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【MTG】第12期関西帝王戦

この記事はMagic : the Gathering(以下マジック)に関するものです。
今回は、第12期関西帝王戦ヴィンテージの参戦録です。
それとオマケで筆者の力作デッキBazaagaのエピローグをつけています。


■あいさつ

《ウルザの物語》《苛立たしいガラクタ》の制限後、初の大型イベント参加です。残念ながら筆者が楽しく調整していたBazaagaは制限によって壊滅してしまったので、今回は普通のデッキで参戦しました。
対戦よろしくお願いします(`・ω・´)

▼デッキ

// メイン60枚
4:《Bazaar of Baghdad》
1:《露天鉱床/Strip Mine》
4:《ナルコメーバ/Narcomoeba》
3:《ゴルガリの凶漢/Golgari Thug》
4:《秘蔵の縫合体/Prized Amalgam》
4:《よろめく殻/Shambling Shell》
4:《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
4:《悲嘆/Grief》
4:《イチョリッド/Ichorid》
1:《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》
4:《虚ろな者/Hollow One》
1:《精神的つまづき/Mental Misstep》
3:《有毒の蘇生/Noxious Revival》
2:《否定の力/Force of Negation》
4:《意志の力/Force of Will》
1:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4:《這い寄る恐怖/Creeping Chill》
3:《黄泉からの橋/Bridge from Below》
1:《虚空の杯/Chalice of the Void》
4:《血清の粉末/Serum Powder》

// サイド15枚
2:《不毛の大地/Wasteland》
2:《応じ返し/Snapback》
3:《不快な群れ/Sickening Shoal》
4:《虚空の力線/Leyline of the Void》
4:《活性の力/Force of Vigor》

■対戦レポート

参加者41人スイスドロー6回戦

R1 vs WU逆説ティンカー

G1:先手1粉、相手1マリ
《悲嘆》で《ソープロ》を落とすスタート。発掘で《這い寄る恐怖》2枚が落ちて6点ドレイン。《イチョリッド》でアタック後《陰謀団式療法》FBで《黄泉からの橋》で2/2生成、相手トップからの《渦まく知識》でカード引いて投了。
G2:後手1マリ
相手1t目《多用途の鍵》《サファイア》《太陽の指輪》でエンドに《活性の力》。《這い寄る恐怖》2枚などで相手ライフ10。《イチョリッド》をコストの《セラピー》FB、指定《逆説的な結果》当たり。《魂標ランタン》で墓地を飛ばされて、《悪魔の教示者》から《天秤》、《パール》《ツンドラ》から《封じ込める僧侶》。こちらライフ12まで来たところで《不快な群れ》で除去できて《イチョリッド》で勝ち。
・所感
G1は先手だったのがかなり有利だったと思う。
前に対戦したときはメイン先手1t目《大いなる創造主、カーン》から《魂標ランタン》、2t目《カーン》から《真髄の針》とむちゃくちゃされたが今回はやり返せたかたち( ˘ω˘ )
しかし、G2でうっかり《臭い草のインプ》で「発掘6」してしまって警告をもらいました(´・ω・`)

R2 vs オース

G1:先手1マリ、相手1マリ
1t目《虚ろな者》。3t目《イチョリッド》2枚と合わせて4点、10点。
相手《エメラルド》、フェッチから《迷路庭園》。《アンリコ》には《精神的つまづき》。
G2:後手2粉
相手《虚空の力線》スタート、《Mox》とフェッチ置いてエンド。
こちら1t目、2t目それぞれ《Bazaar》置いてエンド。相手3t目《Mox》追加しつつ《禁忌の果樹園》から《オース》*2、エンドに《活性の力》。《Bazaar》起動して《虚ろな者》。《果樹園》の1/1スピリットによるビートダウン開始、次ターンに《虚ろな者》は《耐え抜くもの、母聖樹》で割られる。相手のマナがMox込みで6マナまで伸びたのでエンドに《サファイア》と《力線》に《FoV》。《這い寄る恐怖》が1枚めくれて、《イチョリッド》で《縫合体》が戻って次ターンの13点スタンバイ、相手ライフ10。《実物提示教育》を《意志の力》して勝ち。
・所感
メインではMoxと土地ぐらいしか見えなかったが、青緑の諜報ランドが出たのでオースと決めつけてG2へ。
G2は《血清の粉末》で《Bazaar》を飛ばしました₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾(上14枚が2回の粉で飛ばしたカード)

