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MY トレーニング③

今日はダッシュではなくジョギングをしました。

何度か書いている通りジョギングは全然好きではなくて、学生時代も長距離は得意ではありませんでした。
今日は大体7~8キロくらい走ったんですが、好きじゃない中でもジョギングを何度かに1度は必ずトレーニングには入れているのには理由があります。

陸上の長距離種目以外のどのスポーツでもそうなのですが、基本的にはハイパワーで動いている瞬間とローパワーで動いている時間があるものです。
スポーツはハイパワーで動いている瞬間の方が圧倒的に目立ちますし、競技において大切な瞬間であるケースが多い。
その一瞬のパフォーマンスを上げる為に、僕も日頃のトレーニングはダッシュを中心に行っているわけです。

ただ、僕のやっているサッカーにおいて言えばハイパワーで動いている瞬間というのは、トッププロでも実は試合時間全体の10%程度しかありません。
それ以外の90%はジョギング程度だったり、歩いたりしている時間なんですよね。
これは分析するとほとんどの競技もこの割合になるのだそうです。

ハイパワーで動いている10%の部分がどうしても目立つのと、アスリートって凄く強度の高いトレーニングをしていそうなイメージから、「トレーニング=キツいものしないといけない」という印象を持ちがちです。しかし、ローパワーで動いている時間、すなわち「ダラダラ動くこと」もしっかり鍛える必要があるんですよね。

理由はハイパワーで動く時に使う筋肉(速筋)とローパワーで動く時に使う筋肉(遅筋)が違うから。
盲点になりがちなんですが、この遅筋を鍛えておかないと競技中にいざという時に力が枯渇してしまったり、集中力が保たれなかったりしてしまうんです。
遅筋を鍛える為には、「走力を上げる為には速く走るトレーニングをしないといけない」という常識を一旦手放して「ダラダラ走る」というトレーニングをあえてやる必要があるんですよね。

抜群の走力があることで有名な長友選手も「ダラダラ走る」ことをトレーニングの中に組み込んでいます。
100mを10秒台で走る長友選手が試合の終盤でもトップスピードで走り切れるのはこのダラダラ走りの効果が出ているからです。

試合中に10%存在するハイパワーで動く瞬間をより輝かせる為に、残り90%の地味なローパワーの部分を鍛える。
仕事でも目立たない地味な作業をひたすら頑張った人だけが来るべき瞬間に輝くことが出来る。

そう思って嫌いなジョギングを頑張った自分を今日は褒めてあげようと思います。(笑)

ではまた!


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