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『「お客さま」だけにいい顔をしてきた』結果が業界全体の不人気と万年人手不足なのでは?

飲食業は求人の中でも「不人気」とされており、人手不足とあっては「お客さま」だけにいい顔をするだけでは生き残っていけない時代となり始めている。
こうしたこともあってか、2019年~20年にかけての年末年始には、濃淡こそあれ休業という判断を取る飲食店も増えてきた。

すでに方々から言われているだろうが、『「お客さま」だけにいい顔をしてきた』結果が業界全体の不人気と万年人手不足という現実では? というのが正直な感想。

それを考えれば、濃淡はあれど年末年始に休業という判断を取る飲食店が増えてきたのは素直に嬉しいと思う。
実際、社会人になったばかりのころは単純に便利だとしか思っていなかったが、年を経るにつれ段々と申し訳なさのほうが先に立つようになってきたのだから。
だいたい、周りが一斉に休みに入る中、自分たちだけ年始年末働きづめでなおかつモチベーションを維持しろだなんて言われたら、大多数の人間が理不尽と思うだろう。笑顔で納得できる超人がいたら拝んでみたいわ。

年末年始のファミリーレストラン営業について、サイボウズチームワーク総研の調査でも

・完全休業でも良い − 38.2%。
・完全休業は困るが、時短営業でも良い - 46.7%

と8割以上が「短縮営業でも良い」と考えているのだから、飲食業界はもっと休んだほうがいい。
そして、「神様」を自称するような客は高確率で「疫病」神なので、企業のためにも何より従業員のためにもきっちりお断りする体制を整えていくべきだ。そうすれば利用する側としても安心して利用でき、お互いメリットしかない。デメリットを食らうのは迷惑な疫病神だけだ。

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