人を動かす三原則とは?


デール・カーネギー著の「人を動かす」の中で、「人を動かす三原則」というものが出てきます。
これについて、自分ごととして考えてみました。

1)相手を批判しない。
仕事について他人と議論を交わすとき、往々にして主張が異なります。ある人は「それはAだ!」と言い、ある人は「それはBだ!」と言います。
自分と異なる意見をぶつけられたとき、「それは違う!」と思ってしまうのが普通だと思います。
ここで問題は、「なるほど、そういう意見もあるのか。」と受容するのか、「なんだかわからないけど、それは違う。」と拒絶する、のどちらかということです。
人は「知らないこと」「理解できないこと」を無条件に拒絶してしまう生き物のようです。
「わからない」=「自分が知らないことが恥ずかしい」→拒絶する。
という意識の流れかもしれません。
でも自分の知らないこと、異質なものをすべて拒絶してばかりでは、自分の器が大きくなっていきません。
まずは相手を批判せず、「違うものとして受容すること。」そこから議論を始めても決して悪くはないと思います。

2)素直で誠実な評価を与える。
特に日本人の特性として、相手を素直に褒めたり、率直に意見を伝えたりするのが不得意なようです。
外国人から見るとそれは顕著に映るようですね。
問題は、ポジティブな評価であっても、それをストレートに伝えられない、という点だと思います。
人を褒める、というのはお金のかからない報酬です。せっかくその人の良い点を見つけたのなら、素直にそれをフィードバックすることが大切ですね。
僕もあまのじゃくな性格なので、なかなか人を褒められないのですが、、、。

3)強い欲求を起こさせる。
カーネギーは、「相手の立場に身を置き、相手の視点から物事を考えることが大切だ」と記しています。
つまり、相手が「行動したい!」という欲求を持つにはどうしたらいいか?それを相手の立場になって考えることです。
「自分だったらこの場面でこう言われたらやる気出るなぁ。」と想像することですね。
この「自分が相手だったらどう思うか?」という視点は、よく聞く話でありながら、つい実践することを忘れてしまうことです。

相手を無理やり動かす、というよりも、「気持ちよく動いてもらう」という三原則のようですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?