褒められるのを待っていないかい?
フリーランスになって、SNSを始めて、「思ったように発信が広がらない」と思っていたときに、ある出来事を思い出しました。
記者時代、とある大企業で不祥事があって、私はその企業の地下駐車場で張り番をしていました。人の出入り見張ったり突撃取材したりする役割です。
毎日張り番をしていると、だんだん張り番をする他社の人の顔もわかってきます。楽しそうな会話も聞こえてきます。でも私は一人でボーッと立っていました。
すると顔見知りの他社の人がニヤニヤしながら私に言いました。
「え?話しかけられるの待っているの?」
「私を見つけて」になっていないか
あまりにも無神経な発言でしたが、その通りでした。
私は誰にも自分から話かけないで、ただ誰かが話しかけてくれて、この無意味な時間を楽しい時間にしてくれるのを待っていました。
苦笑いをしたあの時から数年経っても、私はまだ同じ場所にいるようです。
Twitterでつぶやく、noteを書く(ほとんど書いていない…)、HPをつくる。
おしまい。
いいこと言ったよ。いいもの書いたよ。自分ここにいるよ。
誰か見つけて〜!
おいおい、そりゃ無理でしょう。
毎日どれだけのツイートがあって、何本noteがあがっていると思っているんだい?ライターだって毎日誕生しているんだよ?
GiveしないのにTakeを求めていないか
「縄跳びできたよ!見て見て〜」という子どもを、親はかわいいと思うでしょう。子どもも満足します。でも他人からすれば目にも留めない日常生活の背景に過ぎません。
視界に入っていない相手に、自分を知ろうとしてくれない相手に、関心を持ってもらうなんて無理があります。
だから私はまず、giveから始めてみることにしました。
Twitterでいいなと思うものがあれば、フォロー外でも♡を押す、気になる人がいれば自分からフォローする、ためになるnoteがあればシェアする、刺さった記事があれば拡散する。もちろん無理のない範囲で。
そうやってgiveを意識してみると、意外なことに情報感度があがりました。もちろんつながりも少し増えました。
誰かに褒められるのを待つのではなく、まず自分が褒める。giveとtakeは深くつながっています。なんだか上から目線のようになってしまいましたが、もし発信が広がらないことに悩んでいる方がいたら、春の新しい空気に任せて、一緒に少しだけgiveをやっていきませんか?
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