見出し画像

【観戦記】松本山雅対ギラヴァンツ北九州(J2リーグ第9節)

はじめに

こんにちは。梅雨が明けて、すっかり夏を感じるようになりました。

今日は松本山雅とギラヴァンツ北九州の試合をDAZNで観戦します。大宮、町田と立て続けにゲームを落としてしまったことで、チームの雰囲気が少し心配ですが、「負けてもすぐに次の試合が来るので挽回できる」とポジティブに捉えて試合に臨んで欲しいです。7月は7月、8月は8月です。タフに走って勝利を掴みましょう。

ギラヴァンツ北九州について

ギラヴァンツ北九州は、徳島などをJ1に導いた”昇格請負人”小林伸二監督が率いており、J2復帰一年目を過ごしています。現在4勝1分3敗の5位タイ。

前節ホーム徳島戦は2-1で勝利。戦力的には「昇格ガチ勢」みたいな雰囲気はありませんが自分たちのアグレッシブなスタイルが相手を上回れば勝つ、みたいなチームです。

私が最後に北九州を観たのは、去年の天皇杯、ノエスタで行われたヴィッセル神戸戦です。今回の注目プレイヤー、ディサロ燦シルヴィーノもその時出場しており、キレのあるドリブルを披露するなどかなり存在感を放っていました。その時の北九州はまだJ3でしたが、すでにJ3では上位に位置しており、「高い位置で奪いに行く」「ボール持ったらすばやく連動して動く」という自分たちのスタイルを神戸相手にぶつけ、どこまで通用するかという中間テストのような意味のある試合になっていました。最終的にはボコられてましたけど。。

画像1

画像2

池さん

ちなみにJ1上がった時に私が買ったユニはIKEMOTO14でした。走れ池元決めろゴール。(今日はやめてね)

余談が続きますが公式ミッフィー専門店の中の人はギラヴァンツ北九州を応援しています。この方ツイート面白くてついつい見てしまいます。ぜひ覗いてみてください。

山雅の連敗もっっ!!↴


スタメン

松本山雅

画像3

3-5-2もしくは1トップ2シャドーの3-4-3形が予想されます。注目は彰人。前節の悔しさをプレーにぶつけて欲しいところ。山本龍平が左に入ります。

ベンチにはアウグストが入ってきました。どこでどう使うでしょうか。セルジは間に合わなかったようです。後半キックアンドラッシュになる前に崩しでのゴールが見たいです。

北九州

画像4

ベーシックな4-4-2です。永井はうちのレンタルなので元マリノスのGK高橋以外は前節のスタメンと同じ布陣。

前線、サイドにパスを送り込む加藤には自由を与えないようにしないといけません。ワンタッチが多いということは相手のプレッシャーかかる前に展開出来てリズムが生まれやすいということです。

試合メモ

前半

やはり山雅は1トップ2シャドーの3-4-3で入ります。ある程度北九州の押し込みに耐えつつワンチャンスをモノにしたい。

4分 彰人の持ち込みからゴール前で隼磨へ。今日の彰人にはこれを期待しています。バイタルにボールを運んでスクランブル作ってシュートまでいって欲しい。

入りはやや松本優勢。北九州のアグレッシブな守備をある程度かいくぐってマイボールにできています。慣れてきたら繋いでチャンスにしたいところ。

17分 浦田から縦ワンタッチで阪野へ。反転してシュート!惜しくも枠外。一瞬の空いた縦を見ていた浦田の視野は見事でした。

今日の相手はハイプレスで来るって分かっているからか、いつもみたいにボール持って味方を探す「ボヤボヤタイム」が少なく、縦狙いが出ていていい感じです。ただCBの蹴っ飛ばしいらねえなぁシャドーとかサイド狙えないかなぁ

