38冊目　ふりまわされない

カウンセラー歴40年以上のプロ
信田さよ子　著
会社、仕事、人間関係がらくになる
７つの物語

プロカウンセラー信田さんの著作の中では
読みやすい本です。パピル、という妖精が
出てきます。
押し付けがましくないカウンセリングの内容。

ごく簡単に言えば、
思い込みを外して、楽になったら？という事
です。

甘えてはいけない
頑張らないといけない
執着を手放したい
どちらかに決めないといけない
嫉妬してはいけない
などなど

マイナス感情についても、なぜ、ダメなんですか？と問います。
ドロドロとした感情は、見て見ぬフリすること
があります。でも、ちゃんと向き合ってみると
意外と生きるために必要だったりもします。
自分が苦しめられていると思っている感情は、
執着ではなく願いだったり
嫉妬ではなく希望だったり

するんですね。
カウンセラーが問いかけでできることって、
大きいんだなぁ、と思います。
たった一言、二言の問答なのに。

問いかけが刺さると、自己成長をするんですね。

次は同じ著者の
カウンセリングで何ができるか、
を読んでみようと思っています。精神領域の
重たい話も入ってくると思いますが。
今回の本は、ライトです。だれにでも起こり
得る事例ばかり。

私はこの本で
心底、救われた気がします。

正しい正しくない、ではなくイージーに
損か得からで考えてもいいし、
色んなキャラを使い分けながら、生きます。

興味深い挿入話「MBAホルダーの旅行者とメキシコ人漁師」
参考:ハーバード流『第二の人生』の見つけ方