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個人的2010年代音楽を振り返る国内編

どうも、牛乳配達です。

ようやくnoteに初投稿ができそうです…、と同時にブログやnoteの投稿を頻繁に更新されている方たちを尊敬しています。

そんな一発目のテーマはタイトルに書いてある通り、「個人的2010年代音楽を振り返る」ということです。ただ2010年代の音楽を振り返るというわけではなく、そのなかでも自分が聴いていた音楽たちについて、個人的な話なども交えて語っていこうと思います。そもそもこのテーマについて書くことにしたのは、思いつきでプレイリストを作ったからなんですよね。下に載せておきます。

年が明けて2021年1月、昨年ウイルスが世界中で猛威をふるってしまったことで、なんとなく2010年代を遠い昔のように感じてしまっています。2020年初頭と比べても、特に感染対策などを気にすることなく日常生活を送っていた2019年までを懐かしく感じてしまうのは仕方がないことでしょう。
まぁこんな話ばかりしようと思ったのではなく、要するに過ぎてしまった時代を振り返ってエモーショナルな気分になりましょうよ!てことです。
では早速まいりましょう!!




2010〜2014 /
音楽を知るためのラジオ

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まず2010、2011年当時はまだ小学生で自分から聴く音楽といえば、好きだったアニメの主題歌かマイケルジャクソン、ホール&オーツぐらいだったはずです(謎すぎるチョイスやな、まぁそういう話はまた別の機会で)。そんな感じで「音楽を聴くことが趣味です」と言うのには程遠かったころから聴くようになったのが大阪のラジオ局、FM802になります。実は以前、このことについて知り合いのノベルさんという方がやられてるpodcast「culuture club」でお話をさせていただく機会があったので、ぜひそちらもチェックしてみてください!

もとから802が家でかかっていることが多く、自分の生活の身近なところにラジオがあったのは、とてもありがたいことです。もちろん海外と国内の音楽両方がかかるわけなのですが、自分がそこから日本人アーティストで最初にハマったのが、サカナクションになります。

当時この曲を聴いて、自分がどのように感じたかまではあまり覚えていません。ただこの後から802を聴くことで、それまで自分とは縁のなかった音楽を知るようになっていきます。なんというか、無知だからこその物事を知りたいという貪欲さに溢れていたと言うのが的確かもしれません。

その他にも家入レオ、KREVA、阿部真央、星野源などFM802きっかけで知ったアーティストは数多く、また個人的な話としては、アレキサンドロス(自分が彼らを知った当時は「champagne」というバンド名だった)もその一つ。たしか邦楽ヘビーローテーションになっていたこの曲を聴いたことで彼らの存在を知ります。まぁ、今聴いてもイントロのドラムの音には興奮を覚えますよね。






2014〜2016 /
ワンオク一強時代へ

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プレイリストでいうところの、木村カエラまでがFM802の影響で好きになったアーティストだとすると、ワンオクロックは違った方法で知ったアーティストです。というのもワンオクの存在をちゃんと知ったのが通っていた耳鼻科の待合室だったからなんですね。
その待合室ではよく、「Music on TV」が流れていて、そこから知るアーティストも少なくはなかったです。

ただ自分がハマるのは、もう少し後のことで、アルバム「35」を聴いたことが印象強く、ありがちな言い方をすると衝撃的だったてこと。「これはもはや日本のバンドと言えるのか?」と思わせるボーカルtakaの歌唱力に自分の心は奮い立ちました。何も考えずに言うなら、中高生の時にリアルタイムでこんな曲聴いたら、そりゃあハマるでしょ、て感じです。

最近自分がTwitterでも言ったことですが、ワンオクとサカナクションは全く違うバンドだけど、自分の中高生の時にこの2組が人気だったのは象徴的だったと当時を振り返ると感じます。2011年、サカナクションはアルバム「Documentary」を出し、ロックファンに更に知名度を浸透させる。事実、同年のフジロックでホワイトステージのトリとして彼らが出演したことも、その時の勢いを表していたでしょう。またワンオクも2011年といえば、武道館公演を行い、着実にその実力が知られていった時です。
そしてサカナクションは2013年紅白に初出場したことで、その人気は絶頂に達したとも言えるだろうし、ワンオクも同じ年にアルバム「人生×僕=」をリリースし、2014年には横浜スタジアムで大規模な野外ライブをやってのける。後追いではありましたが、あの時のライブ映像を観ると、彼らが日本を代表するバンドになった瞬間とも言えるのではないかと自分は思います。だからこそ、その後に海外視野での活動が活発になるのですが

