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【ヒュージ・リーダーズ】コロッサル・禁止など制限についての考察/案

概要


このnoteは『マジック・ザ・ギャザリング』の非公式フォーマット、
『ヒュージ・リーダーズ』について(特に土地)の考察と提案になります。

追加ターンやフリースペルなどは制限の基準が明確だと感じています。
一方で、土地に関しては感覚的な部分がそれなりに占めている印象を受けたため、指針は存在しないか考え以下にまとめました。
ご確認ください。

基本的にはコンボ性よりも単体でのマナ生成能力に焦点をあてています。
そのうえで、シナジーによる挙動などは考えるという前提です。

※確認のため、現状の禁止基準(追加ターンやフリースペルについて)も併記しています

■禁止基準

■呪文
・マナ総量5の追加ターン呪文(時間のねじれ など)
・マナ総量5のフリースペル(不実 など、また呪文詐欺のようなものも含む)

■コロッサル基準


■呪文
・マナ総量2以下の土地加速呪文(豆まき)

■土地
単体で3マナ以上を恒久的に発生させる土地
(原野、焦土、Mishra's Workshop、ガイアの揺籃の地 など)
支払い先の制限等の縛りなしで、2マナを恒久的に発生させる土地
(古えの墳墓、裏切り者の都 など)
・マナ消費無しでプレイする能力をもつ土地
(宝石の洞窟)

★縛りの例
・土地5枚以上のなどの条件があるもの(邪神の寺院)
・使用に制限のあるマナを生むもの(エルドラージの寺院)
・マナを消費する起動型能力(ギャレンブリグ城)
・3マナ以上生じるが、その値が0を取りうるもの(ニクソス、バルダーズゲート、貴重品室)
・使用回数に制限があるもの(各種の枯渇ランド、サクリファイスランドなど)

前提として・・・
★あくまで制限の「基準」なので、「1つでも該当したらコロッサル/禁止」ではない
対象のカードは「性能を発揮できる構築」のデッキに投入されている(アーティファクト1枚のデッキにワークショップは入れない)
★上記の基準に当てはまらないものでも、その能力次第では制限を受けうる

・・・というのは確認しておきます。

■コロッサル評価の例


以下、いくつか例を挙げます。
カードの性能をポイントで加減点します(マナの増減に影響が大きいものを+-2、それ以外を+-1として定義していきます)

★睡蓮の原野
・単体での3マナ供給(+2p)
・縛り:土地生贄の要求(-1p)
※備考:荒れ地生贄によりアドバンテージ損なし&マナスクリューの回避(+1p)、タップイン(-1p)
=1
コロッサル入場!

★ガイアの揺籃の地
・単体での3マナ以上の供給(+2p)
・縛り:変数Xのマナ(-2p)
※備考:起動コストなし(+1p)
=1
コロッサル入場!

★陰謀団の貴重品室
・単体での3マナ以上の供給(+2p)
・縛り:変数Xのマナ(-2p)
・起動コスト:2マナ(-1p)
=-1
FRIENDSHIP

★Lake of the Dead
・単体での3マナ以上の供給(+2p)
・縛り:プレイ時に沼の生贄(-1p)
・起動コスト:沼の生贄(-1p)
※備考:プレイと起動だけで2枚の沼を消費(-2p)
=-2
FRIENDSHIP

★ウギンの迷宮
・恒久的な2マナ以上の供給(+1p)
・縛り:7マナ以上の刻印(-1p)
※備考:刻印したカードを回収可能(+1p)
=1
コロッサル入場!

■所感

ヒュージ・リーダーズにおけるコロッサルリストは画期的な考え方であり、参入への心理的な障壁を低くしながら「デッキレベルについてお互いに同意したうえでプレイする」という大前提のコストを軽くしてくれるもの、と感じています。

ヒュージ・リーダーズは組織的な規模での運営ではなく、また独特で多様なプレイ環境によって、これら禁止制限の策定が困難であるのは想像に難くありません。
そのため、これらの策定は明確な基準による策定コストの軽減と、個々のカードに対する柔軟な評価の両立が必要だと考えます。

以上です。

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