21分 高橋大悟のシュート!彰人に当たって圍が外へパンチング。CK警戒!シュート自体は自由には打たれていないのでここまでよく守れています。

山雅は前半いい入りができても、飲水タイムで相手がそこで修正してきてやられがちなのでこの飲水タイム後が要注意です。

27分 乾が倒してFK。直接で圍。圍のスローから浦田、山本、浦田。今日浦田いいですね。ルーズな部分には厳しくいけています。

33分 町野の縦パス、CBの裏へ、椿のシュート!隼磨がしっかりついていました。

30分過ぎても松本の守備がハマっていて、フィニッシュこそ多くないものの松本優勢な試合運びができています。

立て続けにCKが続くも、ゾーンディフェンスで松本が先にクリアできています。前半終わり際は北九州ペース。両FWに前向きで持たせてしまうシーンが増えています。相手が攻撃に切り替わった際にある程度間延びしていても、引き続き球離れの早いボランチへのプレッシャーは厳しく生き続ける必要があります。

左の山本はもっと自分で仕掛ける選手になって欲しい

前半終了! 松本 0-0 北九州

画像5


前半総括 

国分加藤の両ボランチの縦パスやサイド展開、受け手のFWや高橋大悟の仕掛けは脅威でしたが、松本はある程度守備がハマっており、やらせていません。というのも彰人鈴木が積極的に自陣で守備に参加しているからですね。

セットプレーの対応もよくできており、先にクリアできていました。

攻撃は少ないですがいくつか縦パスも入っており、少ない人数少ないパス数でフィニッシュまで持っていくシーンが何回か見受けられました。これはポジティブな要素です。

でもこのまずまずな展開の前半を見て思い出すのは前々節の大宮戦。そこそこいい感じで行けていたのに、ワンチャンスで負けました。真価が問われるのは後半。後半こそすべて。もっとサイドで前向いて貰って組み立てましょう。阪野と彰人は入るスペース被らないように。

後半

49分 鈴木の積極的な前向きの仕掛けが続きます。阪野はフィニッシャーとして連動して欲しい。

50分 しばらく続いた松本の攻撃をしのいだ後の北九州のカウンター。逆サイドなど広く使います。

52分 藤田が拾って、山本のクロスから阪野ヘッド!最大のチャンスでした。惜しくも枠を外れました。

53分 お返し。ディサロの右クロスから町野ヘッド!圍がセーブ。

50分過ぎから試合が面白くなってきました。もっともっと全体で連動してもらう動きして欲しい。

58分 ゴール ディサロ セットプレーでやられたというよりはディフレクション、切り返しの反応などで後手をとってしまいました。結局レレかぁ~

失点してしまったことはもうしょうがないので、ここから一点でも返すことができるかが重要になります。しかし北九州のCKが続きます。

ここまで何度もCKとをられているのは、CKの守備が悪いというよりは、クリアをマイボールにするとかカウンターに持っていくとかの切り替えができていないからなんでしょうねぇ。セカンドボールにもっといかないと。

62分 中央でカウンター。隼磨が持ち上がる。右の久保田へ。ニアでシュート!高橋のセーブからのポスト!ゴールならず。

69分 山本、彰人out 吉田、服部in

3-4-1-2。今日も吉田左、久保田はトップ下です。毎節恒例となっている服部への「信州蹴っ飛ばしfootball」よりは久保田がいることで繋ぎ役をしてくれることに期待。

78分 ゴール 町野 交代で入った鈴木国友が浦田からサイドで奪い、フリーの町野へ。コースを突いたシュートはグラウンダーで入りました。百歩譲って狙われていた浦田がつぶされたのはしょうがないとして、守備への切り替えを早くして乾にフォロー行って欲しかった。。

80分 隼磨、藤田out 中美、アウグストin 

どうもCBでのポカが多いです。なかなかリズムが生まれません。

90分 シメに池さん入ってきました。

92分 なかみいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ごおおおおおおらっそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおきてああああああああああああああああああ初ゴールやああああああああああああ!!!!!!!!!!!

