秋の庭からーお彼岸に咲く『ヒガンバナ』
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。秋のお彼岸の真っ只中。そして、そのことを良く知っているのか、田んぼの畦道には「彼岸花（ヒガンバナ）」が咲き始めました。
今年の様子が、なんだかちょっと去年と違う。。。そう感じた散歩道。
今日は「ヒガンバナ」のお話です。
ヒガンバナとは
ヒガンバナ（彼岸花）ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
球根植物 中国大陸原産
ヒガンバナは、葉っぱよりも先に茎が伸びて花がパッと咲きます。赤い彼岸花は緑に生えてそこに火が灯ったようにパッと咲くので、とても目立ちますね。
元々は、中国原産ですが、本当に遠い遠い昔（古代と言った方がいいかも。）に日本へやってきたそうで、どうやって渡ってきたのか。そう言ったことはわかっていないそうです。
不思議な花ですね。
ヒガンバナという名前は、そう、この秋の彼岸の時期に咲くことから名付けられました。その他にも有名なところで「死人花（しにびとばな）」や「幽霊花（ゆうれいばな）」など、調べれば調べるほど他にもおどろおどろしい名前がついています。
これは、土葬だった時代に獣が死体を掘り起こさないように、と毒性のあるヒガンバナを多数墓地に植えたから。ヒガンバナはどうしても死を連想させる花である。といった説もあります。
今年の彼岸花がなんか変
ヒガンバナが田んぼの畦道にザーッと咲く場所は、私のお散歩コースの一つです。お散歩を始めたのは昨年の10月半ば頃になってからだったので、もうヒガンバナは咲いていませんでした。
それでも、車で走る時には車を停めて毎年写真を撮るのを楽しみにしていました。
毎年毎年見かけるヒガンバナの風景ですが、今年は少し開花が遅れました。
それは、１年前に書いたヒガンバナの記事を見れば一目瞭然。
今年は、まだ５割ほどが蕾なんですよね。
ヒガンバナが開花するメカニズム
なぜ、開花が遅れたのかというと、これは9月上旬の気温の高さが影響しています。葉っぱも出していない状態で、どうしてこの彼岸の季節にちゃんと花を咲かせるかというと、ヒガンバナは土の温度変化を敏感にキャッチして、開花のタイミングを見ているのです。
＜ヒガンバナの開花のメカニズム＞
土の温度が25度〜30度の時期に土の中で開花の準備をします。
そして、土の中の温度が約20度を切ると土の中から花芽を出し開花するのです。
今年の9月の上旬は、台風の影響もあり日中の気温が３５度近くなり、夜間もなかなか気温が下がりませんでした。これが、今年のヒガンバナの開花が遅れた理由です。
しかし、私が、今年のヒガンバナはなんだかおかしい。と感じたのは、開花が遅れたことだけではありません。
「開花にバラツキ」がある。と感じたのです。
一斉に咲き揃わなかったヒガンバナ
毎年、ヒガンバナが咲く時には一斉に開花します。
満開の時期にカメラを向けると、基本的にほとんど８０％くらいの花が同じ咲き進み方をしています。
しかし、今年のヒガンバナは今やっと地中から花芽が上がってきたものもありますが、もうすでに枯れようとしているものもあります。もちろん、満開の状態のものもあり…。
なんとなく去年感じた「一斉に咲いた！！」という感じがしないのです。
一つの仮説としては、朝夕の気温差が激しい日、そうでも無い日などがあったので、「20度切ったわよね？」と感じたものと「まだまだ暑いわね。」と感じたものとがあったのでしょうね。
球根の植わっている場所が、偶然にも日陰だったりすると、余計にその球根の植わっている場所によって温度の感じ方が違ったかもしれません。
まとめーヒガンバナ散歩道
実は、この散歩道の稲がほぼ７割ほどが先日の台風で倒れてしまったのです。毎日歩くたびに、少しは起き上がらないものだろうか。と思って見ているのですが、お話を聞いていると、それはちょっと難しそう。
しっかりと実って頭が重たくなって、すでに頭を下げている稲です。
自力で再度、頭を上げることはできないようなんです。
毎年見続けている風景なのですが、こんな状況を目にするのは何年振りでしょう。
金色の稲穂と、赤いヒガンバナのコントラストを来年は見たいですね。
今日は、関東の方でも豪雨があったようです。
農作物の状況、お住まいの状況はいかがでしたでしょうか。
被害に遭われた方へは、心よりお見舞い申し上げます。
さて、明日は息子の運動会です。
パン食の我が家も、明日だけはおむすびが食べたいと。午前中だけの運動会ですが、小学校最後の運動会。頑張って早起きしてパワーの出るおむすびを作ろうと思います。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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