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1945年のこの日、地球市民にとって絶対に忘れてはいけないことが起こりました。
8時15分、広島上空において、B29『エノラ・ゲイ』が投下した長さ3.2メートル、重さ4037キロのウラニウム使用の原爆「リトルボーイ」が上空570メートルで爆発。摂氏100万度、数十万気圧の熱線と熱風、放射能が発生しました。
キノコ雲は1万6千メートルにも達したとか…。
これにより一瞬で10万人以上が犠牲になりました。
そして、その影響は今にまで続いております。
井伏鱒二は『黒い雨』の中で、「正義の戦争よりも不正義の平和の方がいい」と言っておりますが、戦争はいつも「正義」の名の元に行われます。
「正義とは何なのか?」
それをいつも問う必要があると思います。
ちなみに『エノラ・ゲイ』はB29機長ポール・ティベッツ大佐の母親の名前から名付けられたそうです。
『エノラ・ゲイ』は今でもスミソニアン航空宇宙博物館に保存展示されています。

広島への原爆投下から約100年前の1848年はヨーロッパで革命の嵐が吹き荒れました。
その混乱の中でイタリアの人々が独立のため、闘争を開始しはじめました。
その当時、イタリアを手中に収めていたのはオーストリアでしたが、これによりオーストリアは混乱に陥ります。
その危機に立ち向かったのが名将・ラデツキー将軍でした。
彼が各地での反乱を平定し、遂にミラノ城に入城したのが、8月6日でした。
その名将を称えるために父ヨハン・シュトラウスが作曲したのが、ラデツキー行進曲だったんです。
ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートで有名なあのラデツキー行進曲です。
独立しようと立ち上がった人々を制圧した将軍賛歌の曲として聞くか、混乱した国内を治めた英雄の曲として聞くかでラデツキー行進曲の聞こえ方が変わってきそうです。
ちなみに、ヨハン・シュトラウスは父の1世と息子の2世がいるのですが、この親子の物語も面白いので、またの機会に!!

今から約400年前の1612年(慶長17年)にタバコ嫌いの方が喜ぶような規則が天下人・徳川家康により世の中に出されました。
それが結構厳しくて
『たばこの売買者を見つけた者には、売買者の家財を没収して与える。』
というモノでした!
現在はタバコ禁止地域でタバコを吸ったとしても罰金や反則金などで1000円ぐらいだったと思いますので、全然違います。
家財没収!!!
よっぽど家康は喫煙が許せなかったんでしょうね。

家康の話が出たので、秀吉の話も。
1585年(天正13年)豊臣秀長が総大将となって、四国を収めていた長宗我部元親を降伏させることに成功しました。
長宗我部元親は降伏したことで阿波、讃岐、伊予は取り上げられますが、土佐一国は与えられました。
普通なら、秀吉に文句の1つも言いたくなるところですが、元親はこれ以降、秀吉に心服することになるんです。
贈り物も沢山したそうなんですが、その中で最も大きかったのがクジラ。
浦戸湾で採れた巨大なクジラを丸ごとすだれでくるみ、船を数十隻ならべた上に載せて、大坂まで運びました。
大坂についた頃には腐ってなかったのかなぁ。
クジラって腐ると爆発するはず…。
もしかして、長宗我部元親はクジラの爆発で秀吉を…。
なんて考えると講談の始まりです。
ちなみに四国制圧により、秀吉は九州島津攻めの道が開けたんです。
講談ではこの九州攻めに若き真田幸村が登場しますが、その話はまた別の機会に。

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