見出し画像

会社員失格女が年収1000万に至るまで|「低単価の壁」を突破するには

初心者ライターが最初にぶつかるのは単価の壁だろう。実力がなければ高単価の仕事は来ない。クラウドソーシング系のライティング案件をみると、地を這うような低単価案件が魑魅魍魎のようにあふれている。「だれでもいい」とする低単価案件をいくらこなしたとて、生活費を稼ぐのは夢のまた夢と思われる。

実力と実績が伴わなければ単価は上がらない。いきなり書き始める人がいるが、これはご法度である。1本目の原稿を書きながらでもいいから、ライティングの基礎勉強をするべきだ。

勉強しないまま書き続けるのは、公式(本来の解法)を知らないままひたすら学習ドリルを解き続けるのと同じ無謀な力技だ。ライティングだと明確な正解がわからないまま続行することになり、学習効率が非常に悪い。

クライアントも質の悪い原稿が納品されてくるので継続依頼を躊躇し、リピート受注もできない。フィードバックがあれば次回に生かせるが、クライアントからするとはちゃめちゃな原稿に赤を入れてフィードバックするのはかなり骨が折れるボランティアであり、なかなか成長の機会は与えられない。当然単価アップにもつながらない。

勉強しないままやみくもに書き続けても、低単価の記事を量産する“安月給の重労働”から抜け出せない。なんなら、粗悪な原稿ばかり増えて社会のためにもならない。

私は学生時代から独立後まで複数の講座に通ったが、難しい場合はせめてライティングに関する本を読むのがおすすめだ。1000円前後で体系的な学習ができるのだから、本は偉大である。私が初期に読んだ本は下記。いずれも良書でお世話になった。


講座はというと、学生時代に宣伝会議のコピーライター講座(約17万円)、会社員時代に編集・ライター講座(約17万円)、独立後に明日のライターゼミ(約6万円)、ブックライター講座(約20万円)に通った。総額60万円だが、トータルで5年かけているので1年あたり12万円、月に1万円の投資である。

通わなければ今の質にたどりついていないし横のつながりも生まれていないので、じゅうぶんにリターンはあった。正直30倍くらいのリターンがあったと思う。
※特に勉強になり、横のつながりが生まれ、リターンがあったのは宣伝会議の講座

急がば回れと言うが、早く成功したければ勉強するべきだ。私自身、そろそろ次のフェーズに行かなければと焦り、こうしてせっせと直接的収入につながらないnoteの毎日更新を始めた。ぐっと我慢、は大事な長期投資である。回り道にこそ貴重な隠しアイテムが潜んでいるのは、RPGゲームの常なのだ。人生も同じだろう。

▼バックナンバー
1:会社員失格女が年収1000万に至るまで|独立準備期
2:会社員失格女が年収1000万に至るまで|1か月め
3:新人フリーランスに必要な武器
4:仕事の効率を上げる方法

aki kawori | Twitter

最後まで読んでいただいてありがとうございます!Xでも文章や本づくりのコツや考えをポストしてますので、フォローしていただけるとうれしいです。出版・編集の仲間も募集中です! https://twitter.com/hagiwriter