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僕の通った碁会所と自宅から出来る支援について

こんにちは、ドイツでレースエンジニアをしている山下です。
レースとは全く関係ありませんが、僕の趣味である囲碁について書こうと思います。昨年から実は既に3回ドイツの囲碁大会に参加してます。

(1) 僕の通った碁会所 "石心" が閉店した

僕は夕方になり仕事を早めに切り上げました。そして書類を郵送する必要があったため、郵便局まで車を走らせました。その間何度か”ピロリン”とLINEの着信音が鳴りました。ここはドイツなので7時間の時差があります。日本は23時頃のはずです。目的の郵便局の駐車場に車をとめ、確認すると碁会所 ”石心” のグループLINEの未読件数が20件ほどありました。

席亭 湯浅さんからのメッセージが目に飛び込んできました(一部抜粋)。

「現在のお店を閉店することになりました。私自身、五年間という短い時間ですが皆様との思い出が詰まった場所だけにこのような形でお店を閉めるのは正直やりきれない気持ちでいっぱいです。いつもご贔屓頂いている皆様方、大変ご迷惑をおかけしてしまいすいません。自分が生きている間にまさかこんな大変なことが起こるとは夢にも思いませんでした。ただ、こうなったからにはいつまでも暗い気持ちでいるのではなく、切り替えていかなければならないと思っています。新しい店舗での再スタートに向けていま出来ることを頑張っていこうと思います!また新店舗の件に関してはまだまだ不透明な所が多く、今皆様にしっかりとお伝えする事が出来ませんがお店は必ず続けていきますのでどうかご安心いただけたらと思います。」

僕はショックを受けました。約2年前、転職により横浜から大阪に引っ越した後、初めて訪れた碁会所がこの”石心”でした。席亭の湯浅さんは優しく、僕より若いのに碁会所を経営していて「すごい!」と思いました。時々遠方から団体のお客さんが来たり、囲碁界には珍しく20代や初心者 (男女共に)も集まっていました。あとは囲碁以外のカードゲームも沢山あり初心者でも楽しめるようになってました。
もちろん迫力満点のおじさま方、お姉さま方も多かったです。毎月実施の月例囲碁大会は強いメンバーが多くて僕も何度か修行させてもらいました。現在、僕は仕事のために海外に来ましたが、地元は大阪のため帰国した際に訪問しようと思っていたのですごく残念でした。

お店は継続するとのことですが経営が簡単ではないのは容易に想像できます。
僕はグループLINEに応援メッセージを書きました。翌日もその碁会所を贔屓にしていたお客さんがメッセージを送っていました。

日本におけるコロナの影響はネットニュースを読み理解しているつもりでした。多くの碁会所が休業している事もLINEやtwitterで情報は流れて来てました。しかし、”石心”はネット碁を使ったオンライン指導もしており、何となく「大丈夫だ」と思っていました。しかし、それは間違いでした。全国で沢山の碁会所が苦しい状況なのかもしれません。

僕はネット碁より対面で打つ囲碁が好きです。
碁盤上での読みと判断以外にも、相手との空気感、間合いを探る感じが対局をさらに楽しくさせてくれます。面と向かって一局打てばかなりの確率で対局相手と仲良くなれます。近所の碁会所がなくなりネット碁だけになってしまうと、そんな囲碁の魅力が削がれてしまう気がします。

(2) 碁会所を自宅から支援する方法

少しだけ碁会所の宣伝&応援させてください。
先ず上述の碁会所 "石心"はお店は閉まったもののネットレッスンは継続中です。湯浅さんは丁寧に褒めながら教えてくれます。褒められて伸びるタイプの人にはとてもおすすめです!笑

ネット上での対局方法は下記から選べます。
・野狐囲碁
・日本棋院ネット対局 【幽玄の間】
・最強のネット対局場 東洋囲碁
・OGS

9路、13路盤も選択出来るので初心者にもすごくお勧めです。
ネットレッスンなら「碁会所に行きにくい」というハードルもないため囲碁を始めてみたい方もトライするチャンスです。

新店舗の構想が完成すればクラウドファンディングなどあるかもしれませんのでTwitterをフォローしてもらえると嬉しいです。

碁会所関連のYoutubeを見るだけでも支援になります。僕のお勧めは横浜囲碁サロンのチャンネルです。ここは大学以降に囲碁を打たなくなった僕が囲碁を再開するきっかけとなった碁会所です。
席亭の藤森さんには指導碁を何度も打ってもらいましたが、アマチュアが悩む場面を熟知しており指導がすごく上手です。Youtubeの動画は実践頻出形の解説が多く、とても勉強になります。最近は登録者数も増えて来ています。

僕が調べて知った支援方法をまとめると、

・オンライン指導碁を受講する (単発、複数回)
・棋譜添削をお願いする
・オンライン道場で腕を磨く (指導碁及び生徒同士の対局は師範がコメント)
・碁会所関連のグッズ、席料チケットをネット経由で購入
・碁会所関連のクラウドファンディングに参加する
・碁会所関連のYoutubeを視聴する
(プロ棋士のチャンネル以外にもいい動画はたくさんあります)
・上記のような内容を囲碁民の立場から宣伝する

実はこの記事を書く前に調べていて見つけましたが、田村さんという方がオンラインでの碁会所支援を説明するホームページを作ってくれています。オンラインに対応できている碁会所は一部だとは思いますが、お世話になった碁会所があるかもしれませんのでご確認ください。

コロナのニュースばかりで大変な時期に、この記事を読んでくれたあなたは既に僕と囲碁仲間です。
いつか碁会所で打ちましょう!


5/18追記
大規模な碁会所支援のクラウドファンディングが始まりました。起案者は長井さんという女性の方で、昔はプロを目指していたようです。とても多くの碁会所とプロ棋士が参加しています。僕も小額ですが参加させてもらいました。


読んで頂いてありがとうございました。


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