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「犯罪を減らす」ことができるのは、あなたしかいない。

あなたは「犯罪の多い社会」と「犯罪の少ない社会」、どちらを望みますか?

そう聞かれれば、ほぼ100%の人が「犯罪の少ない社会」と答えることでしょう。では、どうすればそんな社会を実現することができるのでしょう。「完全にゼロにする」ことまでは叶わないとしても、どうしたら少しでも犯罪を減らしていくことができるのでしょう。

たとえば、「道徳教育の充実」なんていう声も聞こえてきそうです。これについてはまた別の機会にじっくり書きたいと思いますが、正直、いまの道徳教育がどれだけ子どもたちの行動変容に寄与しているかは不明(むしろ期待薄)で、ここに期待してもあまり効果はないと思っています。

次に、地域社会の見守り機能を強化する。これは効果が見込めそうな気もしますが、そもそも地域社会の結びつきが希薄になっていることが指摘されている昨今、どのように「見守り機能を強化する」のか、その道筋が見えにくいのが現実です。

では、貧困層を生み出さない社会にする。これはもう「おっしゃる通り」としか言いようがないし、「犯罪を減らす」という文脈でなかったとしても誰もが望んでいることだとは思うのですが、こうした社会が簡単に実現できるならば、“失われた30年”などというワードは生まれていないはずだし、「貧困層を生み出さない社会」が近い将来に実現する見込みもありません。

これだけ様々な方策が考えられながらも、すべて「効果がない」「実現の見込みがない」となるならば、やはり犯罪を減らすことは不可能なのでしょうか。いえ、決してそんなことはありません。私たちは「大きな可能性」から目を逸らしてしまっているのです。まずは、非常に重要となる次のデータに目を向けてみたいと思います。

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