つまりこういう形で彼らが2010年代中盤に日本で天下を取ったことは、この10年間のバンドシーン、音楽シーンで見てもかなり重要な出来事でしょう。そしてその時に中高生だった自分や友人たちもそのムーブメントに沸いていました。

そんな中ワンオクロックにハマり、彼らの野外ライブを見るために静岡、渚園まで行くことになったのが2016年秋のことです。この年を振り返ると、ワンオク以外に日本の音楽をほぼ聴いてなかったということが認識できました。




2017〜2018 /

Apple music ・ spotify

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2015年、Apple musicが日本に上陸し、翌年にはspotifyも日本でサービスが始まります。この2つが黒船的存在となり、音楽シーンに影響を与えたことは2017〜2019年を振り返っても見えてきます。高校生の僕、牛乳配達が音楽ストリーミングサービスを積極的に使うようになりだしたのは、2017年になってからのことです。

プレイリストでいうところの、suchmos、never young beach、homecomings、この3組は自分にとってストリーミングサービスを使いながら、曲を聴くようになっていったアーティストたちになります。

suchmosを知るきっかけが車のCMでこの曲を聴いたこと、と言う人は少なくないはず。自分もその一人で、当時ほぼワンオクしか日本のバンドを聴いてなかった中に、この曲のジャズを想起させる独特なリズムとボーカルyonceの声は新しいムーブが起きる予感を与えてくれました。

そしてネバヤンとhomecomingsは後からサブスクを使うことで好きになっていくのですが、つまり音楽を漁る方法が年々変わっていったということです。ラジオから聴こえる知らない曲を調べまくってた2011年が懐かしくも思える…。ワンオク以来久しぶりに日本のバンドに強く期待をし始めたのがこの2017、18の2年間だったということです。実際、suchmosは2018年に紅白に初出場を果たし、あの名言も生まれます。

「ライブハウスていう、汚ねぇところから来ました。suchmosです、よろしく」

まぁ紅白でこんなことを言ってしまったり、アディダスの服着てることも含めてカッコイイてことです笑

あとネバヤンに関する個人的な話として、2018年のサマソニ でアイス食べながら彼らのライブを観たことはフェスの思い出の一つだということです。まじで「夏のドキドキは止まらないんだろう」ですよ


気がつけば、ここまでバンドの話しかしてないんじゃね?て思われた方、2017年はある意味そういったことの転換期とも言える年になりました。






2017 / 2057

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2016、2017といえばチャンスザラッパーやケンドリックラマーのアルバムが世界中で高く評価されていましたよね。ただ自分はこういう海外、特にアメリカのラップシーンの勢いにすぐには合致することができず、「自分もみんなみたいに、ケンドリック最高!とかて言いたいなぁ」と思っていたのが2017年前半。そんなある日、自分の前に現れたのが…


ヒップホップ、ラップミュージックにそれまであまりのめり込めなかった自分にとってアルバム「Modern times」はとてつもない影響を与えてくれました。他の日本人ラッパーや、海外のラッパーが作る音楽とも違うのに、何か聴き心地が良いという、何にも例えづらいというのがこのアルバム。PUPEE自身もアルバムを作ると言ってから長らく待たせて完成させた作品であるだけに、SNS上でもかなり話題になっていました。このアルバムのおかげで自分はラッパーもめっちゃ面白いやん!て思うようになり、チャンスの「Coloring book」やケンドリックの「Damn」を聴いて最高と思えるようになりました。牛乳配達にとってのラップ入門アルバムです。

もちろんこのアルバム自体も大好きなのですが、自分にとって更に斬新だなと感じたのは、翌年にアルバムの解説盤を出したということ。これがまた最高なわけで、この人が影響を受けてきた音楽以外(ゲームやアニメ)の話、もちろん曲を作った背景も聞くことができるので、めっちゃオススメです。

まじで酒のつまみ、小腹の満たしになります。






2018〜2019 / 

遅れてやってきた坂道ブーム

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もちろん中学生の時に周りでAKBが流行ってたりてことはあったのですが、自分はそこに特に関心がいくことはなく、結果そのまま大学生までアイドル音楽とは無縁の状態でくることになります。高校生の時に乃木坂46のことを好きな友達が数人いて、その子たちが喋ってる時に「乃木坂で1番可愛いのて、誰なん?」などと、今思い返すととんでもない質問をしていた牛乳配達です…

大学から帰ってる時に電車を待ちながら、Apple musicをつけて、当時のヒットしてた曲のプレイリストを聴いた時に流れてきたのがこの曲。

一聴した感想


「なんて素晴らしい曲なんだ……」まじでこれしか出てきませんでした。自分がアイドルの楽曲に感動したのはこの時が初めてで、しかもその曲が西野七瀬の卒業シングルだとも知らずに。

