さぁどうしよう…

休みの日の買い物コースにあるスーパーが閉店する…

すぐ隣に地元のスーパーが君臨しているので買い物は別に困ることはないが…

地元スーパーはいつも混んでおり、俺はさほど混雑していない此方の店のほうがルーティンだったんだけど…

しかし俺を脅かす事実が発覚した。

閉店するスーパーの駐車場には資源回収業者の回収場所が設置されていたのだ。ほぼ休みごとに空き缶やペットボトルを俺はせっせと運んでいた。我が家の大半の空き缶や空きペットボトルは俺が生み出したものであり、批判を回避する為自身で回収場所へ持ち込んでいたのだ。なのに閉店に伴いここもなくなってしまう…

さぁ来週から空き缶やペットボトルをため込まなければならんのか…自分で排出するモノを処分していたからこそ家族から目をつぶってもらえていた呑んだくれ具合が、やたら目につくようになってまうがね!

さぁハゲ困った…

嫁さんは何も考えず「紙パックにすりゃいーじゃん」とのたまっていたが、炭酸水にしてもペットボトルだし紙パックの何を飲めと…紙バックの日本酒、焼酎をストレートでいけと言うのか…死んでまうな、きっと。

牛乳?3ℓも飲んだら絶対お腹壊してまうがね。

容量多めの炭酸水なら空容器の出る量は減らせるか…んー…

「そろそろ考え直す時期なんだよ…」

嫁さんが俺の奥にモヤモヤしていた言葉を放つ。

そうだよ…確かに血圧とか気にしてしまう年齢になってきたよ…

んー…歯切れの悪い反応の俺に嫁さんが畳み掛ける。

「じゃあ○○○まで捨てに行くの?」

え?◯◯◯は徒歩20分くらいの場所にあるスーパーだ。回収場所あるんだ?そなの?行くよ行く!今回閉店するスーパーのたかだか倍くらいの距離だよ。歩きの距離が増えるのも運動の観点からも大歓迎だ。なんだよ…早く教えてくれよ。

母親に叱られてしょげていた子供は、あっという間にテンションが戻った。むしろ休みの日のコース取りが変わることでの新たな切り口への期待すら芽生えていた。

ええ、ダメ大人ですけど…なにか?

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