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孤高の天才芸人 ハクション中西が持つアバンギャルドなキャッチーさと予測不能な科学変化

皆さんは日常生活において

ポップ

キャッチー

どちらの言葉を使うことが多いですか?
筆者はキャッチーという言葉をよく使います。
ポップよりも広い意味で捉える事が出来ますし、
どんな分野の物事においても
キャッチーな部分って存在すると思うんです。

極端な例ですが

こちらの2曲。
人それぞれ違う意見があると思うんですけど
筆者にとってはどちらもキャッチーなんですよね。
というかあぶらだこってバンド名が
既にキャッチーじゃないかと。
ビンビコビンにキャッチーじゃないかと。
大衆性=キャッチー(ポップ)って解釈をするのは
少し勿体無い事だと思うんです。

あとちょっとした認識のズレが引き起こす
化学変化みたいなものも凄く好きなんですよね。
スラッシュメタルを演奏しているつもりでも
演奏がボロボロなせいで
ハードコアパンクにしか聴こえないバンドや
歌ってる本人は気持ち切なめなラブソングを歌ってるつもりでも
人間性が溢れ出し過ぎていて

「こいつライブ終わったら●ぬんじゃないかな?」

と思わせるようなものとか最高だなーと思うんです。


今回紹介するハクション中西氏もそんなお方です。



ルービック、さかなDVD(キングオブコント2009,2010準決勝進出)という
コンビ活動を経て2011年からピン芸人として活動を開始。
コントから落語、事務所の若手芸人さんを集めた自主企画を行うなど
知る人ぞ知るお笑い芸人として活躍する傍ら、
作家としても活動しており
noteで自身のネタ(いわば台本)の販売をしたり
自身の書いたネタを他のお笑い芸人さんに
カバーしてもらうライブが企画されたりと
非常にユニークかつクリエイティブな活動を続ける
関西お笑い界における異端児中の異端児。


去年スピードワゴンのお2人が司会を務めるabema TVの番組で
金属バットのご両人と共演されていたので
ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

大変お恥ずかしながら
筆者はこの番組経由でハクション中西氏に辿り着いたクチです。

ただ前述のabemaの番組や
本人のTwitterを読んで頂ければ分かるのですが

・お世辞にも華があるとは言い難い風貌
・フリートークなどで垣間見える隠しきれない闇の深さ
・レベル高めのエゴサーチおじさん
・将棋アマチュア三段
・愛犬(ココちゃん)がかわいい

などなど
最後の2つはさておき
「本当に天才なの?」と疑う人がいるのもまた事実。
特に闇の深さに関しては日に日に増す一方で
スープレックス解散直後の劇団ひとり氏のような
ニヒリズムすら感じてしまいます。

ですがそんなハクション中西氏
焦燥感や禍々しさを時に緻密に、時には暴力的に解体し
変幻自在に融合させるアヴァンギャルドなユーモアセンスに
筆者は非凡なものを感じざるにはいられないのです。


そんなわけで前置きが長くなりましたが
今回はハクション中西氏のお勧めネタを
筆者がキャッチーだなと思う順から
甘口→中辛→辛口→激辛のカレー方式で紹介。

まずはこちら。

甘口

[チャーハン(仮)]


くたびれたおっさんが女性と話しているだけのコントと言われたら
それまでなのですが、
突如ギアの掛かるハクション氏が猛烈に面白い作品。
ネタのシチュエーションと展開が
非常にドラマチックな作りになっており、
HNB(ハクション中西ビギナーの略)の方にも
取っ付きやすい作品なんじゃないかと。
ちなみに筆者は初めてこのネタを見たとき
何故か「YAWARA!」の最終巻を読み直したくなりました。


お次はこちら。

中辛

[ハクション中西以外の芸人の楽屋での会話]


中辛でコレです。
何のためらいもなく反則していくスタイル、最高ですね。
でもこちらもまだまだキャッチーな部類。
ハクション氏のどこまで計算なのか分からない
プリミティブ a.k.a 不安定な演技力が光る作品(褒めてます)で
要所要所に散りばめられたキラーワードがジワります。
でもショーレースでやったら間違いなく落とされるやつだと思います。


問題はここから。


辛口

[天才脳外科医]

来ましたねー笑
サムネの時点でヤバみリバーブ深め。
ネタの9割9分がウザさだけで構成された超猟奇的コント。
ハクション氏のネタでは珍しい
最初から最後まで全力で駆け抜けるゴリ押しスタイルで
ネタの内容が内容なだけに一瞬入るブレイクがとても良いスパイスになっています。
ブルータルかつダビーな2分22秒に震えて下さい。


最後に紹介するのがこちら。

激辛

[ババア]


狂気。
ただただ狂気。
筆者は初めて見たとき腹抱えて笑ったんですけど
4歳の時に見てたら間違いなくガン泣きしてたと思います。
そんな自信に満ち溢れてしまうくらい
見る人の心をエグり倒す
コントであり文学であり一種のミュージカルともいえる問題作。


でも一番驚いたのはこちらのツイート。



うーん、これは天才。
この記事を読んで少しでも興味の湧いた方は
是非ライブにも足を運んでみて下さい。


ちなみにコントではないのですが
ハクション中西氏企画のこちらもおススメです。
ハクション氏の前説から最高なやつ。
NHKの朝ドラで聞ける関西弁。

[連帯責任謝罪会見]


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