そこから少しずつ乃木坂に関心を持つようになり、齋藤飛鳥が出ていた情熱大陸を見たり、乃木坂がグループで出ていた番組を少しチェックしたり活動を追っていくようになります。そして2018年大晦日、紅白での西野七瀬テレビ最後のパフォーマンスを見届け「なぁちゃん、卒業おめでとぅぅ!!!」となったのですが、この時点で自分は「帰り道は遠回りしたくなる」以外の曲を知っていたわけでもなく(それ以外だったら、「インフルエンサー」ぐらいかな?)、知ってるメンバーと言っても西野七瀬、白石麻衣、齋藤飛鳥ぐらいだっただろう。つまり、ハマったとも言えない状態で2018年を終えます。

ただそこから乃木坂に本格的にハマるまでの流れの話をすると少し長くなるため簡単に言うと、

自分にとって初めて推しメンができ、その推しメンがパーソナリティのラジオを聴くようになり、「乃木坂工事中」も見るようになって、ようやくハマったというわけです。そしてタイミング良く4枚目のアルバム「今が思い出になるまで」が2019年4月にリリースされます。ある意味自分にとってこのアルバムは乃木坂のベスト盤みたいなところでもあるのですが、その中でも「帰り道…」と並ぶくらい好きな曲が「ありがちな恋愛」です。「きっかけ」、「サヨナラの意味」などでお馴染みの杉山勝彦が作曲したこの曲。ここ数年の間でリリースされた神曲の一つだと言う乃木坂オタクは多いはず。

この曲自体はMVがないため、アルバムのCMをのせておきます。(このCMも最高なんだよね…)

乃木坂にハマったことで他の坂道グループにもハマっていくわけですが、彼女たちの2010年代後半の勢いを考えると、もう少し早く好きになっておけば良かった… と思うのは仕方がないのでしょうか?


ここまで個人的な日本の2010年代音楽を振り返ってきましたが、最後に僕が考えた2010年代日本音楽シーンの最も象徴する人の話をして締めることにします。










2010年代の覇者

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星野源のことを自分がちゃんと認識したのは、2015年に出たアルバム「Yellow dancer」の時になります。その前にもFM802で「夢の外へ」という曲を聴くこともありましたが、まだその時はそこまで関心を持ってませんでした。

2015年の年末、とにかくこの曲がラジオから流れていたという印象が強く、アルバムもTSUTAYAに借りに行ってウォークマンでめっちゃ聴いてましたね。そして翌年の単独ライブも観に行きたかったのですが、チケット取ることができず、まだ彼のライブは一度も観たことがないのです。とほほ

にも関わらず、ドームツアーに行かなかったことはけっこう後悔しています…

そこからの星野源は2016年、「恋」が大ヒットし、その後には朝ドラに「アイデア」がテーマ曲になるなど更に人気を高めることになります。

そして2018年12月、アルバム「Pop virus」がリリースされます。この「ポップウイルス」という言葉は、ライター川勝正幸が言った言葉「ポップウイルスに感染しろ」から引用されたものです。

星野源の音楽的な原点として大きくはマイケルジャクソンがいて、プラスとしてマークロンソンやフランクオーシャン的なポップミュージックからも影響を受けているということが一つ。更に彼は日本のアニメソングからも強く影響を受けているというところが重要なポイントで、そういった海外と日本の文化をミックスして、日本で売れる曲、かつ海外のポップミュージックにも引けをとらないようなモノを生み出した彼の功績はあまりにも大きいというわけです。

彼が影響を受けてきたあらゆるカルチャー、それはサブカルではなくポップカルチャーであり、全てをミックスすることで作り出されたこの曲、アルバムは、間違いなく2010年代の総括であると思います。過去に大病を患って地獄を見た星野源が2019年に「Pop virus」を引っ提げてドームツアーを行い、日本の中心で歌ったことは、単に1人のアーティストが日本で売れたというだけの話では済まされないということ。日本中にポップウイルスを感染させ、2010年代を代表するポップスターになったのです。


総括

大きすぎるテーマを一発目にしてしまったことで少し書ききれるかが心配ではありましたが、なんとか…という感じです。とにかく2010年代途中、海外のポップミュージックが盛り上がる中、日本も比較されることは多かったですが、いざ振り返ってみればこんなに素晴らしい音楽に溢れていたのかと感じております。これはあくまで個人的な2010年代総括というだけで、これを読まれている方にとっては、また違った10年間だったはずです。自分がこの10年間でどういった音楽を、どういう流れで聴くようになったのかを思い出す良い機会にもなりました。

また書きたいことがあれば、更新していきます。


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