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NO.2の育て方㊺口だけの志しでは人はついてこない

頼りになるナンバー2を得るために必要なことは、社長が高い志しを持ち、それを実践している姿を見せ、ナンバー2から共感されることです。

日々忙しく過ごしていると、つい忘れてしまう初心。

もしくは、もともと志しなど持っていないのに、他人から立派に見えるように取って付けたような、誰にも耳障りの良い言葉を連呼するだけの「志し」。

どちらかの状態であると、やはりナンバー2はおろか社員からも共感されることはありません。

そういう会社は組織力がなく、目標を立てても常に未達です。仮に何かの偶然で、一時的に業績が良くても長続きはしません。社長の器以上に会社は大きくならないと言われる所以です。

ナンバー2を得たいと思うのであれば、社長自身も能力だけでなく、人として成長することが必要だと思っています。

それを抜きにして、ナンバー2にどれだけ教育を施しても期待する効果はあまりないです。

ナンバー2として期待される実務処理能力に長け、人間性も良い人材は世の中にたくさん存在します。

けれどもそうした人材が企業のナンバー2として活躍しない理由は、高い志しを持ち続け、体現している社長が少ないからです。

「この人のために自分の持っているものを全て出し尽くしたい」と思うのは相当な覚悟と強い思いが必要です。

固い主従関係を築くには共感があり、尊敬があり、信頼があり、その出発点がブレない志しです。

家に例えるのであれば、志しは基礎や柱といった基本構造の部分に該当します。

基本の部分が脆くては、どれだけ装飾を施した部屋を作り、部屋数を増やしてみたところで不安定で、いずれ崩壊してしまうでしょう。

家が倒壊するまで住めればいいと思う人にとっては気にならないことかもしれませんが、新たにその家に住みたいと思う人は増えないでしょうし、住んでもすぐに逃げ出したくなるでしょう。

組織作りは家作りと似ているなとよく思います。

志し、忘れていませんか?
志し、毎日磨いていますか?
志し、会社で一番体現していますか?

ふとした時に思い出して頂けたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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