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企業内診断士交流会 IN 秋大会

東京都中小企業診断士協会は毎年10月に「秋大会」を行います。その中で、「企業内診断士交流会」が開催されています。今年で9回を迎えました。昨年から、任期2年で幹事として、運営に携わっています。

以前はワークショップ形式のことが多かったのですが、昨年から講演形式に変えました。ワークもいいのですが、他の会(支部総会など)でもワークが主流になってきたので、逆にこうした形の方が新鮮なのではないか、と考えました。

今年のテーマは
「中小企業診断士ビフォー☆アフター ~資格取得で私に起きたこと~」

「勤務先でポジションチェンジ」「副業でパラレルキャリア」「転職」「独立」という4つの切り口を設定して、4名の方に登壇していただきました。その後、テーブルごとのグループに分かれて、ミニディスカッションを行いました。

登壇者の依頼については僕も関わっていますが、期待以上に興味深く聞くことができました。4名とも、5年目の更新前の方で、合格年次から言えば若い方になると思います。当日、会場に来てくれた方の多くは、1年目から3年目くらいの方でしたから、身近に感じられる話だったのではないかと思います。

また、単なる成功話ではなく、抱えている悩みも話してくださいました。理想と現実に差があって、その差が悩みにもつながるのだと思いますが、その差を埋めるために、あきらめることなく試行錯誤されている様子が伝わってくる講演でした。

全員の話を聞いて思ったのは、「目の前のことに立ち向かうこと」の大切さでした。今いる場所が嫌だから診断士活動に注力するのは本末転倒でしょう。僕自身、登録したばかりの頃を振り返ると、当時はそんなことは考えていなかったですが、絶対、目の前の仕事が嫌から診断士の仕事を頑張った、という部分があります。それはだめなんだと今になれば思います。そんなに嫌なら、転職するなり独立するなりすればいいわけですから。でもきっと、そんな構えで転職活動したり、独立を志向したりしてもうまくいかないのだろう思います。目の前のことと戦えないやつが、2年後3年後を語るのはおこがましい。最近はそう思うようになりました。

登壇された皆さん、資格取得で起きたことにはそれぞれ違いがあります。ただ、共通していたのは「自分の中の想い」を大切にされていることだと感じました。だからこそ、スピードに違いはあれ歩みを止めずに、皆さん前に進まれているのだと思います。

「想い」を大切にしながら目の前のことに立ち向かっていくこと。その先になにかが開けてくるのではないかと思いました。


120席くらいしかない会場で、延べ人数で146名が参加されたそうで驚愕しています。昨年は130名集まっていて、まさかそれを超える人を集められるとは思ってもいませんでした。幹事長を任されていて、あまりに昨年と差があると嫌だなという軽いプレッシャーはあったので、ほっとしました。まあたいした仕事はしていないのですが、幹事メンバーと登壇者のおかげでこの結果が得られたと感謝しています。あとはこの日のことが、参加された方の今後に役立つことを願っています。

これで2年任期の幹事のお役目を終えたので、来年は気楽に観客席で話を聞きたいと思っています、はい。


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