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爺ちゃんの独り言 61

読了 安倍晋三と社会主義 鯨岡仁

岸信介元首相もその孫も

基本的にリベラルなんだ。旧民主党政権よりはマシだけど。


長文なので続きは→爺ちゃんの独り言 61|爺ちゃん @gchan92416212 #note https://note.com/gyou1/n/n39727c9c1c6a





第6章  ポスト安倍の行方





第5章 アベノミクスとは何だったのか?

この本のメインと言えるだろう

>日本は戦後、焼け野原の中から、世界有数の経済大国に成長した。その原動力となったのは、安倍の祖父である岸信介ら革新官僚が、戦前・戦中につくった国家・官僚主導の経済政策運営の仕組みであった。 早稲田大大学院ファイナンス総合研究所顧問の野口悠紀雄はこの体制を、一九九五年に出した本で「一九四〇年体制」と名付けた。


>一九八五年にソ連のトップとなったゴルバチョフ大統領はソ連崩壊の直前、日本を訪問したときに、こう言ったとされる。 「日本は世界でもっとも成功した社会主義国家だ」


>このため、橋本は九六年七月、私的諮問機関「中央銀行研究会」を設置し、「日本銀行の独立性」を高める法改正を検討した。九七年三月、日銀法改正案を国会に提出し、六月一一日に成立させた。 この日銀法改正の精神を骨抜きにしたのが、のちのアベノミクスである。


>こうした状況を「社会主義化」と指摘する識者もいる。帝京大学の宿輪純一教授は二〇一七年一一月二三日の『現代ビジネス』に「ようやくわかった。アベノミクスとは『社会主義化』のことだった」と題した論考を寄せ、こう記している。





第3章 「瑞穂の国の資本主義」、その真意

第4章 アベノミクスの「変節」

アドバイザー・フォローワーとして、読了した数々の方が登場

・故 西部邁さん(読了 保守の真髄 西部邁 講談社現代新書)

・藤井聡京大大学院教授 (読了 コンプライアンスが日本を潰す 藤井聡 扶桑社新書 他7冊)

・嘉悦大学教授 髙橋洋一 (読了 「消費増税」は嘘ばかり 髙橋洋一 他13冊)

>高橋洋一は一二年秋ごろ、野党自民党トップの安倍に「おっしゃっていることは、欧米では左派の政策です」と尋ねた。安倍はこう返事したという。

>「それはかえっていいじゃない」



第2章 社労族から小泉首相の後継者へ


年金・健康保険、最低賃金制度を作った岸首相を意識していた安倍晋三は、代議士になった直後から介護保険創設に係っていく。橋本内閣の厚生相だった小泉純一郎の時に介護保険制度法案を成立させている。


第1章 「統制経済」と「福祉」のDNA


 第二次世界大戦、太平洋戦争前

国家総動員法・大政翼賛会等

日本の戦時統制経済は共同主義という名で

社会主義(ソビエト共産党やナチス党の一党独裁=強力なリーダーシップ)を

意識していた。

下記は驚いた。

>岸はこの後、三輪に「社会党に入れてくれないか」と打診している。意外に思われるかもしれないが、岸が戦前つくった官僚主導の「統制経済」の理論は、北一輝の国家社会主義やマルクス主義が土台になっていた。(中略)社会等には、戦前、岸と行動を共にしていた革新官僚出身者がおり、社会党やのちの民社党の指導的立場になったものも多かったのである。

(略)

>安保改定の印象から保守政治家とみられている岸。だが、いまにつながる年金・健康保険制度をつくったという事実は見落とされがちだ。


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