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お金を稼ぐのは「幸せ」の為じゃなくて「不安だから」だった。

あるポッドキャストで「幸せ」とお金について語っていたのを聞いて、「うーん。私って幸せの為にお金を稼いでるのかな。お金があったら幸せっていう構図があまりしっくりこない。何のために稼いでるのだ??」とふと疑問に思った。

ソーシャルベンチャー、EGS投資とかでお金じゃない尺度で物事を見るようになったとは思うけれど、まだまだ私たちはお金に縛られていと感じます。新卒採用をしていても、「やりたいこと」を追求するとNPO法人になるのだけれど、そうなると年収の面で下がってくる。結果、大手メーカーやコンサルに流れていくという学生を多く見てきました。
かくいう私もお金に縛られている一人です。メーカーから介護業界に転職するにあたって、業界未経験者なので年収は下がったもののこれ以上低くなるとおそらく転職はしていないと思います。(ちなみにあと年収が200万円下がっても生活は出来る)
私は独身だし、借金もないし、別に大きなお金が必要なわけではありません。じゃあなんで私は年収を下げたくないのだろう?ふと思いました。

幸福度とお金の関係については研究があるようで、年収7万5,000米ドル(日本円で800万円)までは幸福度と年収は相関関係にあって、年収800万円をこえると幸福度は一定になるそうです。

私は今幸せだと思います。その幸せの要素はほとんどお金で買えないものです。家族だったり、友達との繋がりだったり、仕事だったり。年収が下がってもおそらく私の周りからはなくならない幸せだと思う。

やはり私は「幸せ」の為にお金を稼いでるわけでは無さそう。では何のためか。それは「不安」だからだと思いました。なんとなく未来が不安で、お金があればなんとなく安心かもしれないという思い込み。

人間は進化の過程で、外的なものから身を守る為にネガティブなものに反応しやすくなっているようです。だから「不安」を感じやすい。安心な未来なんてなくて、誰もが未来に何が起こるかなんて予想出来ない。だから「不安」は何を使っても取り除けない。だから「不安」を取り除くためにお金を稼ぐのは不毛かもしれないな。

一人のうちは、毎日を楽しく生きる為に働きたい。だから働くをお金を稼ぐ手段にしたくない。楽しく生きる為の手段にしたい。


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