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ぐん税ニュースレター vol.26 page01 -ご挨拶-

 皆様 いかがお過ごしでしょうか?

 もう第4四半期、残すところ2022年も3ヵ月を切りました。今年にやり残したことを何とか仕上げないと、来年を迎えることができないと私は焦っています。仕事的には先月号でお伝えした事業再構築補助金を10件以上申請することとM&Aを2件やることが目標です。
 さて、面白い動画を見つけましたので、皆さんにご紹介したいと思います。河野玄斗さんというタレントYouTuberで勉強法とかを教えている人がいますが、彼は26歳、東大医学部卒業で、21歳の時に弁護士の予備試験に、今年に公認会計士試験に合格予定(自己採点では)ということです。彼が、これまで受けてきた試験を体感して、それぞれの試験の難易度をYouTubeで語っていました。体感では順番は次の通りだそうです。

  1. 司法試験予備試験ルート

  2. 東大と公認会計士が同じレベル

  3. 司法試験の法科大学院ルート

  4. 医師国家試験

 ちなみに、司法試験(弁護士試験)は法科大学院(2年から3年)を卒業してから試験を受けるルートと、予備試験という試験を突破してから試験を受けるルートがあり、後者の方が数段難しいということです。法科大学院も卒業するだけでは司法試験に合格するわけではありませんが、大学院に入学するのは比較的簡単なようです。
 医師国家試験については、ほとんどの人が合格する。医学部もピンからキリまであり、医学部に入学さえすれば合格するということなので、いちばん簡単だということでした。

 「なーんだ、医者って簡単になれるのか」って思った人いませんか?医師は人数も多く日本には34万人もいます。公認会計士は3万7千人、弁護士は4万2千人です。勤務医はそれほどの所得はありませんが、人柄のいい人が多い印象です。一方で開業医は変な人も多く、人を見下したり、不正をして金儲けをしたりするような、人格崩壊している人もちらほらと見かけます。僕の体感ですが。

 さて、もう一つYouTubeで面白いものを見つけました。京都橘高校の吹奏楽部のマーチングバンドが10月10日の台湾の国慶節(建国記念日)でパレードを披露して、台湾中で大歓迎されています。いくつもYouTubeにアップされているのですがまだ1週間しかたっていないのに再生回数100万回超えの動画ばかりです。これを見て久々に感動してしまいました。総統の蔡英文さんも挨拶をしたり、手を振ったりで大歓迎でした。また観客も興奮している様子が見て取れました。京都橘高校は中高一貫の私立高校で昔は女子高だったので女子が95%ですが、その吹奏楽部は全国大会で何度も金賞受賞しているそうです。また、アメリカのカリフォルニアのパサデナで行われるローズパレードにも2012年と2018年に出場していてこれもとてもすごい事なんです。世界中から応募が来るので、200超の応募者の中から30団体しか選ばれないという競争率だそうです。一度出ると5年は出られないというルールで2回も出場するのは稀だそうです。このローズパレードの様子もYouTubeに挙げられていて、橘高校吹奏楽部のパレードの総再生回数は1億回を超えているそうです。
 音楽のレベルも高校生の最高レベルであるだけでなく、行進したり、ダンスをしたりしながら演奏するという信じられないパフォーマンスでした。僕も何回も繰り返し見てしまいました。日台親善にも大きな貢献となって、台湾の人たちもとても喜んでいて全土で評判になっているそうです。
 この京都橘高校吹奏楽部はニックネームがユニフォームの色から「オレンジの悪魔」というのですが、その方針は「教えない」というのでびっくりしました。「オレンジの悪魔は教えずに育てる」という本が23年顧問を務めた田中宏幸先生が出版して、その翻訳が台湾で出版されたこともあり台湾では社会現象になっているそうです。
 アマゾンで「オレンジの悪魔は教えずに育てる」を調べてみたら、☆が4.5で70パーセントが☆5でした。その中でまとめている人がいましたので、ご紹介します。

1)大会でどんな良い賞状をもらうより、橘でしか出来ない最高の経験をたくさんする方が大切だ。それをプロデュースするのが顧問の仕事だ
2)役員(部長1名、副部長2名の総務とドラムメジャー(マーチングのリーダー)1名の合計4名)は部員の全員投票で決める(民主的な方法;現場の判断はやはり正しい)。
3)サブドラムメジャー(3年生になったらドラムメジャーになる)は入学6ケ月後の1年生から選ぶ。難しい、眼力がいる。1年生の新サブドラは2年生の新ドラムメジャーと3年生の現役ドラムメジャーについて修行を開始する。
4)マーチングはドラムメジャーが各パート(木管、金管、打楽器、カラーガード)の代表を4名選んでマーチング構成係を作って、コンテを書き、演技、演出も考える。ダンスの振り付けも自分達で考える。
5)マーチングは自分達でやっているんだという強いプライドと負けん気、そして何よりマーチングに対する情熱と意欲があるため、コーチと顧問は部員たちの自律性に任せる方針を採っている。
6)3年に一度のハワイ交換旅行では、現地の吹奏楽部保護者会の家庭にホームステイし、素朴で素直な優しさに触れる経験によって、部員たちの心を育てるアロハ体験が出来た。
7)その人の内側から自然に湧いてくるもの(=やる気、自律性)に動かされて、自分が頑張りたいから、頑張る。
8)弱い先輩がもっと弱い後輩を指導する(=弱弱指導法)がチームの自律を可能にする。顧問も教えない指導法(教えない、指示しない、近付かない、口を出さない)に徹して、部員が自分で考えて動く自律性を育む。
9)橘スマイルは自分が楽しんでいるからこそ出てくる。自分が楽しまないことには、人を楽しませられない。
10)『あの子たちの演奏は、終わると心に熱が残る。その熱がじんわり涙になってこぼれてくるんですよ。』

 組織作りは人づくりですね。指導法が経営に利用できないものかと考えてしまいました。生徒の自主性を重んじるということと、リーダーを1年生の時に選んで英才教育するというのが鍵だと思いました。

 皆さんも一度、橘高校のパレードをみてください。感動してジーンときますよ。
https://www.youtube.com/watch?v=N-zw-ERtkgk

 日本の衰退が語られていて、僕自身も日本は先進国から脱落するんじゃないかと将来が不安でしたが、日本にこんな高校生たちがいるんだと知って、とても元気づけられました。大谷翔平選手も大リーグで大活躍しているし、若年人口が減っても日本人のレベルはまだまだ世界一流です。僕ももうそろそろ還暦ですので、これからの世代に期待して、若い世代の力を伸ばすことに協力していきたいと思います。

 日本経済はダメだから円安だなんて、マスゴミは相変わらず反日的なことばかり言っていますが、日本は絶対に復活します。2年以内に円ドルは100円未満となると予言して、筆をおきます。

ぐんま税理士法人
代表社員 小林 浩一

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