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スカッターでものづくりチャレンジ:ちびっこと一緒に、BBQフォーク/フルーツピックづくり

ぐり と グリーンウッドワーク

少し前ですが、とてもすてきな刃物と出会いました。その名は「スカッター」。

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子どもの頃、鉛筆を削るのに使ったことがある、という方も多いかと思いますが、私は今まで知らなくて。

このデザインを見たとき、天才!と思いました。。刃の先に「安全ガード」があるので、ちびっこのファーストナイフにいい。。

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右利き用と左利き用があって、価格も手ごろです。

つくっておられるのは、刃物のまち、岐阜県関市にある義春刃物さん。(関市は、森林文化アカデミーのグリーンウッドワーク指導者養成講座に関東から高速バスで通うとき、いつもお世話になっていたまちで、それだけでもありがとうの気持ち)。

ちなみにモンテッソーリ教育の「こどもの家」でも、スカッターを取り入れているところが多いようです。学齢になる前のお子さんでも上手に鉛筆を削っているそう。「こどもの家」では、ちびっこの小さい手で快適かつ安全に使える道具選びにこだわっておられるので、そこで採用されているということは大きいなと思いました。

で、スカッターは、鉛筆を削る以外にもいろいろできるんではないか、と思ったので、夏休みに合わせて、「スカッターでものづくりチャレンジ」を試みました。

■スカッターで、BBQフォーク/フルーツピック

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キャンプ先で、おうちで、親子でチャレンジできそうに思いました。よかったら。。

【用意するもの】
・スカッター(右ききの人は「右きき用」、左利きの人は「左きき用」を)
・枝(毒性のない樹種で、太さ1cmほど+まっすぐめでフシのない部分が5cmくらいあるもの+芯の部分が直径0.5cmくらいあるとgood)※写真ではアカメガシワを使用してます
・だんごの串(スーパーなどで売られている串だんごの串)

【つくりかた】
なぐり書きメモですみませんが……。

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樹皮をむくときは、木口から爪でひっかけてめくれるようなめくり(めくれてきたら途中でハサミでカット)。もしくはスカッターで削りましょう。

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△スカッターで樹皮をむくときは、左手の親指で刃の峰を押す感じに。右手はスカッターを軽く木に押し当てる感じで。

フォーク部分をつくるときの逆手押し削りとは、こういう削り方です。

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*膝の上に、材と、材を握っている手を置いて、しっかり安定させる(材の先端は、膝より向こうに出しておく)
*スカッターは小指側が刃の根元にくるように、仰向けに握る
*刃を、材に対して斜めに当てる
*刃先にぐっと体重を乗せるようなつもりで下向きに圧をかけつつ、先端まで一息に削る(一度に削る厚みは、紙一枚よりやや厚めくらい。何度もくり返して薄めていく)。

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この削り方だと、力の弱い人でも、効率的に力を刃に伝えることができて、スーッとなめらかに、サンドペーパー不要なくらいツヤピカに削りあがります。

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△②で削ったあとのフォーク部分のサイドビュー。

芯のこそげとりには、指やだんごの串がちょうどいいです。だんごの串は太い側、細い側の先端を上手に使い分けて。

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フォーク先端をとがらせるときは、鉛筆削りの要領で、先端を削ります。これはスカッターの標準的な使い方。メーカーさんのサイトで、ちびっこに使ってもらうときに大人が注意したいことについて、すばらしい説明がありますので、一読されることをおすすめします!

柄尻(持ち手の先端)を面取りするときも、鉛筆削りの削り方です。持ち手の樹皮をどのくらい残すとか、柄尻をどんな形にするかなどは、各自のセンスで。スカッターでできることにやや限りがあるけれど、創意工夫を愉しんで。

■使い道によって、仕上げ方を変えて

キャンプ場などでは、長いままにして、マシュマロを刺すのに使ったり。。

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おうちでフルーツピックとして使うなら、短くカットして、柄尻を整えて。フォーク部分をもっときれいに仕上げたかったら、サンドペーパーをかけるもいいでしょう。そして最後に、仕上げの塗装をすると丈夫になります。

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△シンワの工芸うるしは、食品衛生法に適合した合成うるし。フォーク部分や柄尻に塗れば、耐水性があがって丈夫になります。「透明」カラーがおすすめ。

■※ちゅうい※はじめは必ず大人のひとと一緒に!

えんぴつなどの「木」が削れるような刃物は、特に鋭くなっているので、ちょっと当たっただけでもケガするリスクがあります。

スカッターは安全ガードがついているため、ふつうのナイフよりは安心ですが、それでも本人が使い方をしっかりマスターするまでは、大人のひとが必ず見守って、必要なフォローをしてあげてください。

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■大人向けバリエーション:木工用ナイフでつくるレターオープナー/パンケーキ用ナイフ

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もう少し太い枝と、安全ガードのついていない木工用ナイフ(MORA106など)があると、だいたい同じような工程で、こういうのもつくれます。

フルーツピックとの違いは、サイズと、ナイフ部分の形(フォークにしないため、芯の部分はこそげない+左右非対称にナイフの形に整える)、あとナイフ部分が持ち手と出会う境目をきっちり削るところ(この工程はスカッターではできないです、安全ガードがあるため、枝の表面から垂直に切れ込みを入れることができません)。

ナイフ部分に残っている芯の部分はもろいので、長く使うには耐久性に難がありますが、キャンプ場でつくってその場で使うくらいなら持ちますし、おうちではレターオープナーとしてなら愉しく使えます。仕上げ塗装をして強度を上げれば、おうちでの食事用にもある程度使えます(お肉などは切れないけれど、パンケーキくらいなら切れます♡)

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スカッターでのBBQフォーク/フルーツピックづくり木工用ナイフでのレターオープナー/パンケーキナイフづくり、どちらも湘南の「ぐりとグリーンウッドワーク」にて体験いただくこともできます(13時~16時くらい、日程応相談、道具貸与・材料込み、おひとり3,500円、親子ペア5,000円、親1人+子2人6,000円、親2人+子1人8,000円)。

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通常の「木削りセッション」は女性限定ですが、親子でいらっしゃる場合は性別不問です。

サイトのcontact欄「お問合せフォーム」からご連絡ください。
ぐり と グリーンウッドワーク:https://guritogreen.com/


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グリーンウッドワーク(理由あって切られた木を手道具で削る、暮らしの道具づくり)をたしなんでいます。身近な木々と親しむこと、手仕事がもたらす安らぎを生活に取り入れることで、自然の声、天の声、心の声を聴けるようになりたいです。基本週末更新😊細かい話はguritogreen.comで。