酔いのピークで打つシャブ牛丼

今まで連絡を頻繁によこしてたやつからの連絡が急に止まった。パチンコで例えるなら、金を投じ続けて私のハートがやっと確定演出に入ったいい頃合いだというのに。

そうでなくとも他のところからの連絡も何故か途絶えがちになってしまって、私自身が面白く無くなったのかと3時間ほど悩んでみたが、これはもはやなんなら呪術廻戦でいう「帳が降りた状態になった」くらいのポジティブシンキングでいこうなと思った。

まあこんな冗談はよしこちゃんで、正直今後どうしようかと日曜の午前四時前に昨日酔っ払いすぎて浴びそびれたシャワーを浴びながら考えてみた。実際、人間に依存しなくてももっと小説を読むだとか映画を観るだとか音楽を深掘りするだとか、もっと理想の時間の潰し方なんていくらでもあるようなもんだ。自分の脳の遅筋が鍛えられてないばかりにこんなしょうもないシーンで頭を抱えるような人間にならねばいけないのだ。

とりあえず明日ジュンク堂に行こう。タワレコに行こう。テアトルシアターに行こう。降りてる帳は素人にはどうにもできないから。

二軒三軒とまわって丁度記憶のない頃合いになってくると私はどんなに腹が張っていようと松屋を買う習性がある。昔は「シメのラーメン」とか言われても全然ピンとこなかったし、なぜそんなわざわざ太るような行為をするのだろうと思っていた。しかし飲酒を始めて約5年、飲むものは基本ビール→ハイボール、酔いが回り始めたら焼酎水割り。居酒屋メニューの左隅に申し訳程度にあるデザートメニューには1ミリも目を惹かれなくなった。
さらには飲酒のシメには、毎回あの黄色い看板(円が3つ)へと特攻する。時計の短い針が天井を指そうとする時、ゾンビも寄り付かないような形相で牛丼並盛と書かれたパネルへと手を伸ばす23歳OLは、正直他の客からしても滑稽な光景であろう。

さて謎のゾーンも切れかけて脳が痛い。これは先にロキソニンを飲んで穏やかな日曜日への手段を講じるか悩むところである。

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