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化学反応【ルヴァンカップ準々決勝1stレグ】浦和レッズvs川崎フロンターレ

いよいやルヴァンカップのノックアウトステージが始まりました。神戸とのプレーオフに勝利したレッズは今大会初登場となる川崎フロンターレとの対戦です。

代表ウィーク期間での開催ということで川崎は山根、レッズは酒井が代表に招集されそれぞれ右SBが不在でした。

川崎とは今シーズンのリーグ戦対戦時に0-5で大敗を喫しているだけにレッズはリベンジに燃える試合でした。


スタメン

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レッズは直近の湘南戦からメンバーを6人変更。GKが鈴木、右から宇賀神、岩波、ショルツ、明本の最終ライン。ボランチが平野と柴戸がコンビを組み2列目が関根、小泉、汰木、1トップに江坂が入りました。ユンカーや西川などは疲労を考慮してのベンチ外だと思われます。

一方の川崎は直近の札幌戦からメンバーを4人変更。不在の山根の代わりにイサカゼインが入り、アンカーにシミッチ。3トップが左から遠野、ダミアン、家長という構成でした。


試合内容

試合の入りが良かったのはホームのレッズ。川崎の前線からのプレスを剥がしてボールを保持する。14分に川崎はCKが流れたボールを家長がグラウンダーの高速クロスを入れるも誰も反応できず。レッズはボールを握りゴール前まで運ぶシーンをいくつか作るもシュートまで持ち込めない。27分にレッズは関根のクロスに明本がシュートを打つもふかしてしまう。35分にレッズの前からのプレスで小泉と江坂が山村からボールを奪い江坂がゴール前にラストパス、走り込んだ関根が冷静にゴールに流し込みレッズが先制。41分に川崎は高い位置でボールを奪うと最後は家長がシュートを放つもショルツがブロックに入りコースを変える。43分に川崎が登里のクロスにイサカゼインが左足でシュート、鈴木がしっかりとセーブする。前半は1-0のレッズリードで折り返す。

後半から川崎は遠野とイサカゼインを下げて、小林と小塚を投入し巻き返しを図る。後半立ち上がりは川崎のペース。51分に脇坂がスルーパスを受けてシュートを放つも岩波がスライディングブロックで防ぐ。56分にはダミアンのヒールパスに小林が背後に抜け出しシュートを放つも、オフサイドとなる。58分にレッズは自陣で川崎のプレスを剥がし、汰木から関根へスルーパスが出るも関根のコントロールが僅かに大きくなりGKチョンソンリョンに防がれる。66分に背後に抜け出した小林が落とし、脇坂が走り込んだところを柴戸が倒してしまう。これがVARでPKの判定となり川崎がPKを獲得。家長がしっかりとPKを沈め1-1の同点に。同点に追いつかれたレッズは80分に中盤でのインターセプトから途中出場で右SHに入った田中に展開。田中がゴール前にグラウンダーのクロスを流し込みGKと1vs1になった江坂が合わせるもチョンソンリョンがファインセーブ。90+2分にはレッズのFKのチャンスで江坂がヘッド、こぼれ球を田中がシュートしゴール前にいた槙野がコースを変えるも枠を捉えられず。試合は互い譲らず1-1で終了し2ndレグに移ることとなった。

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・試合スタッツ

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・試合ハイライト動画



トライアングルの攻防

・レッズのトライアングル
この試合でレッズは4-2-3-1のフォーメーションを可変させて、下の図のように汰木が内側に絞り明本を高い位置に上げて3-2-5のようなシステムでビルドアップを行いました。

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これによって江坂の1トップに小泉と汰木の2シャドーというトライアングルを中央に作ることができます。2シャドーを作ることで川崎のアンカーの脇のスペースでボールを引き出しやすくなります。下の図のような立ち位置となりシミッチが小泉か汰木にマークをした場合もう片方の選手は空くことになります。