《FoV》2、《Bazaar》2、《HO》、《殻》、《FoW》とかいう最強ハンドきた_(┐「ε:)_

R3 vs ドレッジ(《銀打ちのグール》型)

G1:先手1マリ、相手1粉
《イチョリッド》《虚ろな者》《這い寄る恐怖》と先手を押し付けつつ、相手の墓地があまり強くなくて勝ち。
G2:後手3マリ1粉、相手1マリ
相手《虚ろな者》スタートで《這い寄る恐怖》2枚くらう。相手《Bazaar》2枚持ってて猛スピードで墓地が肥やされる。そのまま《イチョリッド》が3枚が帰ってくる体制になって、こちら頭数が足りず負け。相手ライブラリー残り3枚まで行ってたのでなんとかLOが出来ないか考えたが無理だった。
G3:先手1粉、相手1粉
こちら《虚空の力線》《虚ろな者》スタート。相手《不毛の大地》。こちらの3t目アップキープに《活性の力》、それに《意志の力》でさらに《意志の力》で割られる。《黄泉橋》から2/2発生。そのままこちら《Bazaar》引きなおせず負け。
・所感
G2、G3ともに相手の手札が強かった。G3は《虚ろな者》割られて《黄泉橋》から2/2が出てたので、勝ちを逸って《臭い草のインプ》でドレッジを進めずに通常ドローをしたほうがよかったかも知れない。結果的には、《不毛》後の2ターンどちらかを発掘してなければ《有毒の蘇生》か《不毛》を引いていたので、ライフ状況も考えて我慢してよかったと思う。
まさに結果論だが、相手の墓地もまだ《FoV》のみだったので1ターンは様子を見てよかったと思う(´・ω・`)判断が難しいのか決断が難しいのか…。

R4 vs アグロショップ

G1:後手1マリ
相手《抵抗の宝球》スタート。こちら《悲嘆》からの《虚ろな者》ハンドだったがそのスタートはできず。
《不毛》で《Bazaar》割られて、発掘して《這い寄る恐怖》2枚で6点。
《磁石のゴーレム》出されてこちらできることなくなって投了。
G2:先手
《Bazaar》2枚《悲嘆》2枚《橋》のハンドをキープ。黒カウントが足りず、《橋》捨てながらの《悲嘆》で《攪乱のフルート》落とす。
《不毛》で《Bazaar》割られて2枚目の《Bazaar》置いて2枚目の《悲嘆》で《世界のるつぼ》抜いてそのまま発掘しまくって勝ち。
G3:後手4マリ、相手1マリ
相手1t目《Mishra’s Workshop》《太陽の指輪》《攪乱のフルート》に《ナルコメーバ》切って《意志の力》。こちら1t目《臭い草のインプ》引いて《Bazaar》セット。相手2t目《Workshop》置いて《石とぐろの海蛇》X=8。エンドに《Bazaar》起動してアップキープから発掘開始。落ち方がかなり強く、《ナルコ》《縫合体》。相手はマナフラ状態で《抵抗の宝球》を追加すして《海蛇》アタック。発掘して《這い寄る恐怖》で6点、《イチョリッド》《ナルコ》《縫合体》走って7点で《橋》からもゾンビが出る。相手《海蛇》を立てるも、どうやっても10点以上抜ける墓地状態になって勝ち。
・所感
G1は先手なら《悲嘆》スタートで勝ってそうだったのでこういう先後の差がまさにヴィンテージしてるなーって感じ( ˘ω˘ )。
G3は全く《粉》が見えずの4マリで《ナルコ》《FoW》《Bazaar》のキープをした。ボトムには《蘇生》《HO》《HO》《インプ》を送ってたので欲張らない判断が正解だった。相手のマナフラとこちらの落ち方が強かったというのも噛み合った。

R5 vs UBルールス

G1:先手1マリ
1t目《悲嘆》に《FoW》。《這い寄る恐怖》2枚、《虚ろな者》で攻勢を作るも《イチョリッド》が落ちず《縫合体》が帰ってこない。《オークの弓使い》で《ナルコメーバ》が落とされつつチャンプブロックで凌がれてしまって《ルールス》回収。《魂標ランタン》でいったん墓地を飛ばされてとうとう《ルールス》。このフルタップのところで相手ライフ3だったので《恐怖》がめくれれば、となったがめくれず、《ルールス》の絆魂で安全圏まで逃げられたうえに《ランタン》使いまわせる状態になってしまったので投了。
G2:先手2マリ
《魂標ランタン》《トーモッドの墓所》《ウルザの物語》ときて、あと引きした《虚ろな者》を《FoW》されて投了。
・所感
G1で勝ち切れなかったのが全て(ヽ´ω`) 《這い寄る恐怖》か《イチョリッド》があと1回あれば…。
G2は先手で勝ち切るぞというアレで《FoV》をインしなかったが、1枚制限になったとは言え《サーガ》は対策しなければならない気がした(´・ω・`)

