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今年大活躍のシビックテックハッカーに門戸を開いた Asia Open Data Challenge 2020 ぜひこのチャンスにチャレンジを!

こんにちは! HackCampプランナー(兼カルチャーを推し進める人)の菊井です。

HackCampは6年前、当時大流行していたハッカソンイベントの運営を得意とする会社として誕生しました。その後、オープンなハッカソンイベントは徐々にジョジョに下火に。当初はハッカソンをやればプログラマーが集まる勢いがありましたが、最近は皆さんの参加のモチベーションを設計することに最も心を砕いてプランニングをすすめています。

Asia Open Data Challenge(以下AODC)は、6年の歴史を持つオープンデータの利活用促進を目指したアジア規模のオープンデータのハッカソンイベントで、日本も4年前から参戦。弊社では、4年にわたり主催のVLEDの元で運営をさせていただいております。(過去のイベントの様子はこちらから)

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今年の賞

昨今のオープンハッカソンイベントでは破格とも言える賞金が、スポンサーのご協力のもと実現しております。

日本で最も優秀な作品に送られるInvincible Award3000米ドル!

3カ国の予選通過チームがお互いを評価して決定するTeam's Choice Award600米ドル(各国1チームずつ選出)。

更にスポンサーが選ぶスポンサー賞として、以下の2つの賞も設定。
共同ゴールドスポンサー賞 Mitsubishi-HERE Award 2000米ドル(日本国内のみで1チーム選出)
HERE TechnologiesによるHERE Award 1500米ドル(3カ国の中から1チーム選出)

今年のAODCの特徴

今年の特徴はなんと言ってもコロナの影響。これが悪いことばかりではないのです。以下にコロナの影響でAODCに何が起こったかをご説明します。

1. コロナ対策のためにアジア各地でも起こったオープンデータxシビックテックのパワーに注目

コロナ対策を目的として、アジア各国でもオープンデータを活用した社会課題解決の取り組みが非常にスピーディーに行われました。弊社代表の関治之も、東京都のコロナ対策サイトをオープンソースコードで開発し、その取組をたくさんのシビックテックハッカーのみなさんの力によって日本中に広めたことで注目をあびました。(Nスペにも出たんですよ!w)

コロナ対策にあたり、官主導ではなく、官民の連携や時に民主導の官サポートという形で、アジアでたくさんのプロジェクトが進みました。この動きを、今回のAODCの立て付けにもぜひ反映させようと、今回のテーマは大きく方向性を変えて、「アフターコロナ時代のスマートライフにおけるオープンデータ活用」となりました。日本だけでなく、アジアの事務局メンバーもこれに賛同してくれ、アジアのコロナ対策の事例をインプットとして提供すべく、2つのインプットウェビナーを開催しました。

6月に開催済みのウェビナー#1 
台湾のIT関連担当大臣オードリー・タンさんが基調講演をしてくださいました。

次回ウェビナー#2は7月8日(水)実施。
各国のプライベートセクターと政府との連携の事例をご紹介。
日本からはLINEの砂金さんが厚労省との連携による健康調査の経験などをお話いただけます!
お申し込みはこちらから。https://aodc.connpass.com/event/181230/

2. コロナの直接の影響でイベントがほぼすべてオンラインに

毎年、各国の予選として2日間のハッカソンを実施していました。去年からはオンラインでエントリーすることにはなっていましたが、リアルのハッカソンも実施。しかし、今年は、それが叶いません。
そこで、アイディエーション・チーミング・開発を自力でやるためのお手伝い企画を、弊社菊井と小松で無い知恵を絞って考えたのが、オンラインアイデアソンウィークです!

AODC 2020 アイデアソンウィークとは?