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32:04の場面ではショルツから平野にパスが入り、ダイレクトで平野からフリーになった小泉にパスが渡りました。このシーンではシミッチはボールサイドのシャドーである汰木のケアをしに行きました。橘田は小泉をケアするのか、平野まで前に出てボールを奪いに行くのかで迷った結果、プレスに行く判断が遅れて平野に中途半端にプレスに行く形となりました。平野も上手く橘田のプレスをダイレクトで逃げました。レッズは江坂を経由して左サイドの明本に経由して敵陣まで前進することができました。

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また、このシステムの最大の強みがこのトライアングルに入る選手がどこのポジション(三角形の頂点)に入ってもプレーすることができるということです。3人の選手がトライアングルを維持しつつ、立ち位置を流動的に変えることで川崎はなかなかレッズの縦パスに対してアプローチをかけることができませんでした。下の図は27:24の場面ですが、シミッチが小泉に食い付いて中央にできたスペースに江坂が下りてきて岩波から縦パスを受けます。江坂にパスが入ると汰木は背後を取る動き出しをしていて江坂から汰木へスルーパスが出ました。最終的には右サイドの関根に展開して明本が折り返しをシュートしました。シュートまでの一連の流れが素晴らしいシーンでした。

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・深さも出せたレッズの攻撃
レッズは汰木、小泉、江坂の3人の選手が横並びになることがなく、深さを出す選手とライン間でボールを受ける選手で上手くバランスを取れていたことが大きいです。ほぼ0トップのような状態で臨機応変に深さを出す選手をローテーションしながら攻めることができていました。江坂や小泉がライン間でボールを受けると汰木や関根が必ず背後へ飛び出す姿勢を見せていましたし、ライン間で受けた選手よりも前に選手が動き出していることによって縦パスが連続で入るような状況を作り出せていました。

このことについては江坂もコメントしていました。

(奪った後につなぎで江坂選手や小泉選手が起点になり、裏を突く動きや汰木康也選手が中に入ってくる形など、バリエーションが増えたように見えたが、その手応えはどうか?)
「自分や佳穂が落ちたときには汰木、関根が相手の背後に抜けてくれる動きもありましたので、そのバランスやポジショニングはやっていても楽しかったです」

引用:ルヴァンカップ 準々決勝 第1戦 vs 川崎「最後まで闘い、第2戦につなげる」(浦和レッズオフィシャル)


・川崎のトライアングル
川崎もトライアングルを作って攻めてくるチームですがレッズとは違いサイドでトライアングルの連携を使って攻めてきます。川崎はサイドで必ず幅を取る選手、背後を取る選手、その2人をサポートする選手のトライアングルを作ります。

幅を取る選手にパスをして相手を広げたところでポケットと呼ばれるPAの脇のスペースを取りに背後へのランニングをしてきます。この試合でも51:48には小塚のスルーパスから脇坂がポケットに侵入してシュートをした場面がありましたし、56:08では橘田、ダミアン、小林のトライアングルでポケットに小林が侵入しオフサイドになりましたがシュートまで持ってきました。

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川崎のトライアングルも流動的で、幅を取る選手、背後に抜ける選手、2人をサポートする選手をSB、IH、WGで主に形成してきます。出し手と受け手の関係性に加えて、3人目の動きで背後を取ってくることが特徴です。

それに対してレッズはSB、SH、ボランチでトライアングルに対抗しボランチまたはSBが1番危険な背後のスペースをケアすることが多かったです。レッズの守りで特徴的だったことが出来る限りこの3人で対応することでCBを釣り出されないようにすることでした。ダミアンがサイドに流れた時はCBは付いていきましたがそれ以外の場合は中央に留まりクロスの対応へ備えていました。レッズもポケットに関してはとても警戒していたので、あまり侵入される回数が少なく、川崎が崩すことに困っていました。


プレスの質

両チーム共に前から積極的にプレスに行き相手のビルドアップを壊そうとしました。客観的に見ても前からのプレスの質に関してはレッズの方が上回ったのではないのかなと感じました。

