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乙武洋匡の七転び八起き

乙武洋匡のコラムやQ&Aコーナー、マネージャー日記や趣味(映画・ワイン・旅行etc.)の記録などを公開していきます。 「すべての人に平等なチャンスと選択肢が与えられる社会」を目… もっと読む
社会で話題になっているニュース。「なるほど、こういう視点があるのか」という気づきをお届けします。
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#トランスジェンダー

広島FMに泣かされた。本当にありがとう。

毎週火曜日の午後は、JFN『Seasoning』というラジオ番組に出演している。2018年4月からレギュ…

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乙武 洋匡
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トランスジェンダー女性が五輪に「女性として」出場すること。

ニュージーランドの重量挙げで、ローレル・ハバード選手が東京オリンピックの女子87キロ超級の…

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乙武 洋匡
2年前
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小説『ヒゲとナプキン』を、みなさんの手でアップグレードしてくれませんか?

今日はみなさんに嬉しいお知らせです!! 昨年、このnoteで連載していた小説『ヒゲとナプキン…

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乙武 洋匡
4年前
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連載小説『ヒゲとナプキン』 #最終話

【全文無料公開】  昼過ぎには陣痛が始まったものの、一向にそのペースは速まることがなかっ…

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乙武 洋匡
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連載小説『ヒゲとナプキン』 #36

【全文無料公開】  学生たちの春休みと年度末決算が重なる三月末は、旅行業界きっての繁忙期…

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乙武 洋匡
4年前
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連載小説『ヒゲとナプキン』 #35

【全文無料公開】 「あっ、そうだ」  境内の長椅子でしばらく手を取り合っていた二人だった…

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乙武 洋匡
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連載小説『ヒゲとナプキン』 #34

【全文無料公開】  黒いロングコートに身を包んだサトカが、鳥居の向こうから手を振りながら歩いてきた。イツキは境内に設置された長椅子に座ったまま、軽く手を上げた。冬晴れの空は絵の具で塗ったように青く、吐く息の白さとのコントラストは新年の清々しさを感じさせた。 「ごめんね、お待たせ」 「あれ、荷物は?」 「ああ、いったん家に置いてきた」 「なんだ、言ってくれれば手伝ったのに」  湯河原にある実家から帰ってきたサトカと待ち合わせたのは、二人が住むマンションから徒歩数分の

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連載小説『ヒゲとナプキン』 #33

【全文無料公開】  ひっそりと静まり返った新宿二丁目の街を、イツキはコートの襟を立てて歩…

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乙武 洋匡
4年前
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連載小説『ヒゲとナプキン』 #32

【全文無料公開】  ふと目が覚めた。暗闇に包まれた部屋の中で、イツキはスマホを探して毛布…

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乙武 洋匡
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連載小説『ヒゲとナプキン』 #31

【全文無料公開】  イツキに「伝えなければいけないことがある」と言ったきり、父のシゲルは…

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乙武 洋匡
4年前
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連載小説『ヒゲとナプキン』 #30

【全文無料公開】  夕方六時を過ぎたばかりだったが、あたりはずいぶん暗くなっていた。等間…

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乙武 洋匡
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連載小説『ヒゲとナプキン』 #29

【全文無料公開】  父の謝罪にたまらず家を飛び出したイツキに、群馬特有の「赤城おろし」が…

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乙武 洋匡
4年前
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連載小説『ヒゲとナプキン』 #28

【全文無料公開】  八年ぶりに対峙した父から、藪から棒に「すまなかった」と頭を下げられ、…

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乙武 洋匡
4年前
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連載小説『ヒゲとナプキン』 #27

【全文無料公開】  JR前橋駅の北口ロータリーからバスに乗った。一月二日ということもあるのか、バスの乗客はイツキのほかに数人がいるだけだった。動き始めたバスの車窓から視線を外にやった。見慣れたはずのその景色は、しかしまるで様変わりしていた。  駅前のイトーヨーカドーは「エキータ」というセンスのかけらも感じられない名称のショッピングセンターになっていて、小学生のときに立ち読みしていた書店も、中学生のときに入り浸っていたゲームセンターも見当たらなかった。代わりにビジネスホテル

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