図書館で働いていた話
今回は以前経験した図書館での仕事について、書いていこうと思います。
私が勤務していたのは、自治体が管理運営する図書館ですが、私は公務員ではなくパートでした。パート目線の内容になっていることを、ご了承下さい。
図書館の仕事内容とは
細かい業務もたくさんありますが、大きく分けると以下の2種類です。
・利用者さんの対応をするカウンター業務
・館内の本の整理整頓の業務
詳しくご紹介しますね。
◎カウンター業務
カウンター業務は、本や視聴覚資料(ビデオ・DVD・CD)の貸出や返却のために、パソコンにバーコードを読み込ませる対応がメインです。
ときには、利用者さんが欲しい資料を、一緒に探すお手伝いもします。その他には、図書館利用者カード登録の対応や、図書館の利用説明も行っていました。
接客業務でしたが、図書館の場合、大きな声を出さなくてもいいので精神的に楽なのが良かったです。
・利用者さんと雑談
午前中は常連の年配の方々が来館されるため、雑談をするときもあります。
「図書館に来るのが生きがいだ」と話してくれるおじいちゃんや「韓流の本ある?」と目を輝かせていた女性もいました。基本的に皆さん、穏やかな方ばかりだったように感じます。
午後からは小学生が「わーー!」と走りながら来館です。慌てて「シー!静かにね」と話しかけるのが日常でした。
・修理作業
合間を見ながら、壊れた本や視聴覚資料の修理をします。
特殊なテープで貼ったり、ボンドでくっつけたり、微調整しながら修理していきます。
この経験は、のちに就職した事務職でも役に立ちました。そして現在、自分の子どもの絵本の修理にもいきています。
◎本の整理
続いては、本の整理作業についてです。
返却された本を、専用のカートに並べて館内のあるべき場所に戻していきます。
これは配架(はいか)と呼ばれていました。カート内で、だいたいの分類に並べてから配架していきます。
楽そうに見えるかもしれませんが、結構、重労働で運動量が多かったです。
・開架と閉架
普段、利用者さんが入れるスペースは開架スペースですが、重複本や古い本、貴重な本は閉架スペースに収蔵されています。
閉架は、利用者さんの目に入らない場所にある、倉庫のようなものです。
閉架は開架と違って、高さのある書棚を使用していたため、脚立に昇るのは日常茶飯事でした。
その他に書棚にハンドルがついていて、ハンドルをクルクル回すと書棚が動くタイプもありました。
・本の整理はしっかりと
あるべき場所に本を戻しておかないと、次に利用したい人が困るため、しっかり整理整頓します。
たくさんの本をカートにのせるので、カートを押すだけでも重く、広い館内を歩き続けるので、かなりいい運動になっていました。
本をもとの書棚に戻すときも、本と本の間を詰めたり、並べかえたりと、すぐには終わりません。
利用者さんが適当に置いた本もあるため、貸出処理されている本なのかを確認しながら、整理をします。
図書館大好き
よく図書館を利用している方なら分かる内容だったかもしれません。
紙の本っていいですよね。本の装丁をじっくり見て、手で触って表紙をめくり、ページをめくると紙やインクのにおいを感じられます。
本を開くと、いろんなお話の世界に入れますよね。
自分の子どもにも、本の魅力を感じて欲しいと思っています。たくさんの本に出会える図書館は、楽しい場所ですよ。
ぜひ、お近くの図書館を利用してみて下さいね。
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