・レッズの前からのプレス
レッズは下の図のように4-4-2の陣形で2トップの江坂と小泉がシミッチを挟んだ状態からプレスを開始します。シミッチを挟んでからCBへ2トップの1枚がプレスをかけます。この時に川崎はボールサイドのIHがビルドアップのサポート役として下りてくるのが特徴です。レッズはIHに対してボランチがしっかりと捕まえて起点させませんでした。

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レッズが先制した場面も前からのプレスから生まれた得点でした。あの場面では江坂と小泉でシミッチにアプローチし、小泉がシミッチの体制を見てバックパスを先読みして山村からボールを奪ったところから関根のゴールに繋がりました。

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・2トップの距離間
この試合では江坂と小泉の2トップの距離間が非常に良かったと思います。彼らが常に近い位置でプレスをかけれていたので1人がプレスに行ってこぼれ球をもう1人が回収することができていましたし、1人がボールホルダーに行くともう1人は必ずシミッチをケアする意識がありました。2人が運動量豊富にプレスバックも怠らずに押し込まれた時もアンカーのシミッチをケアしていたので、鋭い縦パスがIHやダミアンのところに供給されませんでしたし、サイドチェンジをされる回数も少なかったです。

・川崎の前からのプレス
川崎のプレスの特徴はサイドから中央へ追い込んでくるということです。CBに対してダミアンとボールサイド側のWGがSBへのパスコースを切りながらプレスをかけてきます。そしてIHがボランチを捕まえてきます。サイドに追い込みCBかボランチのところで奪ってショートカウンターというのが1番川崎が狙っているパターンだと思います。

そんな川崎のプレスに対してレッズのGK鈴木を含めてビルドアップがこの試合はとても有効でした。試合開始直後の0:10や6:57のシーンで前からのプレスを受けた時に、下の図のように鈴木がWGがプレスに出てきて空いた明本のところへピンポイントでパスをしました。この時に川崎は右SBのイサカゼインをスライドさせる形で対応しましたが、この試合ではイサカゼインのところで入れ替わる場面がいくつかあり突破口になるポイントでした。

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また明本に右SBをスライドさせた時に前線では川崎の2CB+左SBに対し1トップ+2シャドー(+右SH関根)で数的同数になっているので、もし明本が次に繋げることができた時にビッグチャンスに繋がる可能性が高いです。鈴木のパスを繋げる意識も高く、精度も高かったので素晴らしかったと思います。

とは言え57:03で岩波のコントロールミスを奪われた場面や86:04では鈴木のパスをダミアンがパスカットするシーンがありました。川崎のプレスは常に強度が高い訳ではありませんが、ここぞという時のプレスの迫力やスピードは質が高く2ndレグではビルドアップ時のミスが命取りになる可能性もあるので注意が必要です。


・制限をかける
前からのプレスの1番の狙いは高い位置でボールを奪うことですが、それ以外にもパスコースを限定することや相手を自由にプレーさせないこともプレスの狙いになってきます。CBやボールホルダーに制限をかけるという点においてはレッズと川崎とで差が出た部分かなと思います。特に差が出た部分は「前線がプレスに行った時にしっかりと縦パスを消しながらプレスできているか」です。

両チーム共にボールを握りながら戦うことをスタイルにしているのでプレスを剥がす力も長けています。ですので少しでもプレスが緩くなったり、パスコースを遮断するのが遅れると、簡単に消していたはずのパスコースにパスが通ってしまいます。ボールホルダーに制限をかけるという点で川崎の3トップのプレスは少し緩い部分があり、岩波、ショルツ、槙野から良い状態で縦パスを供給することができていました。川崎はダミアンが1人で2CBsにアプローチをかけることが多く、ダミアン1人では縦パスのコースを消すことが難しい状況でした。

一方で川崎のジェジエウや山村に対して江坂と小泉を中心に上手く制限をかけることができていたので、なかなか良い状態で縦パスを出させませんでした。先程も説明しましたが2トップがアンカーを消しながらCBにプレスに行くので、アンカーを経由して展開することが難しくなり、川崎のビルドアップに制限をかけることができました。しかし、左CBの車屋は元々SBが本職の選手ということもあり視野が広く、18:05のように車屋から鋭い縦パスがいくつか供給されました。レッズとしては車屋が負傷交代となったことは助かった部分でした。


