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誰もやったことがない・・・・・・「日本で初めて仮設トイレを設置したバンド」のように

「誰もやったことがないことをやってみせた時に、どんな反応が起きるのか。」

この記事の中で山口さんはそう言っています(有料記事なんで読めない人はごめんなさい)

僕が13歳の頃からずっと追いかけてきた甲斐バンドは
「誰もやったことがない場所でやる」
と言って、花園ラグビー場や新宿都有五号地(いま、都議会議事堂が建っているところ)、両国国技館こけら落とし、など誰もやったことがない場所でライブイベントを続けてきました。

別に、何万人も集める野外ライブが初だったわけではなりません。ロック界では、矢沢永吉がすでに後楽園球場でライブを敢行していました。集客人数だけで言えば、矢沢の後楽園の方が上だと思います。

でも、「場」の持つ意味が違います。後にも先にも、「ラグビー場」でライブをやったのは甲斐バンドだけです。裏テーマは「ロックは格闘技だ」。

また都有五号地は、高層ビルに囲まれたただの空き地です。そこに2万5千人は集まってきました。

飲み物は? トイレは? みんな(キャンディーズやピンクレディーの解散ライブを含め)野球場を使うのはそういう意味だったんです。ちゃんとインフラが整っていた。
なので「日本で初めて仮設トイレを設置した」バンドは甲斐バンドです。
さらにこのときのデータ(ゴミの量とか、準備する飲み物とか)が、その後のロックフェスの基礎データになりました。ちゃんとデータ化したのは、ディスクガレージの中西現社長ですけど。

再結成後も、薬師寺でやっています。「玄奘三蔵1350年御遠忌記念 薬師寺音舞台」で一青窈や稲垣潤一が薬師寺のステージに立っていますが、これは招待ライブです(招待客のみ、入場無料)。商業ベースのライブを敢行したのは甲斐バンドだけ、です。

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こういう考え方がすり込まれていますからね、僕は(苦笑) できるだけ人がやらないこと、前例がないことにチャレンジしたい、という気分だけは持ち続けています。
できるかどうかは別ですけど。

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