今のバンドの世界。夢や希望、目標ってあるんでしょうか?

まとめ

収入と言うのはその人の職業としての誇りを育てるものです。高い給料はその人が自身の職業を誇りに思う大きな要因の一つです。

高い収入を得ている人は憧れとして多くの人の目に夢や希望を与え、若い人の参入を促します。現在、音楽、特にバンドの世界は多くの方が赤字を抱えながらやっており、若い人がお金を目的として憧れを抱いて参入してくることはなかなかないと思います。

お金を得ようとしないと言う事は、お客さんからの信用を得ようとしない事です。信用、信頼を得て楽しみを提供する事に対して向き合おうとしないと言う事です。ですから、お金を得ようとしない人の演奏は自己満足の域を出ません。だからつまらない舞台が増え、つまらないからお金を出したい人が消えていきました。

夢や希望、憧れと言うものを取り戻すには、演者さんが皆経済的に豊かになる事。まずはここを実現させていかねばなりませんし、そのためには仕事を用意し、責任を作る事であると考えています。ノルマゼロというのは甘やかすための物ではなく、責任をお互い背負うためで、仕事を発注し受注してもらうための物です。

芸術においてお金が先か作品が先かという問いは常にあると思いますが、ことお金を先に頂いてしまっているライブにおいてはお金が先ですし、作品が先と言っている人で作家として豊かに生活している人は少数派です。作品が先と言う人はほとんどが自分の作品で生活をしておらず、また良い作品を見せてもらったことが有りません。先日も演奏を直接見ましたが、この人の為に人生は背負えないと言う演奏で、正直論が居でした。自分の耳には言い訳に聞こえています。

お金に対して真剣に向かい合い、お客さんの満足と真剣に向かい合う。そのために、背負うべきリスクをお互いにきちんと背負いましょう。そう言う世界になって初めて、お客さんが戻ってくる娯楽としてのスタートラインを取り戻せると思っています。

YouTubeチャンネル

主催ライブ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?