プレビュー

準決勝進出条件
・試合勝利
・2点以上を取っての引き分け以上
・1-1で延長戦もしくはPK戦で勝利

0-0や試合敗戦はルヴァンカップ敗退です。


予想スタメン

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ホームの川崎は下の記事のように最終ラインが怪我人が続出していて野戦病院状態なので正直予想が難しいです。

個人的には後半のメンバーを中心に構成してくるのではないかなと思います。レッズ的には橘田が右SBに入ってからかなり明本や汰木をケアされたので右SBで橘田を起用されると厄介かもしれません。あとは1stレグでは途中出場だった小林は先発で起用してくるのではないかなと思います。小林が入ることで背後への動き、斜めの突き抜ける動きなど他の選手にはないような動き出しができる選手なので警戒が必要です。

一方でレッズはある程度メンバーを入れ替えるのではないかなと思います。1stではメンバー外となった西川とユンカーを使ってくるのではないかなと予想しました。最終ラインは西を右SB、ショルツと槙野のCBコンビ、左SBに明本を予想。ボランチが平野と伊藤。2列目が右から田中、小泉、大久保で1トップにユンカーを据えると予想。リカルド監督はかなり大胆にメンバーを変えるタイプの監督ですし、過密日程で選手の出場時間を管理しているところを考慮すると1stレグではフル出場していないメンバーを中心に構成してくるのではないかなと思います。このメンバーは明本のみ1stレグでフル出場です。


《レッズの攻撃》
レッズもメンバー次第では全く違うサッカーのスタイルなる可能性があるのでなんとも言えませんがユンカーを起用したと仮定して考えていきます。

川崎はプレスの構造を大きくは変えないと思うので、2ndレグもアンカーの脇をレッズは狙うことになると思います。

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・ビルドアップ
レッズは点を取らなければいけないので、積極的にボールを保持して川崎陣内でプレーすることが理想です。ビルドアップではボランチはIHに捕まると思うので2列目がIHの背後で受けれるかどうかが鍵です。また、後半の川崎が行った4-2-1-3のようにシミッチの脇にIHを下ろしてダブルボランチ気味でシャドーを捕まえる方法もありますが、そうするとレッズのボランチのところで数的優位を作ればスムーズに前進することができると思います。レッズが1番やってはいけないのがシミッチがシャドーに食いついた時に中央にできたスペースを使えないことです。ユンカーがトップに入ると江坂ほどボールを引き出す動きはなくなるので、SHの選手がしっかりとスペースを見つけてCBやボランチから縦パスを引き出すことが重要になります。

もしユンカーや田中が入るのであればスピードを活かして背後を取るところも1つの武器として使っていきたいところです。田中にはワイドでプレーさせて幅と深さを出させるタスクを与えた方が上手くいくと思います。右SBに誰が入るかにもよりますが西が入ると右サイドからボランチやシャドーに斜めのボールを入れられると思うので、また違ったビルドアップの形を作れると思います。

・押し込めば何かが起こる
レッズは点を取る必要があり、川崎は無失点なら準決勝進出となるので自陣にドン引きされるとそれはそれで厄介ですが、川崎のことなので多分前からプレスにくると思います。川崎の最終ラインはほとんどこれまで実戦でやったことのないようなメンバー構成となっているので、川崎陣内に押し込んだ時にマークの受け渡しやスライドの部分で綻びが出る瞬間があると思うます。川崎陣内に押し込んだ際には背後へのボールやDFラインとGKの間に入れるクロスなどディフェンスラインが処理に困るようなボールを入れていきたいところです。

また押し込むことで川崎のWGを低い位置に下げさせることもできるので、カウンターのケアにも繋がります。WGが守備に回らなければいけない状況を作ることが重要だと思います。


