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狂乱の爪痕

冬を囲み
叫びそやせ
狂乱の爪痕
食べてしまえば
何も狂わず
一濡れ葬り寝ろ

ふゆをかこみ
さけびそやせ
きょうらんのつめあと
たべてしまえは
なにもくるわず
いちぬれほおむりねろ

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桜が少し散り始めていた。春ではなく冬の終わりだと思い狂いたい。その後は頭を冷やし何事もなかったように日常を。
アナグラム詩/いろは歌(仮名46音)

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