語彙爆発(ボキャブラリー・スパート)

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ゆう

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