《川崎の攻撃》
川崎の前線は一瞬の隙を与えると見逃さない選手が多いので注意が必要です。トップにユンカーが入ることを考えると、ビルドアップで前進される回数も若干増えると思うので自陣に押し込まれる時間帯も出てくると思います。

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・ダミアンと小林にゴール前で仕事をさせない
まずはダミアンと小林に決定的な仕事をさせないことが重要です。ダミアンに関しては単純なクロスでも決定機に持っていく個の力があるので絶対にフリーでやらせてはいけません。マークに付いていたとしてもそこから点を取る力があるので、特にサイドからのクロスではダミアンを警戒しなくてはいけません。

またレッズが1番対応に困るのが小林だと思います。小林は瞬間的にマークを剥がしてフリーになるのが上手でこの試合でも50:28の登里のクロスに槙野の前に先に入ってきました。また柴戸のファウルとなりPKを与えてしまった場面では右サイドから斜めの動きで背後に飛び出して脇坂へパスをしました。動きのバリエーションが多くマークすることが難しい選手ですが、しっかりと小林の動きを予測して付いていくことと、スライドで上手くカバーすることが必要です。

・IHを捕まえる
またIHのインナーラップも気をつけなければいけません。この試合はレッズのボランチがしっかりと付いていったことでIHにハーフスペースを使われる場面がほとんどありませんでした。2ndレグでもボランチが運動量を落とさずに付いていくことが大事です。

・アンカーのケア
レッズが1stレグで上手く守れていた要因として、コンパクトな守備陣形を崩されなかったことがあります。川崎はアンカーのシミッチのところでサイドチェンジをしたところから数的優位を作りサイドを攻略するような攻撃も得意としていますが、江坂と小泉が上手くシミッチをケアしていました。2ndレグでトップにユンカーが入った場合、基本的ユンカーは前線に残ると思うのです小泉がシミッチをケアする役割になると思います。江坂と分業でシミッチをケアしていた1stレグとは違い、1人でケアする必要があるので小泉は重労働となるかもしれません。

ただレッズは4-4-2(4-4-1-1)の守備陣形でワイドに使われるとスライドする必要があり、後手に回ることになるのでどうにか片方のサイドに圧縮して同サイドで川崎の攻撃を対処したいところです。そのためにはアンカーのケアは必須になると思います。


最後に

前回対戦では0-5と大敗だった川崎に対してもう少しで勝てそうだったというところまで成長を見せられたのは素晴らしいことだと思います。江坂と小泉がようやく揃い、ピッチ上で見せた化学反応は想像以上のものでした。その2人に汰木や関根が上手く関わり、ボランチや最終ラインから幾度となく素晴らしいパスが入りました。見ていてとてもワクワクするサッカーでしたし、江坂や小泉にパスが入ると何かしてくれるのでという期待感に包まれました。

最近では上手くいかない試合も多かったですが、この試合は今シーズンの中でもベストパフォーマンスに近いプレーだったと思います。過密日程で厳しいコンディションの中でリカルド監督が上手くマネジメントして選手のコンディションを管理したことも大きいと思います。

そういった好材料とは別にレッズが奇襲気味に0トップのような布陣で試合に臨んだことで川崎のスカウティングが上手くいかなかった部分は考慮しなければいけません。2ndレグではこの試合ほどスムーズにはいかないと思います。ただ、川崎も怪我人が多くベストメンバーとは言えない構成になっていることも事実で、特に最終ラインは付け入る隙があると思います。また攻撃陣は一瞬の隙を突く選手がいるので注意が必要です。PKに繋がった場面での小林の飛び出しには「してやられた感」がありました。わかっていていも止められないような選手がいるのでレッズの守備陣の奮起に期待です。

また、この試合でレッズはユンカーや西川といった選手を起用しませんでしたが、鈴木や前線の選手たちのパフォーマンスを考えるとますますスタメン予想が難しい状況で嬉しい悩みです。どんな選手が出たとしても、熱い応援で選手をサポートし勝って準決勝へ駒を進めたいところです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


出典:


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