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https://www.asia-opendata-challenge.com/ideathon

オープンデータを使って、コロナ渦特有の社会課題を解決しよう!With コロナ時代のスマートライフを実現しよう!と思っても、そんなに簡単にアイデアは出てこないもんです。出てきます?ならいいです。

出てこない方のためには、皆様のインスピレーションを刺激して良いアイデアが出るように、たくさんのイベントやツールをご用意して、6/15-7/10のアイデアソンウィークとしてご提供しています。

インプット

まず用意したのは、インプット
上でご紹介した2つのウェビナーでアジア各国の事例をご覧いただけるほか、国内でコロナ渦の社会問題ってなんだろう?についてヒントをもらうべく、日本向けオリエンテーションウェビナーには3つのNPO団体の皆様にご登壇いただき、教育・貧困・防災の課題をお話いただきました。ステイホームでも問題なく仕事していた自分の気づかないところで、こんなにいろいろな課題が表出していたのか、ととにかく目からウロコ。みなさん、これ見るだけでも価値あります。
過去のインプットウェビナーの動画はすべてこちらにまとめられています。

アイデア出しのお手伝い

次にご用意したのは、オンラインアイデア出しデモ。弊社の得意とするアイディエーションメソッドを一部デモでご案内し、Muralを使って自分でもアイデア出しにチャレンジしてもらえるようにしてみました。
デモに使ったMuralは今も公開しておりますので、どうぞ触ってみて、アイデア出しにも挑戦してみてください!

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https://app.mural.co/t/hackcamp2810/m/hackcamp2810/1592119990412/f04ce7b86780fa53dabdb27fd908a8c678781aab

アイディアボックスに投稿!!

でも、でてきたアイデアをもっと有用にしたい、本当に課題を解決する?どんなオープンデータを使えばよい?とまだまだ疑問は湧いてくるはずです。やっぱりチームで相談してブラッシュアップしてこそのアイデアです。そんなときは、今回ブロンズスポンサーでもある株式会社自動処理さんが、アイディアボックスというウェブでのコミュニケーションツールをご提供くださいました!

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https://aodc2020.automation.jp/

これまで主に官公庁がパブコメや市民のアイデアを募ったりするときに使われてきたこのアイディアボックス。こちらにアイデアを投稿すると、参加者のみなさんが賛成反対の投票をしてくれたりコメントをくれたりします。ここでアイデアをもみもみしていくわけです。

フィードバックももらえる

7/10には、アイディアボックスに出ているアイディアに対して、審査員の関さんや主催VLEDの村上さん、Code for JapanでNPOとテックコミュニティのリエゾンをされているSTO事務局の三本さんからフィードバックを貰えるオンラインイベントも開催します!

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イベント情報:https://aodc.connpass.com/event/179981/

更には、AODCのSlackコミュニティ(すでに120名あまりが参加)には、チーミングのためのチャンネルもありますので、こちらでチーム形成にトライしてもらうことも可能です。

オンライン1dayハッカソン

こんなふうに大事に大事に育てていただいたアイデアをいよいよ形に!

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イベント情報・お申し込み:https://aodc.connpass.com/event/180895/

7/11はオンラインで1dayではあるものの、共同ゴールドスポンサーの三菱商事株式会社およびHERE Technologiesさんにご参加いただき、今回使用させていただけるHERE APIのハンズオントレーニングや開発のメンタリングをご提供いただいたり、QAに答えていただいたり、ピッチへのフィードバックもいただきます。

ここでもミニアイデアソンとチーミングの時間を設けていますので、アイデアもチームもまだだけど賞金を狙いたい!という野心的な方もまだ間に合います!

短い期間にてんこ盛りのイベントで、みなさんが混乱しているのでは、と心配しつつ、提供する側は息が切れる思いですw しかしながら、今年は、テーマにかける思いが違い、運営も前のめりで勧めておりますよ〜。

ぜひ、これまで一歩を踏み出せなかったというあなたも、あんなことできたらいいなというアイデアがあったというあなたも、お気軽にご参加を。菊井と小松が飛び上がって歓迎いたします♪

ちなみに、他のコンテストに出品した作品でない限り応募が可能ですので、すでに開発済みのサービスでチャレンジしていただくことも可能です。


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