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東京生まれ、ゆとり育ち。道草を食べ歩きながら、思うこと、食べたもの 、旅したこと、好き…

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東京生まれ、ゆとり育ち。道草を食べ歩きながら、思うこと、食べたもの 、旅したこと、好きなもの、これまでのことを書きます。

マガジン

  • 4月の道草

  • 「なんでそんなに韓国いくの?」

  • 3月の道草

最近の記事

‪後悔だけでたくさんの海を埋めてきたからもうそんな人生は嫌だ、と思いつつまた今日も後悔を海にぽいっとする‬

    • 外国人が不思議に思う、日本にある「誰のものでもない」もの

      職場近くの道で、ツツジが綺麗に咲いている。濃いピンクと淡いピンクの2色展開。通勤で足早に歩く人たちはツツジに見向きもしないけど、中国圏から来たであろう観光客は、道端のツツジを熱心に撮影していた。 その姿を見て、思い出したこと。 数年前、中国・北京の友人(以下:ジェーちゃん)が、東京へ遊びに来た。 彼女は花が大好きで「日本の桜を見る」ことが、来日の一番の目的だった。 あいにく都内の桜の見頃は過ぎていたので、立川にある昭和記念公園まで行った。ここの桜はちょうど見頃を迎えた頃。

      • ソウルの街、写ランです

        3月の後半、韓国・ソウルにて。 使い捨てのインスタンドカメラで撮った写真たち。 データにしてもらったはいいものの、全然写ってなくて笑えた。 中学生時代は使い捨てのインスタントカメラを常に持ち歩いていて(制服のブレザーのポケットに携帯)、学校でも放課後でもとにかく撮りまくっていた。 あの頃の写真は室内でもちゃんと写っていたし、自撮りも集合写真も完璧だったのに。カメラの性能はずっと良くなっているはずなのに。 昔の自分に敵わないことが増えてきた。

        • 一人で持てる空気の量

          今日の朝、玄関を開けて家を出た瞬間 「あ、この空気」と思った。 いつかどこかで、今日の朝に似た空気を、好きだなーと感じた記憶がある。 暖かさとか、まったりとした少し重い風とか、匂いとか。 思い出や記憶は、一人では持ちきれないと思ってて。 例えば誰かと話しているときに、 「あの時さー、ああだったじゃん?」 「えーそうだっけー?」 みたいな会話があると、 私が忘れかけた記憶を持っていてくれてありがとうと思う。 この思い出はこの人と持ってるんだなと安心する。 でも、懐かしい空

        ‪後悔だけでたくさんの海を埋めてきたからもうそんな人生は嫌だ、と思いつつまた今日も後悔を海にぽいっとする‬

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        • 4月の道草
          3本
        • 「なんでそんなに韓国いくの?」
          1本
        • 3月の道草
          3本

        記事

          ホワイトデー生まれのあの子

          柴犬の女の子が家族だった話。 私が中学生のときに柴犬の女の子が家にやってきた。 ひとりっ子の私は、妹ができたような気持ちで嬉しかった。 社会人になっても一緒だった。 おばあちゃんっ子なところが私と似ていた。 4年前のバレンタインデー、東京は記録的な大雪の日、 彼女はもう二度と会えない遠いところへ行ってしまった。 ずっとずっと泣いた。 何をしていても涙が止まらない。 子供の頃にもこんなに泣いた記憶がないくらい。 喉も頭も痛くなって、意識がぼんやりするほど泣いた。 もう会

          ホワイトデー生まれのあの子

          よく言えばルーティン、わるく言えばワンパターン

          毎朝、出勤前にスタバへ立ち寄る。 そこでドリンクを買い、会社へ向かう。その途中でようやく体が起きる感覚がある。 冬の間はホットココアにハマり、「ホットココアのベンティサイズ、ソイミルクで」、まるで挨拶かのように来る日も来る日もこの言葉を発していた。 社会人になって「ルーティン」というかっこいい響きの言葉を知った。「ルーティンワーク」とか。この頃では美容系YouTuberが「朝のルーティン」「夜のルーティン」と題して、オシャレな日課を動画で紹介していたりする。 私の朝のルー

          よく言えばルーティン、わるく言えばワンパターン

          ソウルで美味しかったもの記録

          1月、ソウルに行ってきました。 毎日気温が−15℃くらい。そんな寒さ厳しいソウルで食べた、美味しかったもの記録。 🍴 🏠감나무집(カムナムチプ) 🍳고등어조림(ゴドゥンオジョリム) ₩8,000 홍대입구(弘大入口)駅から徒歩10分。24時間営業の定食屋。 日曜の朝でも店内はいっぱい、近所の家族連れが飾らない格好で朝ごはんを食べやってくる。 고등어조림という鯖の煮物を注文する。白米・豆腐・キムチ・ナムル・目玉焼きなどがセットで約800円。(おかずはセルフで食べ放題) こ

          ソウルで美味しかったもの記録

          冬に食べたカルボナーラ批評

          いちばん好きなパスタは、カルボナーラ。 それもコッテリ濃厚なカルボナーラが大好き。でもなかなか自分好みのカルボナーラに出会えません。 この冬に食べたカルボナーラの記録です。 🍝 手紙舎 2nd STORY 温泉たまごとキノコのカルボナーラ 柚子胡椒風味  1,200円 ★★☆☆☆ 京王線の柴崎駅にある、手紙舎 2nd STORY。日曜日の開店直後でほぼ満席。カウンター席か相席なら、と言われてカウンター席を選ぶ。椅子が高く座り心地は良くない。席からはキッチンの様子が伺える

          冬に食べたカルボナーラ批評

          「なんでそんなに韓国いくの?」 #1 韓国アレルギーだった話・初めて韓国に行った話

          私はこれまで韓国に数十回は行っています。(数えることは諦めました) まわりの人からは「なんでそんなに韓国いくの?」「韓国行って何するの?」とよく聞かれるし、 “韓国好きな人”というカテゴリに振り分けられていると自負しています。 自分でもここまで韓国に入り込むとは思っていませんでした。 今でこそ、韓国というか、韓国カルチャーが好きですが、元々は好きじゃなかった…むしろ嫌いだったかもしれません。政治や歴史的な考えからではありません。なんとなくです。「なんとなく好きじゃない」、

          「なんでそんなに韓国いくの?」 #1 韓国アレルギーだった話・初めて韓国に行った話

          あの時じゃなくて、いま出会いたかった

          出会いと別れの春だから、出会いと別れについて書いてみる。 人との、物との、音楽との、たくさんの出会いは いつも夕立のように突然で、しばらく降り続く。 でもいつの間にか雨雲が通り過ぎるように、 付き合わなくなって、使わなくなって、聴かなくなる。 そうしているうちにまた新しい雨雲ができて、私に雨を降らす。 せっかくの出会いに傘を差してみたりする。 昔の私はいつもこう思っていた、 「あの時、出会っていれば」 「あの時、出会っていてよかった」 最近の私はふと思う、 「あ

          あの時じゃなくて、いま出会いたかった