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腸活食習慣プロジェクトvol.16(2月) 寒い冬にもってこい!ココアと酒粕のぽかぽかレシピで腸活を手軽に始めてみませんか?【管理栄養士監修】

立冬も過ぎて暦の上では春を迎えましたが、まだまだ寒さが厳しいこの季節・・・。

寒さによる血行不良や自粛生活での運動不足なども重なり、この時期は便秘など腸内環境が乱れるリスクが高まります。

今月は、冷えた身体を温めてくれる腸活レシピをご紹介していきます。

未曽有のコロナ禍でついつい肩に力が入りますが、時には身体に優しい腸活料理を楽しみながらリラックスする時間を過ごして見てはいかがですか?


◆今月の腸活おすすめ食材【ココア】

ココア

ココアはチョコレートと同じくカカオ豆を原料として作られています。カカオ豆と言えばポリフェノールの抗酸化作用などが有名ですが、実は腸活にも役立つ万能食材です。

ココアには【リグニン】などの不溶性食物繊維が豊富に含まれています。不溶性食物繊維は便のカサを増やしたり腸管を刺激して排便を促してくれます。

便秘傾向者がココアを飲むことにより排便回数が増加したり、便の臭いの原因となるアンモニア量が減少して便臭の改善が見られたという報告があります。

それ以外にも末梢の血流を改善して冷え性を改善してくれるので、寒い冬にはもってこいの食材ですね!

また鉄分の他、免疫機能に関与する亜鉛も含まれているので貧血や感染症予防の為にも定期的に摂取するのがオススメです。

砂糖たっぷりの甘いココアは飲みすぎると腸内環境悪化の原因になるので、甘味料にはオリゴ糖やはちみつを使うなど工夫をしてみましょう!

◆腸活おすすめ食材と相性抜群【酒粕】

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酒粕とは、日本酒を絞った後に残る副産物です。昔から粕汁や酒粕甘酒など独特の風味で日本人を楽しませてくれていましたが、腸内環境の維持にも役立つ事が分かってきました。

酒粕には、ココアと同様に不溶性の食物繊維が含まれています。不溶性食物繊維は胃や腸で水分を吸収し膨らむことによって腸管を刺激するので、ホットココアに入れて飲んだり、粕汁にして水分と共に摂るとより効果的です。

また、レジスタントスターチやレジスタントプロテインという難消化性のデンプンやタンパク質が含まれておりビフィズス菌などの善玉菌を増やすことによって腸内環境を整えてくれます。

昔からの言い伝えで、杜氏(酒造りの最高責任者)の肌は美しいと言いますが、レジスタントプロテインの整腸作用や酒粕に含まれる遊離アミノ酸などにより肌のキメが整うなどの美肌効果も報告されています。

乾燥やマスクなどの刺激で肌トラブルの置きやすいこの時期、ぜひ腸活に取り入れてみてはいかがですか?

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