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”Social Mirai Design”「激変する時代の未来デザイン」(第2回)

第2回は、一番の目的だったstudio-Lの山崎亮さんの講座と対話セッション。あまりに学びのあるインプットが多すぎて、いまだに頭がわーってなってます。が、忘れないように5つにポイントを絞って書きます。
1)社会的処方へのアドバイス
「つながりを必要としている人ほど、外出の機会が少ない。そういう方たちにどうアプローチしたらいいか?」という質問に、一番に答えていただき感動。
そういうつながりの少ない方にも、近い関係の人がいるはず。人によってポイントの違いはあれど、「楽しいこと」があればちょっと覗いてみよかな、という気持ちになるかもしれません。
だとすれば、その地域でたくさんのテーマで、いろいろな種類の「楽しそうなこと」を起こしていくこと。そうすることでその人に直接ではなくても、関係の近い人が「なんか面白そうだから一緒に覗いてみない?」というきっかけになるかもしれません。
また、一気に拡大したオンラインという手法も、「画面なし、音声なし、よければチャット」でもいいから耳だけ参加ということであれば、ハードルも下がります。
不登校の子どもがオンライン授業になって参加し始めるという事例もあるそうです。
2)「正しさ」で議論しない
地域の課題を解決しようとするワークショップでは、「正しさ」で議論しようとすると敵対したり、主張がいくつにも分かれてしまったりします。
でも、楽しい・かわいい・かっこいい・美味しい・気持ちいい・おしゃれ・美しいなどの視点で話し合うと、共感できる可能性が非常に高くなるといいます。
おおむね正しいという方向さえ決まったら、「楽しい」などの視点に「接続」していくことで、意見が対立し合わず、うまくいきやすい。何より目的は地域で住む人達が楽しく、豊かに暮らしていくことなのですから、この視点は大切ですね。
3)自分のアイデアを通したら負け
これはコミュニティデザインに限ったことではないと思います。組織においても、自分のアイデアや主張を通し過ぎてしまうと、周りは「やらされ感」を抱き、主体的に動く原動力を失ってしまいます。
自分のアイデアは(自分で愛着が沸いてしまわない程度に)ふんわりと持っておき、そこから外れても許容できるようにしておくことがポイントです。
4)正解のために生きてるんじゃない
持続可能性や効率、そういう考えのために「いまの幸せ」を犠牲にしてしまうのであれば、生きる目的って何だろう?ってことになってしまいます。
「人は正解のために生きてるんじゃない。」「今の社会は正解を求めすぎる。」という言葉が響きました。
5)おもてなしワークショップ
ワークショップに限らず、会場に足を運んでくれる参加者に「おもてなし」をするって視点は多くの場面に意識したいと思いました。
気持ちを上向きにする効果はもちろん、「えらそうな話をしたくなくなる雰囲気をつくる。」ことや「面白いアイデアを言いたくなる雰囲気をつくる。」という視点は、会場の飾り付けが参加者の思考を左右するという意味でとても参考になりました。

ほかにもたくさん。本当に学びの洪水のような時間でした。

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