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僭越ながら、野党がどうしたら支持率をアップさせることができるのか考えてみた。

戦後最長という絶大な安定感を誇る安倍政権だったが、ここに来て内閣支持率が急降下している。コロナ対策でのもたつきに加えて、黒川検事長の麻雀賭博が発覚した直後に行われた世論調査(毎日新聞)では、“危険水域”とも言われる27%まで下落した。

ならば、野党の支持率が爆上がりか……というと、これがそうでもない。

こちらの動画でも解説しているが、立憲民主党が公明党、日本維新の会がやや支持率を伸ばしているものの、あくまで微増といった域を出ず、政権交代を窺うほどの勢いを得ているわけではない。

野党は、なぜここまで人気がないのか。

「野党は批判ばっかりで、対案がないからだ」

そうした理由がもっともらしく語られることが多い。私も、そう思わないでもない。いや、正確に言えば、「そう思っていた」。しかし、このコロナ禍における野党の動きを見ていると、その考えを改めざるを得ないのだろうかと首をかしげたくなる。

たとえば、国民民主党の玉木雄一郎代表などは、広く国民の声に耳を傾け、そうした声を政策に反映させ、政府に提案するなど、いわゆる“対案”に力を入れていた。しかし、特にそうした動きが支持率に反映されている様子はない。玉木さんのTwitterをフォローしていればそうした動きが目に入るが、特にマスコミによって報道されることはないため、支持率にはつながっていかないのだろう。

ならば。

いったい、どうすれば野党は支持率を上げることができるのだろうか。このマガジンの読者のみなさんは、私が右にも左にも寄らず、つねに是々非々で物事を語ろうとしていることはご理解してくださっていることと思う。

しかし、この国の政治がより健全で、より良質なものとなるためには、強い野党が必要であることは間違いない。そうした視点から、野党がどうすれば支持率を上げることができるのか、私なりに考えてみた。

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「乙武洋匡の七転び八起き」
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