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ミルクとおむつ交換の何にそんなに時間がかかるのかわからなかった

子供を産む前、
育児の何に時間がかかるのか
よくわかっていなかった。

これは、育児をしている人を
要領が悪いとかそんな風に思っていたわけではなく、

みんな死ぬほど大変そうだけど
具体的にやっていることは
オムツ交換、授乳、寝かしつけだよね…?

これまで、仕事であらゆる複雑な案件を
同時にこなしていた●●さんにとっては
仕事より育児のほうがラクなのでは?

…などと、単純に不思議に感じていた。

めちゃくちゃ仕事が出来る
スーパーキャリアウーマン勢が
育児を始めるとぱったり音信不通になり、

めちゃくちゃ忙しいことは
傍目で理解できたけれど、
一体何に忙しいのかの
具体的イメージはとんと湧かず、

本人たちに聞いても口を揃えて

「何にと問われれば
自分でも全くわからないけれど、
なぜか時間が無い、

ついでに産後一ヶ月はほぼ記憶もない

…みたいな感じだった。

なので、自分がその当事者になるにあたり、
「育児の何にそんなに時間がかかるのか」
という永遠の謎を解明しようと思っていた。

そして、まだ産後二ヶ月たっていない時点で
何もかもわかったわけではないけれど、
今の時点でわかることを書くと、

1つ1つの何かにそこまで時間がかかるわけではなく、

1つ1つはそこまで時間がかからないものを
永遠に繰り返しているうちに一日が終わる

というのが私にとっての解答でした。

つまり、1日中、
授乳、オムツ交換、寝かしつけ
(泣き止ませる)の3つを
エンドレスでやっている。
その合間に、家事をすると、
あっという間に夜。

子供が寝てくれるなどして
隙間時間はあるので
気晴らしにSNSは更新できるし、

私の場合はSNSがほぼ仕事なので
そこはラッキーなのだけど
いかんせん、まとまった時間は無い。

打ち合わせや取材などをいれようと思ったら
今までメールを即返信して、
秒で予定が決まったけれど

今は、まず母にうちに来て息子を預かってもらえないか
聞き、母の都合がつかなければ
ベビーシッターさんの予定を確認し、
子供を預ける目処を立ててから返信。

(※それでも産後すぐに働けているのは
かなり恵まれている状態。その自覚はちゃんとあります)

家事に当事者意識のない男性は
「主婦って家事になんでそんなに時間がかかるの~?」とか
言いがちだけど、(※うちの夫の発言ではない)

上っ面だけ、家事の「手伝い」をしている場合、
たとえば
「全自動洗濯機買えば、洗濯なんてボタン
一つで終わるでしょ?」
という思考になることでしょう。

けれど、実際、洗濯を一回終わらせるには

洗剤、柔軟剤を買う、
洗濯物を仕分けしてネットなどにいれる、
洗い終わった後、洗濯物を洗濯機から出し、
畳んで、各部屋の収納ケースにいれる…

など、前後に正式な家事にはカウントされない
あらゆる雑務
が発生するのです…。

(※たまたま洗濯を例に出したけれど
洗濯関係はうちでは夫が担当)

でも、そういうことは
「洗濯」を1から10まで
自分で担当してみないとわからない。

育児も同じで、
「オムツを交換する」
という一つの作業に

オムツの補充、オムツ用ゴミ箱の袋交換、ゴミ捨て、
うんちやおしっこがうっかりついてしまった
シーツや洋服の交換と洗濯などなど
あらゆる付随作業が発生している。

しかも、オムツ交換って
不定期な上に結構な頻度。

育児が始まって何にびっくりしたって
オムツ消費量の凄まじさよ。

最初は息子のオムツ交換の
記録をつけていたけれど
筋金入りのメモ魔の私が
オムツ交換と授乳の記録は、
精神的限界が来てやめました……。

オムツ、1日に10回以上は換えてる。
10回って書くと、
「へー!」って読み飛ばしがちだけど
やってみると案外大変ですわ、これ。

おしっこは楽だけど、
うんちが出たら、毎回お尻を洗っているので
面倒ってほどでもないけど、
まぁ、時間はそれだけかかる。

オムツを換えたと思ったら
お腹が減るのか、授乳タイムスタートだし
授乳が終わったら今度はヒマなのか
かまってほしいのか、永遠の抱っこタイムが
始まるし、ちょっと落ち着いたから、
使用済みのオムツを捨てに行こうと思うと、
抱っこひもつけて、ゴミ捨て場に行くのがまた大変。

いや、別に大変とかいっても、そこまで大変ではないですよ?
抱っこひもなんてすぐつけられるし。

ただ、ここがたぶん経験者にしかわからないところで、
ゴミ捨て一つ、
「さぁ、行くか」って
身軽にさっと行けるわけではなく、

抱っこひも装着からの
「わ、抱っこしたら、ミルク吐いて
息子の服も私の服も濡れた…」
などのアクシデントありで、

1つ1つのことに今までよりも
時間がかかるんですって。

…そういうことの積み重ねが時間を
際限なく奪うんですね。

そんなことがぼちぼち
わかってきて、

「ああ、世の中のお母さんたちの
『大変』はこれかぁ!」

と謎のベールが
私の頭の中で今、どんどん剥がれていってます。

見聞きするのと体験するのとでは大違い、
当事者はまじで大変だね、
というだけの日記なのだけど…

いつぞやの昔、ツイッターで

「はあちゅうさんが子育てを始めたら、
子育ての苦労をいろいろ発信してほしいです!」

と言って貰ったので
時々こうやって
「世の中で言われている
アレはコレだったのね!」っていう
自分なりの発見を書こうと思います。

苦労っていうほどの苦労ではないし
子供が可愛いから頑張ればこなせてしまう。

それがお母さんたちが、
なかなか世の中に対して諸々を
発露出来ない一因なのでしょう…。

ちなみに私がいるのはまだまだ
入り口で、この後、離乳食が始まると
さらに時間が溶けるらしいです。

でも、育児の大変さは
本当に人それぞれで
「離乳食が始まると意外とラクだよ」
って人もいるし
「新生児の時が一番ラクだったわ~」
って人もいるし、

私はあくまで私の現状を発信するまでですが…

そして私は、今のところ育児よりも
息子がお腹にいる時の体の重みと不自由、
感情の沈み方のほうが辛かったです…
出産したらちょっと元気になった…

皆さん、妊婦を見かけたら、
優しくしてあげてくださいね。ではでは。

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▼こういう系の発信は、もしかしたら
子育てへの不安を煽ってしまうかもしれませんが、

インスタグラムでは幸せ濃度の高い発信をしているので
ぜひそちらも見て下さい。

絶賛、親バカ炸裂中です。子供って可愛いね。



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