オカンとお友達ウィーク
それは木曜日の帰りに突然やってきた。
休憩していた時になんとなく節々の軋みを感じてはいたんだけど。
仕事終わって外に出るとイヤに冷える…
電車の中はシート下の空調がとても暖かくて
“こりゃええわぁ、このままここに埋まっていたい″
しかし降りなければ家に辿り着くことは出来ない。
ホームに降り立った途端…
一気に襲いかかるオカン…オカン…悪寒!
身体の震えを抑えることも出来ず、足の付け根、腰はギシギシと痛い。きっとC3POの方が滑らかな動きに見えるであろう歩きでなんとか家まで帰りつく。
翌朝になってもイマイチパッとしない感じだったが、休みでもあったし今日は一歩も家から出ないと決めてPCの引っ越し作業のみ行うことにした。
布団をかぶってPCをかまっていたけど昨晩のガクブルと思えばまだ元気であったので、昼メシを作って喰い薬を飲んであとは寝てしまおうと…
とりあえず発汗させた方がええやろとの素人考えで、痛む肩や腰にカイロを貼りまくり布団で横になり映画など観て涙もいっぱい代謝するも一向に良くなる気配はなく、夜には食欲までなくなってしまった。
嫁さん帰って来て熱くらい測ってみろと体温計を渡される…38度5分…あいや〜…
それでも今夜がピークだろうと勝手に決め明日の仕事に備えることにした。
翌朝は起きた瞬間から強烈な違和感しかなかった。
口の中の独特な渇きが”まだまだ終わっちゃいないぜ”と言っている。お客様絡みの予定もあるし、とりあえず仕事に行くか。割と熱には強いほうだしな。これも実に素人考えだ。
喫煙される方はわかると思いますが“風邪ひいちゃってるバロメーター“はタバコの味が顕著ですね。やはり口の渇き感が影響するんやろかね?
もうひとつ…これは男性しか理解できないと思うのですが、
チ◯チ◯がものすごくクニャクニャになる
ハイまたチ◯チ◯の話…すいません
玉を擁するB具材ではなくA具材のほうだ。普段はつまんでみると奥の方に若干の芯を感じるのですが、発熱するほどの風邪に見舞われている時にはその芯の部分をまるで感じないんだな。ホントおもしろいほどクニャクニャなのよ。
"こんな時におまえに血液使ってる場合じゃないんだわ!”という俺の身体の明確な意志を感じますね。ホント人間の身体ってスゴイ!
口の渇きとクニャクニャA具材でなんとか仕事をこなし3日が経過しやっと復調の兆しが見えてきた月曜日。出勤前の体温は36度5分。よし…今日には終われるかも?当たり前なんだがしばらくビール吞んでなかったから今夜こそは…熱が上がっていないようなら…
ただいま~
「おかえり~、大丈夫かね?」
けんおん!けんおん!
「今日もうどんでいい?」
けんおん!けんおん!
俺は『賭博破戒録カイジ』の大槻班長のノーカンばりに連呼していた。変な気配を悟った嫁さんが検温中の俺に言う。
「ビールは吞んじゃだめだよ!」さすがだな嫁さん…
さぁ検温の結果は...
36度9分…ん~、な、なんともグレーな…
ここはよしとしよう…で、ビールの味はどうなんだ?ひっそりプルトップを引いたがそりゃ音は聞こえるわな。
「こらー!」
変な苦みを感じることもなく普通に旨い!
「1本だけだからねー!」
自分が昭和のお父さんになれたような錯覚と体調の戻ったことのよろこびを同時に感じていた。
ウイルス的なものは進化して形を変えてやって来られると思うと免疫力って大事なんやろねぇ。
皆様、季節的にも充分お気を付けくださいね。
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