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自分は何者か。という問い

お盆に地元徳島に帰り、約10年ぶりに阿波踊りに参加した。
といってもただ阿波踊りに参加したのではなく、『変化連』というイベントに参加した。

このイベントは阿波踊りをきっかけに社会問題や地方創生に関心のある若者を集めて議論や交流をしましょうというものだ。

このイベントを2年前立ち上げたのが私の中学高校の同期の福本和生で、今回たまたま誘ってもらって2つ返事で参加することにしたのだった。

私が最近関心があるテーマは

  • 自分でプロダクトを作ること

  • 地方創生(最近は街づくりなんじゃないかと思い始めたが)

の2つで今回は後者の関心で参加したのだが、
いざイベントが始まってみるとVCがスポンサーに入ってることもあり起業している人、したい人ばかりで前者の方で刺激がたくさん得られた。

こういうイベントに参加すると、みんな何かに夢中になっていたり、おもろいことをやっていたりしていて、そういう人の話を聞くのが楽しい。

一方で、「で、君は何者なの?」と問われる。
ここ2、3年、私はずっと自分が何者か、自分のライフプロジェクトが何か彷徨い続けていて、こういうときに上手く自己プロデュースできずにいた。そうすると、自分は相手のことを記憶するが相手は自分が記憶に残らず、片想いの悲しい状態になる。

だが今回のイベントでは、起業家や起業を目指す学生が多かった中で、某社に属している私は珍しく、「え、その会社1番好きな会社です!お仕事どんな感じですか?」や、「就職で興味あります!」と言ったように聞かれ、相手が興味を持ってくれた。

曲がりなりにも転職して1年、今の会社で働いたことで人に共有できる学びがあり、相手にそれを共有できたのかもしれない。
またそれをきっかけにして、今自分が興味があることや最近チャレンジしていることについても議論してアドバイスをもらえて、素直に嬉しかった。

今時点での「君は何者なの?」に対する私の答えは「◯◯社の人」であり、自分のライフプロジェクトでは答えられなかったが、それでも色んな人と仲良くなれて、色んな話を聞かせてもらって、こちらからも多少は役に立つ話ができた気がするので結果オーライか。

また今ライフプロジェクトが見つかっていないことを正直に話しても、「それでいいと思う。これから探していこう。」とか「〇〇に来たらいいよ」「留学に行ったらいいよ」など、優しく受け入れた上でいろんなアドバイスをいただき、焦らずマイペースにやっていこうと思えた。

今まで完全山登り型で生きてきた自分は、登る山を失って右往左往していたが、もしかしたら川下り型が板に付いてきたのかもしれない。
これからもしばらくは興味の向くままに色んなとこに参加して色んな人と関わっていきたいと思う。


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