R6 vs 白単イニシアチブ

G1:先手、相手2マリ
相手《別館の大長》公開。《Bazaar》に《不毛》されて2枚目の《Bazaar》セット。《イチョリッド》でアタック。
相手、墓地の状態を確認して投了。
G2:後手
《別館の大長》公開。《Black Lotus》に《FoN》して《大長》に消される。《金属モックス》に《大長》刻印。相手アップキープに《FoV》で《BL》と《金属モックス》を割りに行ったところに《BL》から《封じ込める僧侶》。
そのままイニシアチブも取られて負け。
G3:先手3マリ1粉、相手1マリ
相手1t目《選定された平和の番人》で《Bazaar》指定。
《不毛》置かれて《Bazaar》が割られなかったので手札に4マナのカードがあると見て《イチョリッド》から《陰謀団式療法》FBで《練達の地下探検家》を指定するも、手札にあるのは《赦免のアルコン》で外れ。
そのまま負け。
・所感
先手ゲー感ある。《大長》がキツイし、出てくるクリーチャーのほとんどがマストカウンターになる。G3は手札が無さ過ぎた。

結果

というわけで3-3の17位。賞品は16位まで(^^ω)
しかしまあ、今回帝王に就いたロバートさんに今日勝ったのは筆者だけなので、筆者が真の帝王と言える(言えない)( ˘ω˘ )
とりあえず一番好きなカードのFoil売られてたので買いました。

発掘できなくなるのでドレッジにはよく効く

■おわり

ドレッジをしっかり回すのは久しぶりだったが、意外と普通の結果になった。以前の記事で「ブン回りでないと勝てない」と言ったが、これはさすがに誇張だったかも知れない。「ブン回りじゃなくてもときどき勝てる」という感じ。
昔(多分2018年頃)はただライブラリーをめくってるだけで勝てるゲームが割とあったように思うが、最近はフェアデッキからも強烈なカードが多数出てくるので、そんな甘えた遊びができなくなってしまったな、と思う(´・ω・`)。
あとやっぱり経験って重要やなと思った。特にそれがあったのがR2のG2。
このときに《粉》で《Bazaar》を飛ばした判断は、相手のデッキをオースだと決めつけていたので、
・対オースで必要なカードがほとんど追放されてない
・《Bazaar》以外のカードが対オースで何もしない
という手札だったので、ライブラリーから不要カードが13枚なくなって濃くなっているというのを根拠に実行した。結果、とてもよい手札になったが、逆に強すぎて相手の行動を待つことになった。《悲嘆》が打てるようになればこちらから動こうかな、ぐらいの感覚。

前回の禁止改定後、Bazaarデッキ自体は増えているようなので、それが墓地対策の強化にもつながっているもよう。Bazaarデッキを持ち込むことの難しさを感じる(´・ω・`)

というわけで、今回はここまで。
よいドレッジライフを٩( 'ω' )و


■オマケ ~Bazaaga エピローグ~

筆者がここ1年弱のあいだ調整を続けていたオリジナルデッキのBazaagaは禁止改定の炎に包まれた。しかし、Bazaagaは滅びていなかった!…となればいいなぁ、ということで、禁止改定後もなんとかBazaagaで勝てるように調整を試みたのだが、今回の帝王戦に向けての前哨戦に参加した結果は2勝8敗(2bye)でした。人間に勝てませんでした(ヽ´ω`)
《Taiga》からはマナしか出ない。《Saga》からは構築物とか《両替機》とか《探検の地図》とか色々出るのに(´・ω・`) ちょっと字面が似てるだけで全くの別物でした(残当)。
しかし、これで完全に諦めたという訳ではないので、そのへんの大会でまた奇異なBazaarデッキを回すと思う。
また、一部界隈で《無霊破》が《ルールス》《死儀礼》《アトラクサ》《蛙》が当たるということが話題になったので、これはこれで試したいところ。

あと、これは全く違う方向だが、《歪んだ愛着》《雲石の工芸品》《ルートワラ》2枚で無限ループが作れることに気づきました。

ストームで勝つる(`・ω・´)

ぎゃり粉_(┐「ε:)_


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