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サマソニ2022 大阪


遡ること2年前、2020年夏。パンデミック後最初の夏を迎えた自分は大学3年生やった。当時家の中で何をしていたかはあまり覚えてないけど、いつもの如くTwitterかspotifyを漁ってた気がする。そこでたまたまこれを見つけた。



Twitterでフォローしていたノベルさんという方がホストとしてpodcast「culture club」という番組をやっていることを知り、このサマーソニック大阪について語っている回を聴いた。この時ゲストとしてサマソニ大阪について語りたいと喋っているのが、通りすがりのみーおさんという方だった。まず一般の人たちがこういう形でpodcast番組を配信できるんや、そしてサマソニ大阪について語ってるということに驚き聴き始めた。


気づいたらサマソニ回全4回分を聴き終えていた。聴いて感じたこととしては、共感しかなく、そして感動した。自分がこれを聴いた時点でほぼ全ての夏フェス、ライブの中止が発表されていたであろう。フジロックはもちろん、サマソニの代わりに開催される予定だったスーパーソニックも延期が発表されていたはず。スパソニには自分も参加する予定だったし、大トリのthe 1975はもちろん、リアムギャラガーなど楽しみにしていたアーティストは多かった。もろちん延期は残念だったが、この状況の中では当然仕方ないよなぁという思いだった。そんな時にこのpodcastを聴き、フェスが中止になってしまった状況の中でこのような話を一般の人たちがすることに凄く意味があると感じた。かつ関西に住む自分としては、大阪のサマソニについて語っているということが重要であった。

この時の自分は「聴けて良かったなぁ、で終わらしたくないなぁ」と思ったのだろう。自分も何かできることがあるのではないかと考え、ノベルさんにpodcast感動しましたということを伝えるためTwitterでメッセージを送った。正直全く面識もないし、こういうのはいきなりメッセージ送ったらどう思われるかなというところもあった。しかしそんな心配などする必要なく、「ありがとうございます。嬉しいです。」という返事が返ってきた。そこからありがたいことに「語りたいことがあればぜひ言ってください」と言って頂き、そこから自分も収録に参加させてもらうことになる。





舞洲スーパーソニック会場にて

初めて収録に参加させてもらった際にノベルさんから「今度スパソニするはずやった日に会場でみーおさんと集まろうて言ってるんですけど、良かったらぜひ来てください。」と言って頂き、当日午前中のバイト終わりから大阪の舞洲へと向かった。舞洲にサマソニ以外で行ったのは初めてだったため、いつも見ていたサマソニの景色がない現地に少し寂しさも感じていた気がする。そこからお二人が集まっていた丘の上のテラス(サマソニ大阪オーシャンステージの近く)へ行き、通りすがりのみーおさんと初対面。そこからしばらくの間3人でこれまでのサマソニのこと、その他音楽や映画のことなどいろいろなことを話した。普段の生活でここまでの音楽や映画のことについて知り合いと話すことは滅多になかったため、共感できること、そして自分が知らない話もたくさん聞くことができた。その後ノベルさんの友人も合流し、4人で特にテーマも決めずpodcastを収録した。2020年の音楽シーンのことから、政治、ジェンダーのことまで、フェスに対する考え方など勉強になることばかりだった。何よりはじめましての方々とこういう会話をして、録音にまで参加させてもらったことが貴重な体験になったのだ。そして最後には「来年にはみんなで会場で乾杯しましょう。」ということで収録を終えた。



その後もノベルさん、みーおさんと何度か集まり収録に参加させてもらい、ようやく2022年舞洲でサマソニのために集まることができた。
もちろん3年ぶりの開催でthe 1975、Post maloneを観ることができた感動もデカいが、2年前まで全く面識なかった方々とあの舞洲の会場で会えたことの感動も同じくらいある。またテントエリアにお邪魔させてもらい、みーおさんの知り合いの方々、その知り合いの知り合いの方々にも会うことができた。

間違いなく今まで行ったサマソニの中でも最高の思い出になった。

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