試合終了! 松本 1-2 北九州

画像6


試合総括

◎ 一点返した、中美ケイヤ卍

○ 速い持ち込みからのチャンスメイクが出来ていた

△ CKの対応はできていた、でもそこで満足していた?

△ 前半点取れない、後半の入りでまたやられた

× ディフェンスラインが不安定、リズム作れない

三連敗しました。前節から修正が出来ていた部分もありますが、修正するとそこにまた課題が出てくる、という状況です。ただ滅茶苦茶弱くてボコられているわけではないですから、一つのゴールや一つの結果で状況は変わると思います。

まずよくなかった×のところはディフェンスラインでリズムを作れないところ。2点目の浦田なんて前半ビルドアップしてたりよかったのに、結局前節の大野同様CBの意味わからんところで自滅、ゴール献上みたいになってしまいました。

クリアが不十分だったり、相手にちょっとプレス受けるだけでラフに蹴ってロストしているようだとカウンターどころか流れも来ないんですよね。大宮戦町田戦そして今節と連戦の中で克服できなかった致命的な部分なので、この一週間で少しでも改善してほしいです。怪我人が多い中、吉田大野に経験を積ませていることは今後に繋がりますしいいと思います。乾は足が止まり気味になったり味方のフォロー遅れ気味でしたので、彼の実績やキャリアからすると、もっと味方を引っ張るような存在になって欲しいです。

CKはキーマンのマーク以外はスペースを守るゾーンマークをしていましたが、相手にそこまで高さがない中で、先にクリアできていてよかったと思います。問題はその後。「クリアしましたはいおしまい」じゃなくて、切り替えて、ライン上げて、カウンターって形に持っていかないと、何度も何度も相手にセカンド拾われてが続いてしまいます。CKからのカウンターまで行けるかで初めて課題克服と言えるでしょう。

攻撃面では数こそ多くなかったものの、山本龍平のクロスからの阪野のヘッド、隼磨からの久保田のニアへのシュートなど、流れからの良い感じのチャンスは作れていました。北九州の速いプレスに速いプレスで対応したことで、いつもよりは判断速く回せていたと思います。これでまたボヤボヤに戻らないことを祈ります。。

なんども言いますが私は服部へのキックアンドラッシュより、崩してのゴールの方がいいと思います。仮に前田大然をシャドーに置くなら服部最前で点取れるかもしれませんが。阪野彰人鈴木あたりにそろそろゴール生まれて欲しいです。山本のクロスは素晴らしかったです。簡単にバックパスするんじゃなくてもっと仕掛けられれば相当怖い存在になります。

中美のゴラッソは見事でした。J2週間ベストゴールだからよろしく。あとここから中美はゴール量産するから卍卍スタジアムで見たかったなぁ。できれば1失点で抑えておいて、追いつけ追い越せで終わりたかった。そうするとあの2点目がなければ、、ってなるわけです。やっぱ攻撃に課題というよりは守備でリズム作れないのが”点取れない””勝てない”の原因だと思います。

勝ってるチームは疲れにくい。北九州が最後までポジティブに走れていたのは前半凌いで、後半エースが決めて、疲れを忘れてプレーできていたからだと思います。勝ってれば必要以上にフォメいじる必要も交代も必要ないですからね。90分の池さん投入なんて余裕の現れですよね。それにしても椿と高橋大悟よかったなぁ

山雅も負け癖が付いているとは思わないので、ひとつリードできればいいリズムに持っていくことが出来ると思います。北九州だってずっと負けてるわけでも勝っているわけでもないですから。その為に選手層を厚くする。色々な選手の起用はこれからも続くタフなシーズンに必ず活きてくると思います。


中美のゴラッソで終われたこと、一週間空くこと、アウグストなど積極的選手起用。ポジティブに捉えましょう。

画像7

画像8

二年間待ってやっとゴール決めてくれました。呪縛開放卍

ハイライト


来週はYAMAHAでWAHAHAしましょう。おつかれさまでした。


























この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?