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3.11から10年。子どもの深い悲しみにどう寄り添いますか?

こんにちはhachi☺︎です。

今回は、子どもの悲しみの寄り添い方について。

3.11から10年が経ちましたが、
大切な人を亡くした悲しみは簡単に癒えるものではありません。

そんな子どもたちを受け入れる施設があることも知ったので、
ここで紹介さしたいと思います。

最後まで読んで頂けると嬉しいです。

1.グリーフという体験をした子どもたち

かけがえのない存在を失った時の、
悲しみや傷つき、喪失感を「グリーフ」と言います。

大切なひとを失った悲しみは、喪失感は、
外からは見えにくく、ケアしにくいもの。

子どものグリーフについて私たちの社会は、
まだまだサポートの仕方を知りません。

そんな子どもたちに寄り添った施設があることを知っていますか?

2.子どもたちの悲しみに寄り添う施設

かけがえのない人を突然失う悲しみはどれほどのものなのでしょうか。
想像するだけでも、悲しくて、悔しくてたまりません。

阪神淡路大震災で親をなくした子どもたちのための施設
「神戸レインボーハウス」
が1999年に、あしなが育英会により設立されています。

2006年には東京。

3.11後の2014年には、仙台、石巻、陸前高田に
「東北レインボーハウス」が新設。

その施設では、いろんなお部屋が設計されていました。

〈運動ができる多目的ホール〉
部屋の隅に談話スペースもあり、秘密基地のようです。
つい誰かと話したくなりますね。
〈談話室〉
自然と輪になっておしゃべりができます。
喪失体験について話すときは、置いてあるぬいぐるみを抱いて話す子も。
〈あそびの部屋〉
コミュニケーションや主体性を育むために欠かせない時間。
人気なのは人生ゲーム。あそびを通して考え方も見えてきます。
〈火山の部屋〉
怒りやストレスを思いっきり発散できます。
壁はクッション性、ボクシンググローブやサンドバックが用意され、
安全に暴れることができます。
発散した後に、クッションに身を投げて、喪失体験を話し出す子どももいるようです。

3.悲しみは風化しない

3.11から10年以上経過していますが、
グリーフの子どもたちにとっては通過点。

震災当時0歳だった子も、10歳に成長しています。
個人差はありますが、一般的に死を理解する年齢は
小学校高学年とされています。

幼いうちは、電話がかかってくるたびに、
「亡くなったお母さんかもしれない」
と期待する姿があります。

成長と共に、「本当にもう帰ってこないんだ」
と認識するようになりますが、
「生き残った親もいなくなったらどうしよう」
と不安に襲われることもあるようです。

3.11では、津波で流された人も多く、
遺体を確認できないので、受け入れることが難しい。
行方不明の親がいる子どもも少なくありません。

不安定な子どもたちの傷が癒えるのには
長い時間が必要です。

4.ふたをした気持ちを表現するためのワーク

レインボーハウスでは、日頃は我慢している感情や、
癒えない悲しみを吐き出すための
“グリーフワークプログラム“があります。

〈こころの絆創膏〉
テーマに合わせて、自分の気持ちを表現するものがあります。
「どこに、誰に、こころの絆創膏を貼ってあげたい?」
という質問に、ある女の子は、「津波が来る海」と答えています。
〈クリスマス〉
「亡くなった家族と自分にサンタさんがプレゼントをしてくれるなら、何をお願いする?」
をテーマにサンタさんに手紙を書くこともあります。
〈グリーフに寄り添う絵本〉
「悲しみのゴリラ」「3月10日まではいい日だったね」
「ママのバレッタ」「わすれられない贈り物」
「おじちゃんがおばけになったわけ」「ずーっと、ずっとだいすきだよ」
「悲しみがきたら君は」「うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん」

5.あなたのそばにもグリーフの子どもたちがいるはず

私が保育士をしているときに、卒園児がガンでお母さんを亡くしました。
そのお葬式にも参列させて頂きましたが、低学年の兄弟は理解が追いついていない様子でした。

ただただ、悲しくて、どうか強く生きてほしいと願いました。

あの子たちは今、どうしているかな。

きっと、世界にはグリーフを経験した子どもたちが
たくさんいるのだと思います。

大人になったグリーフさんとも、何気ない日常の中ですれ違っているのだろう。

私には、できることが少ないかもしれません。
“かわいそう“と思うこと自体を考え直さなくてはいけない。

ただ、そんな人たちが生きている社会を、
もっと生きやすくするお手伝いができたらいいな。

神戸、東京、東北にあるレインボーハウスを
もっと知ってもらいたいです。

私には、10年後カフェを経営する夢があります。
レインボーハウスを参考にできることがあるかもしれない。

知ることが、大切にすることにつながる。

参考文献:月刊クーヨン(2021.3)

6.おわりに

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Instagramでも、グリーフについてまとめています。

ストーリーでは、ママにやさしいニュースや、カフェ開業情報を発信中。

お仕事、感想をDMで受け付けています☺︎

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

hachi☺︎

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