きっかけは何になるか、いつくるかわからない
こんにちは。しー(ツマ)です。
今年は秋が長いのかなぁ、あたたかいままなのかなぁなんて思っていたら、突然寒い風がぴゅーぴゅーと吹き荒れて、慌てて上着を二重にしました。今年もしっかり冬はやってくるみたいです。
やっとやっとやっと
先日、わたしたちがお店をやろうと思うきっかけになったと言っても過言ではない、“cafe hinode”さんへ、gururiをオープンしてからやっと(本当にやっと!)お伺いしてきました。
コロナのこともあってなかなか県外へ行けなかったことも相まって、2年半以上振り。
インスタではいつも拝見していて「ああ行きたいー」とカズさんといつも話していたので、念願の!hinodeさんです。
実は、北海道から関西に引っ越して一番初めに住んだ場所は、樟葉駅からほど近いところでした。hinodeさんがあるのは、4駅どなりの枚方公園駅近く。
樟葉にいた頃はまだ自分たちがお店をするなんて微塵も思ってもいなかったから、あの頃の自分たちが知ったらびっくりするだろうね、懐かしいね、と話しながら坂道をのぼり細い道を抜け、たどり着いた時には、思いが高ぶってなんだか少し感動してしまっていました。
hinodeさんに行きたかったのは、お店にお邪魔したいという気持ちももちろんあったのですが、なんというか、gururiに関して勝手にすごく恩を感じていて、ずっとお礼が言いたかったんです。
忘れられない出来事
まだgururiを始めていなかった頃、hinodeさんにふたりでお邪魔させていただいた時、たまたま居合わせたご年配のお客さまがにこにこしながらわたしたちに言いました。
「良い店でしょ。この人たちがやってるのよ、素敵でしょ。だからわたしここが好きなのよ」
これが、すごく色濃く、自分たちの記憶に残っています。
そして、この出来事が、わたしたちがgururiの形をはっきりと思い描くきっかけになったのだと、思い返してみて思うのです。
お店をやりたい、と思い始めてから、ぼんやりと自分たちの頭の中にあったお店の形を、初めて現実のものとして見ることができた日。
あたたかい日差し
風に揺れる緑
使い込まれた木のテーブルと椅子
そして、何よりお客さまとの距離感・空気感
その日、お会計の時に「いつかお店をやりたくて」と話したわたしたちに、短い時間だったけれど色々と教えてくださって「頑張ってくださいね!」と背中を押してくれたhinodeさんご夫婦。そのお人柄のあたたかさも相まって、
「そう、そうなんだよ。これなんだよね、自分たちがつくりたいお店って、こうだよね。来てくれるお客さまから『この人たちが素敵だから、ここが好き』と言ってもらえる、そんなお店にしたいよね」
とふたりで興奮しながら駅までの帰り道を歩いたことを、昨日のことのように思い出します。
きっかけは何になるか、いつくるかわからない
まだ物件も決まっていなくて、ぼんやりとしかお店のことを考えていなかったあの頃。それでも、自分たちがやりたいお店、つくりたいお店の形をはっきりと描けたことで、”gururi”が手の届くところに見えたあの日。
それまでにもカフェやお店を巡ることは好きだったし、それなりにたくさんいろいろなところへ行っていたし、将来の自分たちのお店の参考にしようと訪れたお店もあったけれど、まさか、休日にふらりと訪れたお店での出来事が、はっきりと自分たちのお店の姿を思い描くきっかけになるとは思っていませんでした。
きっかけは何になるか、いつくるかわからないもの。
先日、そんなhinodeさんがgururiに来てくださいました。おふたりが席に着いている姿を見て、ものすごく嬉しかったと同時に、なんだかとても感慨深い気持ちになりました。自分たちのお店にhinodeさんご夫婦がいるなんて!と、ランチタイム真っ最中で忙しい時間帯だったのに、カズさんとふたりで興奮状態です。笑
帰り際、少しお話させていただいた時に「無責任に背中押しちゃったーと思っていたけど、押して良かったです」「来させてもらってすっごく刺激もらいました!」とおふたりに言われて、そんなふうに思ってもらえたなんてとまた感激。(この日は感動しっぱなしでした)
ほんとに、何度も言ってしまいますが、きっかけは何になるか、いつくるかわからないもの。
これからだって、gururiにとって、自分たちにとって、何がきっかけになるかまったくわかりません。
でも、何でも、いつでも、きっかけはやってくるし、それをキャッチできるアンテナを常に張っていたいなと、思います。
ぴぴぴっとキャッチして、マイペースに前進前進。
しー(ツマ)でした。
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