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逆を突いてレアな存在になる

企業が商品やサービスを売る代表的なセオリーとして「差別化」があります。
この「差別化」、「他には無いもの」という感じで考えるとなかなか難しいものです。
でも、「逆を突く」という視点で考えれば、ちょっと考えやすくなります。投資業界でいう「逆張り」ですね。
世間で流行っているもの、常識とされているもの、そんな潮流に逆らうように逆を突くんですね。
以前、こんなキャッチコピーで求人PRをしている会社がありました。
「離職率100%」
一般に、離職率は低い方が良いとされ、定着率が高い=働きやすい、という指標となっているのが一般的です。
でもその会社は、一定期間その会社で経験を積み、「卒業」していくんですね。
終身雇用崩壊、人生100年時代、副業解禁などの動きも相まって、それなりの説得力とインパクトがありました。

そしてこの「差別化」は、個の時代といわれる今、人についても同じことが言えると思います。
ドライな社風の中では、熱い人間が差別化になりますし、逆もまた然りです。
そしてこの差別化は「レアな存在」と言い換えることもできます。
ヤンキーが大半の教室では、真面目な学生がレアですし、真面目な学校ではヤンキーがレアです。
つまり、差別化をするには、世間の常識を把握して、その逆を突いてレアな存在になるということですね。
この「逆を突く」という発想は、考え出すととても面白いのでオススメです。
いくつか面白いものを見つけたので最後にご紹介。
・パワハラ防止法定化→パワハラ体験会「さあ、パワハラしよう!」
・スマホ中毒→圏外旅行
・昼の図書館→酒が飲める夜の図書館

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