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RemoteとDistributed

テレワーク、リモートワークの認知度がどんどん高まっている昨今ですが、その語源って?と思ったことはないでしょうか?

日本テレワーク協会によれば、テレワークは「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語だそう。リモートワークのRemoteも離れたという意味合いがあるのでほぼ同じですね。

つまりコンセプトは、本社、もしくは企業だったり仕事の本部構造が物理的にどこかに基本的にあるけれども、そこに通勤せずに自宅や好きなところで働くことができるという感じ。

自分はAutomatticという会社にいますが、Automatticに入りたいと思っていた頃は、そんな働き方をイメージしていました。が、実はそれとはちょっと違ったよという話をしたく、今日はこの記事を書いています。

もちろん、インターネットがあればどこからでも働ける、通勤がないといった点においては、まさにその通りで、「それをリモートワークと言うんだよ!」とツッコミが来そうなところですが、Automatticでは自社のスタイルをDistributedと形容します。Distributedとは分散したというような意味なのですが、Automatticはその意味の通り、どこかに中心を表す物理的な本社があるわけではなく、全社員が世界に平等に点在しながら働いており、仕事が成り立っています。そのため、特別にリモートで(遠く離れて)働いているという意識がありません。

また、Distributedという概念は、働き方にだけでなく、人材確保という点においても活かされています。上の動画の中で、CEOであるMattは、いい人材は世界各地に散らばっているが、その人材を獲得する機会は決して平等ではないと言っています。これをわかりやすく言えば、アメリカの企業が日本人の良い人材が欲しいとなった時に、アメリカ国内だけで探すよりも、日本を含めた全世界から探す方が絶対にいいよねという話になるわけです。

もちろん、このようなスタイルは、元からこのようなコンセプトのもと会社が創業されているからこその部分が多々あるかと思いますが、今後業種によってはテレワーク、リモートワークを通り越して、Distributedという概念を持った企業、働き方、人材確保がどんどん増えてくるのではないでしょうか?

という話でしたが、上のMattの動画では、これらのことがより詳しく説明されてますので興味がある方はぜひ。

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